“オートクチュールのドレスやカルティエのサファイア、何百本ものバラの花束、ため息がもれるような最高級品の数々。その幕が下りるまで社交界にエスコートされたかのようなエレガントでゴージャスな世界を堪能出来る”(公式サイトより)という事ですが、なんだかとにかくドタバタしていて、優雅な感じがしないんですよね。それはそれで面白いんですけど。
こういうラブコメドタバタ喜劇は好きなんですけど、この映画のテイストに慣れるまでちょっと時間がかかりました。
監督は『読書する女』『真夜中の恋愛論』のミシェル・ドヴィル監督。モリエールと並ぶフランス劇作家と称されるジョルジュ・フェドーの19世紀の戯曲を元に、監督夫人のロザリンド・ドヴィルが脚本・制作。
女性、そして監督の奥様が脚本という事を後から知ってなるほどと納得しました。
リュセットが愛人の婚約相手と知らず、うら若きヴィヴィアヌのベルスリーブの白いブラウスを脱がせてアレンジする場面の、セリフのないしっとりとした雰囲気がとても良くて好きだったのですが、あのたおやかなやわらかさは女性の視点ならではでないかと思いました。
エマニュエル・ベアールは『美しき運命の傷痕』とは全く違ったコメディエンヌぶりを披露して笑わせてくれます。見ればみるほど面白い、不思議な顔立ちをしてます。瞼が日本人には信じられないつくりをしていますね
先日TV放送していた『ミッション:インポッシブル』にも出演していました。全然変わらない! いつまでも若々しくてお美しいです。

映画館でチラシを見て、“毎金曜、最終回には先着1名様にシャンタル・トーマス アム コキーヌ オードトワレ(30ml)にノベルティの「くすぐり棒」をつけてプレゼント!”と知って愕然としました! 丁度金曜日だったのに、昼の回に行ってしまいました〜
くすぐり棒が欲しかった〜

美しき諍い女 無修正版 Mの物語
ジャック・リヴェット
皇帝ペンギン プレミアム・エディションリュセットの愛人エドワール役のシャルル・ベルリング



