夕ご飯を食べる為に、レストランやカフェが集まったガレリア周辺にしか行かなかったのですが、そのほんの一角にも沢山の気になるお店があって、充分楽しみました。
4階まで吹き抜けの通りには竹が植えられています。建築とかデザインのことはよくわかりませんが、とても新鮮でシンプルで、美しい造りに感心しきり。
何の目的もなくただブラブラ歩いているだけでも、気持ちが高揚してくるような、刺激的なお散歩が出来ます。
美味しそうなスウィーツショップやフードコードの飲茶なども気になりましたが、今回は『東京ハヤシライス倶楽部』で食べる事にしました。
こちらはメニューが「黒ハヤシライス」の甘味と辛味(各950円)だけで、客席もカウンター10席だけのとても小ぢんまりしたお店です。甘味と辛味の「両味」(1,100円)というメニューもありましたが、どうせ二人でシェアするので甘味と辛味を一つずつ注文しました。
まずは黒ハヤシライス・甘味。セロリのピクルス付き。保温状態の悪いライスの匂いが少し気になります。ハヤシライスのルーは、本当に黒くて、何よりも粘度が低く、サラッサラなのに驚きました。
スープカレーのように、タララとご飯にかけて頂きます。
甘味といっても、どちらかというと苦味やスパイスが利いた感じ。所謂普通のハヤシライスのイメージとは大分違う印象です。お肉は牛のスジっぽい部分やコラーゲンの豊富な皮が、玉ねぎと見間違えるくらいトロトロに煮込まれていて、おいしいです。
黒ハヤシライス・辛味。見た目は甘味と変わらない? と思いましたが、粘度は甘味よりも少し高い感じ。グリーンピースとお肉の数が、甘味の半分くらいしか入っていなかったのは、偶然か、コストパフォーマンスに絡んだ意図的な理由なのでしょうか?
一口食べてみると、甘味とは全く違ったスパイスの辛みを強く感じます。そんなに辛くはないんだけれど、食べ続けていると舌が麻痺してきて、辛味の後に甘味を食べたら味がわからなくなってしまいました。印象は、サラッとしたデミグラスソースベースのカレーを食べている感じでしょうか。でも、あまりハヤシライスを食べている気がしないので、甘味の方がおいしいかな?
女性客の三人に一人が食べていた、デザートの「白い珈琲プリン」が気になったので注文してみました。本当に真っ白でぷるぷる、杏仁豆腐のような食感と見た目。
お味は、コーヒーゼリーに生クリームを沢山かけて、よく混ぜて食べた感じ。
ちゃんとコーヒーの味がして、結構甘めのプリンです。
辛味のハヤシライスの後に食べるにはぴったりですね。
オープン直後ということもあって、どの店舗も行列が出来ていて、『東京ハヤシライス倶楽部』も常に5,6人以上の列が出来ていました。カウンター席の後ろに並ばれるのはちょっと気になりますが、これも今のうちだけかな。
スウィーツやパンなどの洋風な店舗の他、『とらや』の大のれん、『京乃とうふや藤野』など、和の店舗がモダンなデザインの中でもひと際、際立って目に留まりました。今度はもう少しゆっくり散策してみたいと思います。
Hanako (ハナコ) 2007年 4/12号 [雑誌]
東京カレンダー 2007年 05月号 [雑誌]
東京ミッドタウン特集の雑誌が沢山出ていますね。今度はじっくり雑誌を研究して行きたいです(^▽^)/♪
『東京ハヤシライス倶楽部』
港区赤坂9-7-3東京ミッドタウン 地下1階
TEL 03-5413-3277
11:00〜21:00(L.O. 20:30)