2006年01月22日

「ディナーラッシュ」

ずっと観たかった映画をやっと観ました。
ニューヨーク、トライベッカの人気レストランを舞台に繰り広げられる一夜のディナーラッシュ。
ディナーラッシュ ~スペシャル・エディション~ ディナーラッシュ ~スペシャル・エディション~
見る前は、出される料理や、料理人、厨房での調理のやりとりがメインになっているのだと思っていました。
それが、意外にも物騒な感じの始まりに、マフィア物好きな自分はぐいぐいっと引き込まれて行きました。
どうやら、料理のレシピを勉強するような映画ではなさそうな展開。
3ヶ月先まで予約の取れない人気レストランを舞台に、オーナー父子の葛藤、料理人達、そこへ訪れる様々な客達の人間模様を、サスペンスを味付けに丹念に描く群像劇でした。

素晴らしい料理を作る料理人だって、いい人だとは限らない。
スポーツ賭博に夢中になって、厨房を抜け出してはウェイトレスの彼女と逢い引きしたり。
善人にしか見えないオーナーも、賭博の胴元をしていた過去から新手のマフィアにつけこまれ、困っている。レストラン評論家もシェフと寝て、つける点数も甘口に??

そんな雑多な出来事をドキュメンタリータッチで、まるで映画を観ている自分が、同じレストラン“ジジーノ”に居るような気にさせてくれます。それもその筈、映画中のレストランは、監督のボブ・ジラルディ自身がニューヨークに所有する、実在のレストラン『ジジーノ』を使用して撮影したそうです! 今もまだあるなら行ってみたい! あの臨場感、階段での無駄話とか、リアルさは、本物だったからこそなのですね。

dinnerrush.jpgダニー・アイエロが主要人物を演じるという事だけでも気になっていました。
イギリス版?は彼のポスター。しかも、ジャンルはコメディ!
この俳優さんを初めて観たのは「月の輝く夜に」のニコラス・ケイジが演じたロニーの兄、ジョニー・カマレリ役です。
だからかずっとあの役のまんまのイメージで、お人好しのいい人にしか見えません。

Dinner Rush Dinner Rush アメリカ版は格好良いダニー・アイエロ♪
イタリアが好き、マフィア映画が好き、そして食べる事が大好き!+ダニー・アイエロ好きという私にはたまらない映画です♪
まるで「料理はこの映画の主役じゃないよ」と言うように、料理自体のアップはほとんど映りません。それでも、厨房で振られるフライパンの中身を目で追っているだけで充分に楽しめる。料理の品書きを聞いているだけで、お腹が減ってきます。

ニューヨークのイタリアンレストランが舞台ですが、食というものが全ての源にあるというイタリア気質を堪能させてくれます。
食べることがとても官能的な事だというのを、洒落た映像と音楽で体感出来る映画です。

キャストがとても良かったです。
ダニー・アイエロの息子役ウードを演じた、ちょっとイチロー似なエドアルド・バレリーニ。ギャンブル狂の天才シェフにカーク・アセヴェド。その彼女に中国系のヴィヴィアン・ウー。画家を目指すウェイトレスのマルティ役のサマー・フェニックス(ホアキン、リバティ、レイン、リヴァー・フェニックスの妹!)に、謎のビジネスマン役にジョン・コーベット(「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」の主演の彼!)、と渋くて演技上手な芸達者勢揃いという感じ! 脇の脇まですきのないキャスティングが、映画をよりリアルに見せます。

小粒だけど、しっかりと何回も見返したい、常連になりたい愛すべきレストランのような映画でした。

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posted by bakabros at 20:26 | 東京 ☀ | Comment(6) | TrackBack(3) | 外国映画
この記事へのコメント
あ、この映画猫も意外と好きな映画です。
観終わった後、すっごくイタリアン食べたくなりました(笑)
よく食べに行くお店で、サスペンスはないのですが
プチ・ディナーラッシュ感覚でカウンターから
厨房見てるのは、とても楽しくなります(笑)
ついでに食い意地がはって、オーダーも増えますけど(爆)
Posted by にゃんこ at 2006年01月24日 08:51
にゃんこさま。こんにちは!
イタリアン食べたくなりますよね〜♪
私も厨房が覗けるレストランが好きです。
料理の過程って、観ているだけでもとてもドラマチックですよね! そしてオーダーが増えます☆
Posted by bakabros at 2006年01月24日 11:06
コメント書く時に左のコングがおたけびあげてるからとてもウキウキしちゃうのですが。アランドロンのシチリアーノのって映画むちゃ面白かったけど、覚えていません。カイロの紫のバラのダニーアイエロがとてもやりたい放題でちょっとだけ好きです。
Posted by mcqueen at 2006年01月25日 06:14
mcqueenさま。こんにちは!
「カイロの紫のバラ」では主人公の暴力夫役でしたっけ? この時も不器用で憎めない男でしたね。ダニー・アイエロを中心にして、また観てみたくなりました。
←コングのフィギュア、他の物に替えようかと思ってたところだったのですが、もうしばらく貼っておく事にしました♪
Posted by bakabros at 2006年01月25日 13:35
初めまして。TBさせて頂きました。
「カイロ紫のバラ」少し前に見ました。
へ〜、息子なんですね。
キャストの紹介が詳しくておもしろです。
Posted by ROUinc at 2006年01月27日 11:50
ROUincさま。はじめまして、こんにちは!
息子って、エドアルド・バレリーニですよね、紛らわしくてごめんなさい!「息子役のウードを演じたエドアルド・バレリーニ」という事でした。本文も直しておきました。
また是非遊びにいらして下さいね♪
Posted by bakabros at 2006年01月27日 14:03
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