「THE 有頂天ホテル」

イイノホール「THE 有頂天ホテル」試写会。
「「新選組!! 土方歳三最期の一日」」、「古畑任三郎」ファイナルとお正月に向けて何かと話題の三谷幸喜脚本・監督作品。
三谷幸喜脚本作品は大好きです。舞台以外は全部観ています。
作品だけでなく、人間としてもとても魅力的な、気になる存在。

THE 有頂天ホテル スペシャル・エディション

映画は、信念新年をあと2時間前にしたホテル・アバンティを舞台に繰り広げられる群像劇。
TVのチャンネルを変えるように、次々と場面転換。しかも、いくつかの場面で、ワンシーンワンカットの長回しをじっくりと見せてくれる。（いくつかと思ったら、ほとんどがそうだったそうです！）
さすが、舞台劇を書いている人なんだなあと思わせる演出。
登場人物の誰かが喋っている後ろ側で、必ず他の誰かが何かをしている、というような計算し尽くされた構図、役者達の間、もの凄いスピードで飛び交うセリフに、まるで舞台のお芝居を観ているような気分になりました。

THE 有頂天ホテル スタンダード・エディション

キャストが豪華過ぎる程豪華で、しかも１人１人、皆が魅力のある俳優さん達なので、画的にも、お芝居としても、つまらないシーンや中だるみという事が全くなく、2時間16分もノンストップ！ハイテンションで突っ走る感じでした。
観ている時は意識していなかったのだけれど、これ、映画の中の2時間がそのまま上映時間の2時間という事なのでしょうか？　あ、もしかしてそういう映画だったのかな!?　そう考えると、時間の経過も含めてもう一度じっくり観てみたくなりました。

とにかく、場内が大爆笑で、みんなの笑い声でセリフが聞こえない！という事が何度もありました。これって凄いことですよね！
しかも、今日の客層はほとんどが女性で結構若め。若い女性達に大受けしていたので、この映画は「みんなのいえ」以上のヒットは間違いないのではないでしょうか。

普段映画をあまり観ないような人にも、どなたへもお勧めできる映画だと思います。
誰が観ても、絶対に、最低一回は、身体を揺らす程の笑いがある事でしょう！

エンドロールが終わって明るくなる前から、「凄いおもしろかったね〜！」という感想があちらこちらから聞こえてきました。こんな反応の良い映画も久し振り。
確かこんな反応の映画があったよな、と思い出したのは「笑の大学」でした。
あの時は年配の方に囲まれての鑑賞でしたが、おじいちゃんおばあちゃん達の大笑い、思わず「うぷぷっ」ともらす笑い声に包まれて、幸福な時間を過ごしました。

三谷幸喜さんは、監督した自分の映画に対して結構厳しい反応をされる、自分のおばあさんに笑って欲しくて、それを目標に映画を作っていると以前書いていましたが、「有頂天ホテル」を観て、三谷さんのおばあさまが果たして一体どんな反応をされたのか、凄く気になるところです。


THE 有頂天ホテル オリジナル・サウンドトラック音楽も豪華で華やか！　歌手役が何人も出てきてライブのシーンもあるのに、クレジット曲が凄く少ないのにはびっくりしました。あと、キャストが全員知っている名前のせいか、エンドクレジットが短いのにもびっくり！


三谷幸喜のお仕事、舞台、映画、ドラマの裏側や妻・小林聡美と愛犬達との日常を自らがボソッと明かすエッセイ本「三谷幸喜のありふれた生活」シリーズの4巻「三谷幸喜のありふれた生活 4 冷や汗の向こう側」がちょうど発売されていたので今日帰りに買ってきました♪
「新選組！」の放送中の頃のお話から、映画「笑の大学」の裏話、プロ野球から犬の散歩、ガチャガチャに興じる日常生活まで、三谷ファンには本当に楽しくて、ためになる本。
和田誠さんのイラストが温かくて三谷さんにぴったり！


