「フライトプラン」

有楽町朝日ホール「フライトプラン」試写会。
三年ぶりの主演作にこの映画を選んだという事が、まさにジョディ・フォスターという人間を表しているような気がします。演技力は勿論、体力勝負のようなシーンも多いので、ただシェイブされた体というだけでなく、スクリーンから遠ざかっていた間にも本物の筋力が蓄えられていたのだなあと感心しました。
「ターミネーター2」のサラ・コナーを連想してしまいます。
格好良いけど、ちょっとコワイ。近寄りがたい雰囲気を持っている女優さん。
そんなジョディ・フォスターの神経症的な魅力を上手くいかした作りで、どこの国かもわからない冒頭シーンからグイッと引き込まれていきます。

フライトプラン

映画は、始まりから謎につつまれ、最後の方まで、「一体何が真実で正しく、誰が嘘をついているのか？」と推理しながら観ていくので、とても緊張感、緊迫感があります。
設定と描き方には、「フォーガットン」（予告からの印象）とかの記憶もの、「シックス・センス」なんかもチラッと頭をよぎります。 観客も真実探しを強いられる映画ですが、ジョディ・フォスターの演技力はさすが！ です。
精神的に危うい感じをとても上手く演じきっていました。
『子供を女手一つで守る、強くて賢い母親』という設定が、「パニック・ルーム」ともかぶりますが、彼女は本当にこういう役がつくづく好きで、『男がいなくても生きていけるわ』という信条なんだなと勝手に推測しました。
確かに、ジョディ・フォスターならいつの世も立派に１人で生きて行けそう!?とか映画と関係ない事を色々と考えてしまいました。
娘役の女の子がもの凄く可愛いのですが、寝姿が多かったのでその可愛い顔があまり見られなくて残念。
あと、「ロード・オブ・ザ・リング」で人気爆発した、ショーン・ビーンが出演しています。
彼のその後の出演作品「ナショナル・トレジャー」、「アイランド」と見ていると、どうしても「今回もまた悪役か？」と思って観てしまいます。
悪役ばかり演じていながらも、彼の顔とか物腰自体は決してそんなにワルには見えないので、普通のラブストーリーとかも観てみたい気がします♪

　ジョディ・フォスターの真実
その人そのものに強く興味を引かれるのは、トップスターの証拠。何年休んでも色あせません。
　妹ジョディ・フォスターの秘密
俳優でもあった実の兄が、生い立ちから、ジョディの妊娠、同性愛説の真偽までを暴露！
これは、やってはいけない事ですが、気になる〜！　もの凄く読みたいです!!

Comments

お久しぶりです、こんにちわ♪
今年もどうぞ、宜しくお願いします☆♪

見たい作品だけど、
一体どこか見所になるのかなー、
謎解きの部分かなー
それとも、ジュディのアクション？
それとも、子役の演技力のうまさ？
（第二のダゴダ？）
パニック・ルームの単なる飛行機版？
・・などと考えてました(^_^;)

ショーン・ビーンもいいですよねぇ(^^)
本当はいい人なのに、環境が彼をそうさせてしまった・・・みたいな。
ものすごく「普通の」悪な感じで。

公開されたら見に行こうと思ってま〜す♪

Posted by ak at 2006年01月19日 08:28

akさま。こんにちは！
今年も宜しくお願い致します♪

こういう謎解きアクションものって、気になるんですよね〜。私も試写でなければ見なかったかもしれないけれど……。
見所はやはりジョディの演技力！ あとは謎解きかなあ。私はタネ明かしされるまで全然わからなかったです。という事は楽しめたのかも!?

ショーン・ビーン、なんか気になる存在ですね。いい人そうですよね〜？
akさんの映画の感想楽しみにしています♪

Posted by bakabros at 2006年01月19日 15:40

お久しぶりです。今年もよろしくお願い致します。

この映画、設定を聞いたときにも気になったのですが元ネタ映画からの改変に無理があった気がします。

去年から役者の演技力でシナリオをカバーする映画が増えた気がして自分は微妙でした。

Posted by arudenteな米 at 2006年01月20日 13:20

arudenteな米さま。こんにちは！
こちらこそ、ご無沙汰しております。
今年も宜しくお願い致します！
ジョディ・フォスターが出ているという事だけで、なんか強力な説得力があるような気がしてしまいます。主演が彼女じゃなかったら観ていなかったし……。でも、こういう謎解きサスペンスって、気になっちゃうんですよね。「シックス・センス」以降こういう映画のジャンルが出来たような気がします。

Posted by bakabros at 2006年01月20日 15:42

どこかで、最初は主役が父親の設定だったと読みました〜。
ジョディ・フォスターがこの役をやりたいというので、彼女のために書き直したと。

＞『男がいなくても生きていけるわ』という信条なんだなと勝手に推測しました。

私も、彼女の強さを感じましたね〜。
アクションも、強すぎるくらい（というか相手が弱すぎ？）でしたもんね。

Posted by ぷちてん at 2006年01月28日 22:08

トラックバック有難う御座いました。

今回もジョディの演技にはただただ圧倒されました。残念なのはもう少しシナリオが良ければよかったんですけど。

Posted by 名前の無い管理人 at 2006年01月28日 22:20

ぷちてんさま。
父親の設定だったんですか。でもそれだと普通だし、母親で、しかもジョディ・フォスターだったのが良かったような気がします。

名前の無い管理人さま。
ジョディ・フォスターって、やっぱり凄い！
彼女の次回作がやっぱり気になるし、楽しみです。

Posted by bakabros at 2006年01月28日 22:38

お邪魔します。
ショーン・ビーンは、スタンド・アップでも良いおっさん演じてましたが、どうしても登場したら条件反射的に「犯人はオマエか！」って思ってしまいますねぇ〜♪

ジョディも鬼気迫る演技してたと思うけど、ジョディならあれくらい普通だろう〜♪って思ってしまった・・・

Posted by はっち at 2006年01月29日 07:44

はっちさま。いらっしゃいませ♪こんにちは！
ショーン・ビーン、スタンドアップにも出てるんですね〜。彼はキャスティング自体が引っかけみたいな感じになってきていますね。
ジョディ・フォスターが演じているというだけで無条件に観たくなりますねー。
存在だけで集客出来る女優さんって、凄いですよね！

Posted by bakabros at 2006年01月29日 18:10

bakabrosさん、ＴＢ＆コメントありがとうございましたm(　)m

う〜ん、リンダ・ハミルトン好きだったなぁ＾＾　っておいおい、そこから始まるんかい(笑)？！
ジョディの、ジョディによる、ジョディのための映画でした（笑）　年齢の割に彼女は若いですね！　これからは彼女が持っている知的な部分を活かした内容の脚本をチョイスして欲しいですね＾＾

Posted by cyaz at 2006年01月31日 08:46

cyazさま。こんにちは！
T2のリンダ・ハミルトン、凄く格好良くて痺れました〜♪　ジョディ・フォスターも、シワが増えたけど、若いですよね。何だかんだいいながらも、やっぱり気になる女優さんです。

Posted by bakabros at 2006年02月01日 01:37