「お母さんは奇跡でも起きない限り目覚めない」と言われた14歳の少年ラルフが、自ら奇跡を起こす為に、最年少でのボストンマラソン優勝を賭けて走り出す。
映画のチラシを見ると、宣伝文句で「リトル・ダンサー」を持ち出したり、“子供”を全面に押し出していますが、この子が結構くせもの。いたずら、トラブルを次々と巻き起こしますが、それのほとんど全てに下ネタが絡んでくる。“頭の中それだけ”という感じが、実際本当にその世代の男の子はそうなんだろうとは思うけれど、それにしても、本当にソレばっかりで、段々引いていきます。

もう、可愛い少年じゃなくて、青年!? 体も結構ムキムキで、14歳には見えません。大人になりかけていて、その上悪気がないのが余計にどぎつく見えるというか。
ストーリー自体はとてもシンプルで、奇跡を起こす為に走り出し、奇跡を懸けた大会のゴールへと向かって走り続けるお話です。
カトリックの私立学校での厳しい教え、好きな女の子も敬虔なカトリック信者。様々な聖人伝説をモチーフに、ラルフ少年(アダム・ブッチャー)が“奇跡”を起こそうと奔走する姿が描かれていきます。
友情や恋も絡んで、誰もがいつか通った道を淡々と描いて行きますが、ありがちでないのが主人公の男の子、ラルフの性格。生意気で屁理屈で、先生を言い負かし、何事にも動じない。ベッドで寝たきりの母親の前でだけ、小さな少年に戻ります。母を救う為に自分の全てを懸けて奇跡を信じる事ができる、強くて真っ直ぐな心を持った、透き通った少年になる。
そのギャップがリアルで可愛らしくて、思わずラルフを応援してしまう、そんな爽やかな映画でした。
ストーリーの盛り上がり、ボストンマラソンのシーンが随分と短く端折られていて、勿体ない気がしました。もっと引っ張って、じっくり焦らすほどに見せて欲しかったです。
カトリックやキリスト教の教えにまつわるエピソード、セリフがとても多く、ほとんどベースとなっているので、キリスト教信者や詳しい人は、もっと深くこの映画を観られるんだろうな、とずっと思いながら観ていました。
少年が起こした“奇跡”の、幻想のようでいて、とても現実的な見せ方は良かったです

ヒバート神父(キャンベル・スコット
アリス看護婦役のジェニファー・ティリー
「シェルタリング・スカイ」のスコット・キャンベル、「シッピング・ニュース」のゴードン・ピンセント
ラルフが恋するクレア役のタマラ・ホープは「Shall we Dance ?」に出演しているけれど、リチャード・ギアの娘役? それともダンサー??
清楚で情熱的、思春期の揺れる乙女心を可愛く演じていて、その笑顔には同性でも参ります

マラソン映画といえば、


『マラソン』を観たときは結構泣けたのですが
これも泣けそうですか?
私、泣ける映画が好きなんです!!
ところでお願いがありまして…、
「色バトン」受け取っていただけませんか?
もちろん、無理ならスルーでも結構です!
よろしくお願いします。
泣けたかな〜? ちょっと忘れてしまいました(^_^;)感動的な場面もありますが、全体的に結構サラッとした印象だった気がします。
主人公の少年が無心に走る姿には打たれるものがありました。
「色バトン」、受け取りました〜!
近日中にはアップしたいと思います♪
誰も反応してくれなかったらどうしよ〜ってちょっと思ってました!
ホントに時間のある時で構わないので暇つぶしと思ってやってみて下さいね。
『リトル・ランナー』は号泣系ではないんですね。
参考にします!
いつになるかわからないですが、気長に待っていて下さいね! 泣ける映画「子ぎつねヘレン」をオススメしようとしたらもう見られていたんですね。動物好きには泣けますね〜。
脇役陣もなかなかの注目でしたわ。
ジェニファー・ティリーの声、どうも顔と一致しなかったです。笑
アダム君、個人的には笑いのツボにはまってしまい終始クスっと笑ってばかり…
憎めないキャラクターですね♪
ジェニファー・ティリーは良い声ですね〜♪
どうしても声ばかりに気がいってしまいますけどね。決して悲劇の主人公ではなく、自分で道を切り開いていく力強さには感動しました。