女帝エンペラー映画「女帝[エンペラー]」オリジナル・サウンドトラック
シェイクスピアの『ハムレット』を原案に、絢爛豪華な古代中国・五代十国時代を舞台に繰り広げられる、愛憎渦巻く復讐劇。
皇太子を抹殺から守る為、新帝リーとの結婚に同意し、彼に抱かれながら復讐の時を待つ王妃ワンですが、“先帝の復讐”と、“皇太子への愛”と、それとも“自分の地位”と、何が一番大事なのかがわかりづらく、感情移入しにくかったです。クライマックスでなんとなく伝わって来ましたが、だとしたら、それまでの描き方がちょっと中途半端だったような気がします。
皇太子ウールアンの許嫁・チンニー役の若手女優、『ウィンター・ソング』のジョウ・シュンは王妃の恋敵といった役柄ですが、チャン・ツィイーはまだこの娘役くらいの方が似合っていそうに感じてしまいました。清純な娘さんというイメージが未だにあるんですよね。復讐に燃える王妃役にはまだ早い!?兄を殺して王位を奪い、さらに皇太子をも抹殺しようとする皇帝の弟リーに『さらば、わが愛/覇王別姫』のグォ・ヨウ。
王妃ワンが密かに想いを寄せる義理の息子・皇太子ウールアンには、香港の若手スター、『美少年の恋』のダニエル・ウー。監督は『ハッピー・フューネラル』のフォン・シャオガン。
美術監督・衣装は『グリーン・デスティニー』でアカデミー賞受賞のティム・イップ。
音楽は同作でオスカー受賞のタン・ドゥン。
アクション監督はキル・ビル、『マトリックス』シリーズのユエン・ウーピン。
という面子でもわかるように、これはアクション映画で、それもチャン・ツィイー主演の『LOVERS』や、『英雄 〜HERO〜 』といった舞踏系アクション映画だったんですね!
映画を観る前は、愛憎史劇ドラマだと思っていたのですが、始まってすぐのアクションシーンでぶっ飛びました。それからは鑑賞スタンスを改めて、舞踏系アクションを楽しみました。ただ美しいだけのアクションでなく、王妃ワンと皇太子ウールアンの剣術シーンなどは、ちょっと攻撃的なダンスといった感じ。
香港・中国映画はこのお得意な舞踏アクション路線を完璧に極め、更に新しいスタイルを目指しているんだなぁと思いました。
これからももっともっともの凄い世界まで到達して、観た事もない新しいアクションを見せて欲しいです(*^-^)☆
『SAYURI』『オペレッタ狸御殿』




私もワンの気持ちがイマイチつかみきれず、、、
TBさせていただきますね☆
こんにちは♪
結局一番の本心はどこなのか、そこを掘り下げて欲しかった気がしました。