
スペースFS汐留「皇帝ペンギン」試写会。
日本語吹き替え版完成披露試写会という事で、ゲストにお母さんペンギンの吹き替えを担当した石田ひかりさんと、子ペンギンの吹き替えを担当した神木隆之介さんと、新江ノ島水族館より、フンボルトペンギンのヒカルちゃんとアカリちゃんが登場した。
来日中のペン様にも会える! と思っていたら、ペン様は登場せず。残念!
生ペンギンが後ろを向いていてよく見えなかったけれど、2匹で寄り添う後ろ姿もまた可愛い。
ペンギンは常につがいで行動するらしく、ヒカルちゃんアカリちゃんもカップルという事で、一匹が先に連れて行かれた時には置いて行かれた方はパニックになって不安そうにしていてまた可愛かった。
皇帝ペンギンの足の上、お腹の下に卵や子供を入れて温める子育て方法や、イワトビペンギンが崖を登って巣へ帰る凄まじさとか、「動物奇想天外」などのTV番組の特集などでも見た事があったので、それをスケールアップして映画化した感じかなとあまり期待はしていなかった。
「ディープ・ブルー」は良かったけれど、ペンギンだけに絞るのはどうなのだろうか? でも、観てきっと損はないとは思っていた。
動物が大好きなので、動いているのを見ているだけでも楽しいもの。
映画冒頭、氷と雪と、透き通った青色の海の水しかない、南極の色、白と青と蒼白だけの世界の美しさに息を呑む。
そして蜃気楼の彼方に揺れる人影。ゆらゆら揺らめきながら進むいくつかの影。
それはペンギン影だった!
オープニングの映像はとても美しくインパクトがあって、素晴らしい。
触れられそうな程アップになる度に驚く、ペンギンの肌と毛並みの美しさ。
胸(くちばしの下辺り。ノド?)の辺りから、胴までムクムクとでっぷりとしたまん丸い立派な体! 脂肪と筋肉をまとった体を、左右にわしわしと揺らしながらのしのしと歩くその姿は、まさしくお相撲さんだ!
そう思うとペンギンたちがもっと可愛く見えてくる。

ペンギンたちは100kmの氷の上を、20日間もかけて行進する。
海と、子供をつくり育てる巣である故郷を往復するため。
卵が産まれると、父親ペンギンの足の上、お腹の下で120日間温める。
その間父親ペンギンは絶食し、歩くのも卵を足の上に乗せているので、つま先を上げて、かかとだけでしか歩けないのでとても大変。
子供に餌を与えるために100km先の海へ行き、沢山魚を食べてきた母親ペンギンが戻ってくると、生まれたばかりヒナペンギンに早速餌を与え、今度は父親ペンギンが海へ向かう。
動物行動学の研究者でもあるリュック・ジャケ監督と、三人のスタッフが8800時間かけて撮影した映像が、86分の映画に収められた。
ずっと氷の世界の中のペンギンを観ていると、まるで人間が異形の生物になって、ペンギンの惑星に迷い込んだような気分になる。
そのゆったりとした時間の流れと、ペンギンたちの生き様に圧倒される。
TV番組の中の特集とは比べ物にならないほど、素晴らしい映像だった。
ペンギンの肌つや、脂肪の下の筋肉の動き、愛を語らうダンスの官能さ、ヒナペンギンのふわふわの毛の柔らかさを感じるためにも、是非大きなスクリーンで観て欲しい映画。
ジェネオン エンタテインメント (2001/05/25)
売り上げランキング: 3,084
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おすすめ度の平均: 





ペンギンの形のチップを磁力の力でくっつけたり、
積み重ねたりしながらバランス感覚と集中力を養うおもちゃ。可愛い!

ペンギン型のホットサンドメーカー。
顔はどこに!?
くちばしがついてるから
そこ?
でも穴は一体??
顔はどこに!?
くちばしがついてるから
そこ?
でも穴は一体??