新選組 ! 完全版 第壱集 DVD-BOX
新選組 ! 完全版 第弐集 DVD-BOX
TVnavi特別編集 「新選組!! 土方歳三最期の一日」 メイキング&ビジュアル完全ガイドブック
初めて最初から最後まで見通した大河ドラマです。

Comments

こんばんは、いもロックのいもです。
またおじゃまさせていただきました(^^)

THE 有頂天ホテルの試写会、応募しまくってようやく当選しました。
先月ひと足早く試写会を観た友人から「場内笑い声の連続だった」と聞かされていたのですが、私が観たときは運悪く途中で音声が途切れるというハプニングがあったせいもあり、いまいち盛り上がりに欠けてしまいました。（残念）
でもあれだけノンストップで見せるという手法はスゴイですよね。

ところで京都にいらしてたんですね☆
bakabrosさんの食べ物の写真は本当に美味しそうに撮れててヨダレもので拝見させていただいております(^^)
また寄らせていただきますネ。

Posted by いも at 2006年01月11日 00:31

いもさま。いらっしゃいませ♪
音声が途切れたのは残念でしたねー。勢いが売りみたいなところある映画ですからね。
こちらの会場は大受けでしたね〜。
私はコメディを見ても滅多なことでは声を出して笑ったり、体が動く事がないのですが、今回は思わずウププっと笑ってしまうシーンがいくつかあったので、かなり点数高めです。
確かに、爆笑はしなかったですけどね。

写真、おいしそうと言って頂いて嬉しいです！　京都のはデジカメで撮ってきたのですが、加工が難しくてあまり良い出来とは言えないのですが……。いもさんのコメントを励みにしてこれからも頑張ってヨダレの出る写真を撮りたいと思います！

Posted by bakabros at 2006年01月11日 01:31

こんばんは。見てきました♪

エンドクレジットが短くて私もビックリしました、最近の映画ではめずらしいですよね〜。
そして、慎吾くんのあの曲いいですよね♪
YOUの歌も素敵でしたし〜。

ホテルのその場に自分も居るようなそんな気分になる楽しい映画でした＾＾）

Posted by ぷちてん at 2006年01月14日 22:18

こんにちは。
そういえば、私も声を出して笑ったのは
「笑の大学」のとき以来かもしれないです。
日本語なのでダイレクトに来るのもいいですね。

三谷幸喜が自分のおばあさんに笑ってもらうことを目標にされているとは知りませんでした。
一度、私も祖母と一緒に見に行ってみようかな。

Posted by ゆづあげ at 2006年01月15日 01:19

初日に観に行ったのですが20分前で、立ち見だった為、次の回に1時間前に並びました。豪雨だったのですが、凄い人でした。想像以上に面白くて満足でした。ＴＢさせてください。

Posted by morey's room@yuki at 2006年01月15日 01:21

ぷちてんさま。こんにちは！
慎吾ちゃんの歌は甲本ヒロトの作詞作曲で、知らなかったと思ったら、書き下ろしだったんですね!?　ヒロトファンだったので嬉しかったです♪

ゆづあげさま。こんにちは！
微笑ましいエピソードですよね。
ちなみに「ラヂオの時間」は「なんだかわからなかった」で、「笑いの大学」は「前のよりは良かった」という感想だったそうです。きびし〜!!

morey's room@yukiさま。こんにちは！
豪雨の中でもそんなに盛況だったとは、なんか嬉しいですね♪
「映画が終わった後のアッと驚く仕掛け」って、本当に何だったんでしょうね。もしかして編集でカットされちゃったのかな!?

