

王の男 コレクターズ・エディション (初回限定生産)
王の男 スタンダード・エディション
固い友情(というよりも愛情)で結ばれた幼なじみの旅芸人、猛々しいチャンセン(カム・ウソン)と女形を演じるコンギル(イ・ジュンギ)。
漢陽の都で時の王・燕山君ヨンサングン(チョン・ジニョン)が身分の低い妓生だったノクスに入れあげているという噂を元に宮廷を皮肉った芝居を演じ、たちまち大人気に。
宮廷を馬鹿にした罪で捕らえられ、それまで人前で笑ったことのなかった王が、芝居を見て笑わなければ死刑だと言い渡され、2人は宮廷内の謀略や利権争いに巻き込まれ、狂気に満ちた行動に走る王に翻弄されて行く。
原作は「爾」(朝鮮王朝において、王が寵愛する物を呼ぶ時に使われた呼び名)という舞台劇。イ・ジュンイク監督。
122分の上映時間でしたが、ゆったりとした時間の紡ぎ方で結構長く感じさせ、それでも最後まで飽きる事なく鑑賞しました。
美しく、描き方がドラマティックで、お約束の場面でも間を外さない、思った事を思った瞬間に見せてくれるような気持ち良さがありました。編集のテンポが良いからか、変なストレスがなく、映画に安心してはまれた感じでした。綱渡りの場面での浮遊感も良かったです。
王を虜にした男、“歴史を狂わせる美しさ”とはどんなものかとコンギル役のイ・ジュンギを鑑賞しましたが、首が太くて結構がっちりした体系なので、女と見間違う程ではなかったです。
でも、コンギル役の演技を観ていると、女らしさとは恥じらいなのだと改めて気づかされました。常に恥ずかしげに上目遣いで、全ての動作を申し訳なさそうにする。これは同性から見てもなかなか興味深かったです。
映画館に王とノクスの衣装が飾られていました。ノクスの靴が小ちゃくてびっくり。歴史を感じさせるような、ほのかな香の良い香りがしました。
王の男 オリジナル・サウンドトラック(DVD付)
posted with amazlet on 07.02.10
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歌舞伎の女形も結構、首周りはがっしりしているんですよ。でも、やっぱ、たたずまいとか、目線とか、仕種ですね。細やかです。
>歌舞伎の女形も結構、首周りはがっしりしているんですよ。
確かに! そう言われるとそうですね(^^)
仕草や目使いは、さすがですよね。女でも負けます(^_^;)