遠くの空に消える前 映画のメイキングディスク。制作現場に完全密着50日、撮影総時間240時間。本編では使われなかったシーンや撮影の裏側に迫る、リアルだけど夢のような、まるでフィクションみたいな、遠い記憶のような記録。
遠くの空に消えた 映画のノベライズ本。
『世界の中心で、愛をさけぶ』、『春の雪』の行定勲監督が8年間あたため続けたオリジナルストーリー。田舎の村の空港建設計画に巻き込まれ翻弄される村人達。そこで子供たちがみせる抵抗。
いつかどこかで見たような風景は、岩井俊二監督の『スワロウテイル』を、小学校の先生が森へ消えた光りの物体を探しに行くところは、『北の国から』
雰囲気はあるけれど、奥行きが感じないというか、なかなかその世界観に入り込んで行けない感じ。
それでもそれなりに映画の世界を楽しんだのですが、TVの予告編も、キャッチコピーも、全てがこの映画を観た時の気分や気持ちと大きく隔たりがある感じがして何だか変な感じ。
予告編ではアレを見せても良いの!? というものが映るし、キャッチコピーの意味あいが、自分が映画を観て思った解釈と違うのも気になります。
先入観を入れずにピュアな気持ちで観たら、映画の世界がどんどん自由に羽を広げていくような作品だと思いました。
主演に神木隆之介、大後寿々花、ささの友間と、今をときめく天才子役が集結。神木隆之介さんは、身長も伸び、少し声変わりしてきて、大人に近づいている最後の少年期という感じでとても貴重な瞬間を観ている気がしました。
大後寿々花さんは、『SAYURI』の時よりもずっと子供っぽく見えてとても可愛かったです。
ささの友間さんは、すっごくイイ顔してますね〜! お父さんの笹野高史さんにそっくり(^^) 走る姿も最高に格好良かったです。あんなに本気で綺麗に走る俳優さんを初めて観た気がして、彼が走っているだけで感動してしまいました。
大人になった亮介役に柏原崇さんというキャスティングも良かったです。そして、大人になったヒハルと公平の姿を見せなかったのもホッとしました。
キャストは他にも小日向文世、鈴木砂羽、伊藤歩、長塚圭史、田中哲治、石橋連司、大竹しのぶ、三浦友和さんと凄いメンバー。チャン・チェンさんは観ている時は誰だかわからなかったのですが、『2046』、『百年恋歌』や『グリーン・デスティニー』に出演されていました。




僕は、なかなかピュアな気持で見れなかったようです(笑)
予告編見たら、凄くいい作品じゃないかなって、思ったんですけどね。
裏切られました。
ピュアな気持ちにさせてくれそうでいて、なかなかなれなかったです。
笹野高史さんの走る姿をもう一度観たいです。