『プロデューサーズ』

ブロードウェイミュージカルで、史上最多のトニー賞12部門受賞した「The Producers」の映画化、「プロデューサーズ」試写。
とにかく馬鹿馬鹿しくて、脳天気に笑えるドタバタミュージカルコメディです。

　The Producers [Original Motion Picture Soundtrack]　
映画版のサウンドトラック。映画化で新曲が追加されています。

ミュージカル映画を観る時は、映画が始まってまず最初に突然歌い出す瞬間、いつもちょっとびっくりします。
「プロデューサーズ」は、きらびやかな衣装のダンサー達のゴージャスなダンスも沢山観られますが、主演のネイサン・レイン、マシュー・ブロデリックの歌とダンスに今ひとつ華やかさが足りないような……。なので、歌やダンスを楽しむようなミュージカルとはちょっとイメージが違いました。笑わせる場面は卑猥な冗談が多くてちょっとひいてしまいます。

　プロデューサーズ
ミュージカル『プロデューサーズ』の完全翻訳本。歌詞、逸話とその全貌を網羅。

女優志望のスウェーデン娘、ウーラを演じるユマ・サーマンのそっくりさん、「凄くよく似ているけど、演技がベタだし、よく見ると顔も違うしな〜」と最後まで半信半疑だったのだけれど、やっぱり本物だったんですね!?　あんなに背が高いのか。主演男優２人が小さすぎ？　本人もクランクイン前にネイサン・レインとマシュー・ブロデリックとの身長差の兼ね合いを心配していたらしい。180cmもあるそうです。その体の大きさが圧倒的で、女神のようにも見えるけれど、歌はいまいちでした。

役柄も「スウェーデンから女優を目指してブロードウェイへやって来て、仕事の為にはお色気も武器にする小娘」というものなので、ユマ・サーマンじゃなくて、もっと歌とダンスが上手な女優さんの方が良かったような気がします。ユマ・サーマンは好きなので、新しい一面を観られた事は楽しかったんですけどね。

プロデューサーズ コレクターズ・エディション

落ち目のプロデューサーのマックスと、ブロードウェイのプロデューサーになることが夢だった会計士のレオ。その２人が最低の舞台を作る為に、最低の脚本、最低の出演者、最低の演出家を探し奔走するというストーリー。

最低の脚本家にナチス信奉者のドイツ移民のフランツを演じるウィル・フェレル。
ゲイの演出家ロジャーを演じるゲイリー・ビーチとその恋人カルメンを演じるロジャー・バートと、脇を固める俳優達が、その人そのもの、存在がもうおかしい！というキャスト勢揃いで、そんな芸達者な役者達のセリフ、表情、しぐさや動き一つで笑わせられます

ウィル・フェレルは「メリンダとメリンダ」、「奥さまは魔女」でも笑わせてくれましたが、すっかりファンになって、もう今では顔を見ただけで笑ってしまいます。
ロジャー・バートは「ステップフォード・ワイフ」でもゲイの役でしたが、実際はどうなんでしょうか。凄く気になります。
恋人のロジャー役ゲイリー・ビーチの怪演はあっぱれですね！　
あのにやけ顔で軍服を着て、そして仕草がゲイというステージでの演技は最高でした♪

おばあちゃん達のラインダンスも最高におかしかったです
エンドクレジットの最後の最後まで楽しませてくれました！

「メリンダとメリンダ」の感想記事
「奥さまは魔女」の感想記事

　プロデューサーズ

始まりはメル・ブルックス監督・脚本で、アカデミー脚本賞を受賞した1968年のこのコメディ映画。
これをブルックス自身の脚本と作詞・作曲でミュージカル化したブロードウェイの舞台が大ヒットして、再映画化となったそうです。
メル・ブルックスの要望で、舞台版「プロデューサーズ」で演出・振付を担当しトニー賞に輝いたスーザン・ストローマンが映画初監督。
肉感的で健康的な女性ダンサー達が珍しいなと感じましたが、女性監督と知って納得しました。
いかにもなスタイルの女性ダンサーが出てこないのが良かったです。

