2006年11月01日

『ダ・ヴィンチ・コード』

新文芸座にて『ダヴィンチ・コード』鑑賞。冒頭、何枚もの絵に暗号を書き記し、自らの体を傷つけ、裸でダ・ヴィンチの素描<ウィトルウィウス的人体図>の格好でダイイング・メッセージを残す、ルーブル美術館で殺された館長。って、どれだけ息の根が長いんだー! それはもう自殺では!? そこまでしておいて“殺人”事件と言えるのか、が最大の謎でした。

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映画はとにかくスクリーンで観る派の私でも、DVDで見返す事が前提かも? と思った作品です。それ程ひとつひとつのシーンに込められた意味や内容が深くて、サラッと流すには勿体ないような面白さが詰まっているような作品でした。
次から次へと出て来るヒント→謎解きという、RPGゲームを解いているような感覚のストーリーは、決してつまらなくはないのですが、展開が速いせいもあってか、思っていたよりも全体的に軽めな印象でした。

ただ、展開の速さはこの映画には合っていたと思います。知らない単語の意味まであまり深く考えずに、テンポ良く進んでいくストーリー展開についていければ、充分楽しめる娯楽作品だと思います。
でも、ここが痛いところですが、キリスト教が根底にあるので、キリスト教信者でない自分が観ても、この映画の面白さは半分も感じることが出来ないのではないだろうか、と残念に思いました。

ダ・ヴィンチ・コード (上) ダ・ヴィンチ・コード (下)
ダ・ヴィンチ・コード (上) ダ・ヴィンチ・コード (下)
やっぱり映画を観る前に、原作を読んでおいた方がより楽しめたかなと思います。
テンプル騎士団とかシオン修道会とかオプス・デイとか、『ナショナル・トレジャー』と同じように、深く触れられずにさらっと説明してくれるので、なんとかついていけましたが、実のところ、相変わらずちんぷんかんぷんです。

監督は『シンデレラマン』『ビューティフル・マインド』のロブ・ライナー

またトム・ハンクスがね……。あんまり得意じゃないんですよね。
これがニコちゃんだったら、とつい要らぬ妄想をしてしまいました。
トム・ハンクスとオドレイ・トトゥの恋愛がなかったのにホッとしながらもちょっと物足りなかったりもしました。

X-MEN』、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのハッスルおじちゃん、イアン・マッケランが良い味だしてますね〜。笑いどころもシリアスなシーンも、彼がピシッと画面を締めている気がしました。

オプス・デイの修道僧シラス“SILAS”の存在とインパクトはミステリアスで映画的で美しく、とても良かったです。演じるのはイギリスきっての犯罪者顔のポール・ベタニーですが、絞られた肉体と真っ白な肌に、充血した瞳のメイクが凄まじい迫力で、狂気に満ちた表情がとても美しく魅力的でした。冷酷ながらもちょっと抜けた犯罪者とか、落ち目でも恋するテニスプレイヤーの軽い役柄などの、今まで観た中でも一番に良かったです。あの顔立ちが、こういうサイコで繊細な役柄にぴったりくるんだ! と、そのはまり役ぶりにはすっきり感さえ漂うほどでした。

「反」ダ・ヴィンチ・コード―嘘にまみれたベストセラー 「反」ダ・ヴィンチ・コード―嘘にまみれたベストセラー
映画を観て、ちょっとそれはこじつけなんじゃないか? と思う部分もありましたが、やはりこういう本も出ているんですね。キリスト教にまつわる話は、どちらが嘘でどちらが真実とも言い切れないだけに、とても興味深いです。ダ・ヴィンチ・コードの謎解説本と共に読み解いてみたい本です。

カチンコロン・ハワード監督作品、ポール・ベタニー、アルフレッド・モリナ出演作品の感想記事
シンデレラマン』『ファイヤーウォール』『ウィンブルドン』『コーヒー&シガレッツ

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posted by bakabros at 23:37 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(6) | 外国映画
この記事へのコメント
こんにちは。

ご無沙汰しています。
この映画、ぼくは珍しく先に本を読んでいました。
もし、そうでなかったらどうだろう?
映画として楽しめたのかも……
と、そこが少し気になりました。
Posted by えい at 2006年11月03日 14:33
えいさま。こんにちは♪
私もいつも原作を先に読むかよく悩みます。
大抵は映画を楽しむ為に読まないのですが、この映画については、読んでおいた方が良かったかも? と思いました。
Posted by bakabros at 2006年11月03日 16:26
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