2006年11月15日

『硫黄島からの手紙』

日米双方から見た硫黄島の戦いを描く2部作。第1弾『父親たちの星条旗』がとても良かったこともあって、2作目の『硫黄島からの手紙』を期待しながらも、果たして日本がどのように描かれているのか、とても不安でもありました。
見ている間ずっとあったのは、「何の為に戦うのか」という切なさとやるせなさ。そして、アメリカ人であるクリント・イーストウッドが、「日本映画」を撮っている事への不思議な気持ち。
ほとんど日本語で、日本人しか出てこない、硫黄島をどう戦ったかという、日本兵達のやり取りがメインのストーリーであって、そこで延々と描かれるのは「日本人の気持ち」

お国の為に、天皇陛下の為にと命を散らしていった若者達。
自決する事が最後に残された誇りであり美徳であること。
「天皇陛下万歳!」と三唱し、自決していくことが、日本人のきもちであったこと。そして今でもそうかもしれないと思うことがとても恐かったです。

また、それを提示してくれたのがクリント・イーストウッドであるという事が、とても大きな意味を持つ映画だと思いました。

とてもシンプルに、淡々と進み、完璧に終わる。
スクリーンが真っ暗になってから、ジワジワと後からこみ上げてくるような映画でした。
一作目に呼応するシーンも幾つかあるので、まず『父親たちの星条旗』を見てから『硫黄島からの手紙』を見ることで、色んな事をより深く考え、感じる事が出来るような気がします。

カチンコ『父親達の星条旗』の感想記事はこちら。

硫黄島からの手紙 (特製BOX付 初回限定版) 硫黄島からの手紙 期間限定版
硫黄島からの手紙 (特製BOX付 初回限定版)
硫黄島からの手紙 期間限定版

散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道 栗林忠道 硫黄島からの手紙 「玉砕総指揮官」の絵手紙
散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道
栗林忠道 硫黄島からの手紙
「玉砕総指揮官」の絵手紙
子供への手紙に描いたイラストが沢野ひとしみたいで、米軍を最も怖れさせた陸軍中将栗林忠道が、普通の父親、生身の人間であるという事実を再認識させられ切なくなります。

クリント・イーストウッド作品の感想記事
父親たちの星条旗』『ミリオンダラー・ベイビー』『ダーティ・ファイター 燃えよ鉄拳


武道館で行われたジャパンプレミアのレッドカーペットでクリント・イーストウッドに大接近! 二宮和也さん、伊原剛志さん、渡辺謙さん、加瀬亮さんらはあっと言う間に通り過ぎて行きましたが、クリントは雨の中でもゆっくりと歩き、立ち止まって近づいてきてくれました♪ お陰でナイスなショットが撮れました☆
clint01-1.jpg
サインはしていなかったみたいだけれど、握手には応じていたクリント。

clint02.jpg
髪と瞳の色が同じ!? 終始穏やかな笑顔でした。

kenw.jpg
渡辺謙さんは後ろ頭だけ……。男性の熱狂的ファンが多いのにびっくり。

iojimap02.jpg
みんなブラックのフォーマルスーツ。クリント・イーストウッドのシルバーグレイが遠くからでもとてもよく目立っていて、すぐに見つけられました。

moeebi.jpgおまけ。押切もえちゃんとエビちゃんはぼけちゃった(^_^;)

ニノ(二宮和也)とバンビ(桜井翔)は、テレビで観るまんま☆
ちっちゃくて可愛かったです♪

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posted by bakabros at 23:09 | 東京 ☔ | Comment(6) | TrackBack(0) | 外国映画
この記事へのコメント
この映画、
アメリカで上映するときは
字幕でいっぱいになるのでしょうね。
こういうハリウッド映画も珍しいです。
イーストウッドは、
自分の表現したいことのためには
妥協しませんね。
そこが好きです。
Posted by えい at 2006年11月17日 09:04
えいさま。
本当に、日本映画かと思ってしまう瞬間が何度もありました。
イーストウッド監督の想いの強さがストレートに伝わってくる2作品だったと思います。
Posted by bakabros at 2006年11月17日 13:23
もう観られたのですか。
私も早く観たくてウズウズしています。
クリント・イースト・ウッドは凄いですね。
人生、尻上がりに良くなり、映画人として最高の地位に登りつめましたね。
今後もどしどし監督をしてほしいと
思います。
Posted by パーキンス at 2006年11月18日 19:30
パーキンスさま。
『父親たちの星条旗』を観た後、凄く気になって、とても期待していた作品です。
プレミアの時に見た、左肩が少し下がった後ろ姿にはちょっぴり哀愁を感じましたが、まだまだ現役ですよね。更にもっと凄い映画を沢山撮って、観客を悩ませて欲しい監督さんです。
Posted by bakabros at 2006年11月18日 20:08
>アメリカで上映するときは
>字幕でいっぱいになるのでしょうね。

古い記事へのコメントで恐縮ですが、六本木ヒルズでは英語字幕版の上映もしてましたね。どんな感じなのか興味はありますが。
Posted by Hiro at 2007年02月19日 12:28
Hiroさま。
英語字幕版も上映されていたんですね。
先日、『硫黄島からの手紙』アカデミー賞ノミネートについて放送していたTV番組の中で、ちらっと字幕がのっている映像を見ましたが、これは確かに外国語映画賞の枠に入るなぁと改めて思いました。
Posted by bakabros at 2007年02月19日 14:23
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