メル・ブルックスは今年で80歳！　これからも素敵な曲と面白い脚本で、まだまだ楽しませて欲しいです☆

Comments

この作品、最高です〜♪
ＤＶＤ既に早く欲しいデス　（笑

Posted by mig at 2006年03月29日 18:55

migさま。
ゲイカップルと、ウィル・フェレルは最高でした☆　本当に、顔だけで笑わせるってスゴイですよね♪

Posted by bakabros at 2006年03月30日 02:03

みんなが絶叫するので、
ウィル･フェレルがちっとも浮いていない。

私もユマ･サーマンのでかさにはびっくりしました。

Posted by KGR at 2006年03月30日 13:33

私もちょうど楽しんできました♪
シカゴが大好きだったので、こちらもミュージカル系映画ということで行きました。まったく違う路線だけど、これはこれで楽しめました♪ほんと、ゲイカップル最高！最後の最後までエンターテイメント性たっぷりでしたね。途中で席立っちゃった人、もったいない

Posted by kamo at 2006年03月30日 13:37

KGRさま。
ウィル・フェレルが浮いていないって、スゴイですね♪　
脇の脇まで濃いキャスティングでしたね〜。

kamoさま。
試写の前に「最後までおまけがあるので、どうか席を立たないように」と
司会者から話があったのに、それでも結構帰った人いました。
帰りの電車で急いでいるのかもしれないけど、
本当に勿体ないですね〜！

Posted by bakabros at 2006年03月30日 16:56

こんばんは、お久しぶりです。TBさせていただきました(^-^)
ユマ・サーマンは180cmもあるんですか？！
それでヒール履いてるから更に･･･(爆)
私もウィル・フェレルとゲイの演出家の恋人（和田アキ子みたいな髪型した）
にはやられました。
あの演出家の家で登場する人たちもオカシすぎ･･･
乳首に星型のマークつけた人が出てきた時には激フガで、
肩が大きく上下に揺れてしまいました(笑)
こういう楽しい映画っていうのも久々な気がするので良かったです☆

Posted by いも at 2006年03月30日 18:35

こんばんは☆
登場する人全てのキャラが濃すぎて、一体誰が主役なんだか（笑）
あの【ゲイの館】、どこかの遊園地のお化け屋敷で取り入れて欲しいものです…

Posted by お嬢 at 2006年03月30日 21:08

いもさま。こんにちは！
180cmって、スゴイですよね〜！　あの美貌であのスタイルですから、更に迫力です。
本当におバカな映画でしたね☆
久々に顔芸で笑わせられました♪

お嬢さま。こんにちは！
お馬鹿さん勢揃いムービーでしたね〜♪
「ゲイの館」☆　ネーミング最高です！
私も行ってみたい〜!!　最後に出てきた女性（のゲイ!?）にやられました。

Posted by bakabros at 2006年03月30日 23:43

TBさせていただきます。

卑猥な冗談のオンパレード、
わたしはかなり笑ってしまいました＾＾；

Posted by りょう at 2006年03月31日 03:17

りょうさま。
初めは笑ってたんですけどね、
ちょっとしつこかったんで……。（苦笑）
でも、おバカでおかしかったです♪

Posted by bakabros at 2006年03月31日 08:10

ここまでおバカすぎるミュージカル、初めて観ました。娯楽性を追求しまくった映画だなぁと感じた次第です。

Posted by Deanna at 2006年04月05日 13:31

Deannaさま。
本当にそうですね〜♪
馬鹿馬鹿しさと顔芸（？）で笑わせてくれるので、ミュージカル嫌いにも逆にオススメかも!?

Posted by bakabros at 2006年04月05日 16:31

グーテンターク♪　トン　トン♪　タン　タン♪

ウィル・フェレルに大満足♪
ブロードウェイ・キャストに負けてませんから〜〜っ♪
いやいや　とても楽しかった〜♪

グーテンターク♪　トン　トン♪　タン　タン♪

Posted by yuu at 2006年04月09日 02:27

yuuさま。
ウィル・フェレル、本当にイイですね〜☆
何をやってもおかしい人だけれど、今回の役柄もまた良かったです♪

Posted by bakabros at 2006年04月09日 10:20

こんにちは、TBありがとうございます。

>その人そのもの、存在がもうおかしい！

ホント、もう仰るとおりです！
役者の凄みを感じましたね。
いや本当に面白かったなあ。
ネタ的に受け付けない方も多そうですが
これだけやられると納得ですね。

Posted by Yin Yan at 2006年04月12日 14:02

Yin Yanさま。こんにちは！
出て来る人がみんな強烈でおかしい♪
本当に皆さん芸達者（顔達者!?）で、面白かったですね〜☆　

Posted by bakabros at 2006年04月13日 00:23