『涙そうそう』

試写にて『涙そうそう』鑑賞。丁寧に描かれる兄妹の愛情に、本当に涙がぽろぽろ流れます。ラストへのストーリー展開には驚きましたが、曲の歌詞をよく知っている人なら予想出来たのかな？ あんな兄ぃにぃが欲しい、あんな妹が欲しい、と誰もが思うような理想の兄妹像。兄妹にしたいランキング第一位はこの２人で決まりですね！


涙そうそう スペシャル・エディション
涙そうそう スタンダード・エディション
DVDは2007/03/23発売予定。

すべての人の心へ -映画 涙そうそう 兄ィニィと過ごした日々-　
映画のメイキング、インタビューなど収録のナビゲートDVD。

いつも笑顔を絶やさない心優しい兄、洋太郎（妻夫木聡）とまっすぐすくすくと育ち、明るくけなげに生きる妹、カオル（長澤まさみ）。この２人がとにかく爽やかで明るく、誰からも親しまれ好かれるようないい人で、終始ほんわか幸せムードが漂っています。その雰囲気が、沖縄の雄大で素朴な美しい風景とも相まって、心地良かったです。
だから余計に２人の本心、実はお互い惹かれ合っているという秘密が浮かび上がってきて切なくなってきます。
家族、兄妹の愛情と、更に恋愛感情が加わって、２人の関係や想いはふくれ上がって行く。この、言えないし叶うことがない愛情が強く伝わってきました。

妻夫木聡×長澤まさみ『涙そうそう』 photo story book

妻夫木くんは演技は勿論、本当に爽やかで可愛くて、顔を見ているだけでもいいですね〜 沖縄弁も一番上手でした。
長澤まさみさんは、『ラフ ＲＯＵＧＨ』よりもずーっと良かったです。こちらも爽やかで茶目っ気のある愛らしさがぴったりで、今まで観た中でも一番良かったです。
妻夫木くんと長澤まさみさんだからこそ、こんなに素敵で切ない映画になったのだろう、最高のキャスティングでした。

洋太郎とカオルの子供役、広田亮平と佐々木麻緒が映画を引き締めていて良かったです。特に、カオル役のあの子は、そう、TV版『火垂るの墓』のせっちゃん！ さすがですねー!! あの雨の中のワンシーンだけで本気で泣かせます おいしいところ全部持って行きますね〜。最初の出会いシーンの女の子と、成長後の長澤まさみさんとも全然似ていないけれど、それでも、あのシーンは佐々木麻緒ちゃんしかいない！ と思わせる素晴らしい演技でした。


涙そうそう
もうひとつの涙そうそう
映画のノベライズ本と、TBS「あなたの涙そうそう」プロジェクトによる42篇の涙の記憶。

監督は『いま、会いにゆきます』の土井裕泰。“いま会い”は見ていませんが、今回『涙そうそう』を見て、見てみたくなりました。


映画「涙そうそう」オリジナル・サウンドトラック
涙そうそう 森山良子・BEGIN・夏川りみのスペシャルライブバージョン。カップリングの「さとうきび畑」では森山良子が矢野顕子と共演したライヴ版。
この名曲が持つ、のびやかで切ない力強さがそのまま映画に活かされたような、清々しい作品でした。
もう一曲の挿入歌BEGINの『三線の花』もとても良かったです

妻夫木聡さん、長澤まさみさんの関連作品の感想記事
＊『真夜中の弥次さん喜多さん』
＊『春の雪』
＊『ラフ ＲＯＵＧＨ』

Comments

う〜ん。
これは泣けなかったです。
どうも悲しい話が苦手みたい。

Posted by えい at 2006年09月26日 20:22

えいさま。
ストーリーは連続メロドラマみたいでしたね。
私は、キャスティングが自分のツボにはまっていて、結構楽しめました☆

Posted by bakabros at 2006年09月26日 20:51

こんばんわ〜TBあせていただきました☆

私もこのお話を観ていて、「火垂るの墓」を連想してしまいました〜
みなさん、結構酷評が多いですが、私は涙でぼろぼろでした！
兄が必死で妹を守って行こうとする愛とか一つ一つのシーンで気持ちがひしひしと伝わって来て私の顔も涙そうそう・・でした(笑)
人情も良くて、歌も良くて・・・

Posted by rikocchin at 2006年09月26日 23:40

rikocchinさま。こんにちは！
そんなに感動！ という訳でもなかったのですが、気づくと涙がぽろぽろ落ちてきて……。
本当に涙そうそうでした。
そんな素直な気持ちにさせてくれたのは、妻夫木くんと長澤まさみさんだからこそだと思います☆

Posted by bakabros at 2006年09月27日 00:50

いや〜ほんとまさみちゃんが可愛かったですね。もこみちよりも、ツマブキくんとのほうが観ててほっこりしますね（笑）子役の子も好演でした。男の子のほうも、ＵＬＴＬＡＭＡＮで感涙の演技でしたよ！

Posted by てれすどん２号 at 2006年09月27日 02:20

てれすどん２号さま。

>もこみちよりも、ツマブキくんとのほうが観ててほっこりしますね（笑

あはは(^o^) 確かにほっこり出来ました♪
子役の男の子も自然でとても良かったですよね。ULTLAMANにも出て居るんですか。佐々木麻緒ちゃんと共にこれからが楽しみですね！

Posted by bakabros at 2006年09月27日 12:26

泣きそうになったら鼻をつまむってのが出てきたけど、その必要はなかった（爆）
周りは鼻をすすりながら泣いてたけどねぇ・・・
脚本が吉田紀子ってトコから、嫌な予感がしてたんだよなぁ。

あんな結末にしてまで泣かせたいのか？

キョンキョンを使ってた事からも、『セーラー服と機関銃』の番宣映画だったのかもしれないｗ

Posted by あんぱんち at 2006年10月01日 02:07

あんぱんちさま。
泣きそうになった時に、凄く鼻をつまんでみたかったけれど、さすがに試写会場では出来ませんでした。
あの結末は、歌詞を忠実に再現したという事なのでしょうか。ちょっとびっくりしました。

Posted by bakabros at 2006年10月01日 11:24

あの女の子はせっちゃんでしたか・・・
あそこも泣けました。
というか泣き所盛りだくさんでしたね。
物語の弱さが少し残念ですが、とりあえずタイトルに偽りなし。
土井監督の「いま会い」は、とても優しい素敵な映画です。
お勧めですよ。

Posted by ノラネコ at 2006年10月02日 21:28

ノラネコさま。
せっちゃんだったんですよね〜。泣き所やおいしいところ全部持っていってましたねー！
「いま会い」、ノラネコさんお勧めという事ならもう、是非見てみたいと思います☆

Posted by bakabros at 2006年10月02日 23:30

TBありがとう。
僕は少年役の広田君が、感心しましたね。自分も寂しいのに、妹を守ろうとする気持ちが伝わりました。

Posted by kimion20002000 at 2006年11月01日 22:13

kimion20002000さま。
少年役の広田君も、とても良かったですね！
大人になってからの２人の関係も、全て子供の頃からの地続きという感じがして、小さな頃の２人のシーンがとても心に残りました。

Posted by bakabros at 2006年11月02日 14:33