Posted by bakabros at 2006年01月15日 02:58

TBさせていただきました。

＞みんなの笑い声でセリフが聞こえない

自分もそうでした！
映画料金以上に楽しめました。

Posted by trichoptera at 2006年01月15日 05:02

trichopteraさま。こんにちは！
笑い声でセリフが聞こえないって、本当に凄い事ですよね。あれだけ多くの人たちの笑い声に2時間包まれているというのは、とても幸せな体験です☆

Posted by bakabros at 2006年01月15日 17:11

TBさせて頂きました。
試写会見たのが同じイイノホールだったので♪
この映画素直に笑えますよね。そして素直な気持ちになる。素敵な映画だと思いました。ポジティブな映画だと思います。

Posted by mwezi at 2006年01月17日 13:15

mweziさま。こんにちは！
同じ会場だったのですね。
凄くうけていましたね♪　少しずつ心をオープンにさせていってくれるような、本当にポジティブな映画でしたね。幸せな2時間でした。

Posted by bakabros at 2006年01月17日 17:29

こんにちはTBさせてもらいました。

本当に楽しい映画でした。
こんな映画は大人数でみんなで笑いながら観たら楽しいでしょうね。

私が観たときは１０人くらいでちょっと寂しかったです。

Posted by 座長 at 2006年01月19日 17:37

座長さま。こんにちは！
試写会場はほぼ満席で大受けしていたので、見ているだけでも幸せな気分でした☆
初日は満員の映画館が多かったみたいですが、もう落ち着いてきたのかな？ 凄く評判いいみたいなので、ロングランして欲しいですね〜♪

Posted by bakabros at 2006年01月20日 00:17

ところで質問ですがエンドクレジットってなんですか？
TBさせていただきますね

Posted by マー at 2006年01月21日 15:10

マーさま。こんにちは！
エンドクレジットは、エンドロールとも言いますが、映画の終わりに出演者、スタッフなどの名前が流れる、あれの事です。
最近のハリウッド映画等で、凄く長い物とかあるので、それと比べると短いと思いました。

Posted by bakabros at 2006年01月21日 16:27

お邪魔します〜♪

僕と三谷ワールドって相性悪いのかな？イマイチだった、沢山散りばめられたハプニングが、ちょっと多すぎて、整理されてないように感じました。

関西の某映画館で観たのですが、笑い声で台詞が聞えないような状態に陥りませんでした・・・（汗）

Posted by はっち at 2006年01月23日 00:18

はっちさま。こんにちは！
他にもあんまりと言う方がいらしたので、「関西では三谷幸喜作品の笑いってどうなんだろう？」と思っていたところでした。
テレビ的と言えばそうなのかな？　実際に見たことはありませんが、舞台的なのかなとよく思います。関東的な笑いなのでしょうか!?　それとも、関西の方がお笑いに厳しいだけなのかな??

Posted by bakabros at 2006年01月23日 02:15

こんばんは、先日は間違いコメント残してしまい大変失礼いたしました。

この映画、面白かったです。もう５分おきくらいに笑ったといっても過言じゃないくらいです。
沢山のキャスト出てましたが上手くまとまってるのも凄かったですね。

Posted by Hitomi at 2006年01月26日 21:46

Hitomiさま。こんにちは！
HitomiさんのHPリンクが“Miracleman”のページになるのが凄く不思議で気になってます。
三谷幸喜のコメディは、もう一度見てみたいと思わせるところがスゴイなあと思います。

Posted by bakabros at 2006年01月27日 00:30

お久しぶりです。
ちょっと前の記事なのですが、TBさせていただきました。

最近忙しくて映画が見れてなくて残念ですが。
先日ついにダヴィンチコードを見てきちゃいました！
感想も書いたので、よろしければ
また遊びに来てくださいね☆
それでは。またおじゃましまーす♪

Posted by ＊りお＊ at 2006年05月23日 21:52

＊りお＊さま。こんにちは♪
前の記事へもTBして貰えると嬉しいです〜！
ダヴィンチ・コード、まだ観ていないのです……。
最近試写会で外れた映画はそのまま観ずに終わる事が多いのですが、ダヴィンチ・コードは見に行かなきゃ！　りおさんのサイトへもまた遊びに行きますね〜☆

Posted by bakabros at 2006年05月24日 15:33