「チャーリーとチョコレート工場」

イイノホール「チャーリーとチョコレート工場」試写会。
とても楽しみにしていた作品。

冒頭、ダニー・エルフマンの音楽と舞い降りる雪。
まさしくティム・バートンの世界！　
それだけで感動してしまう。

CGのチョコレート工場。機械のアームしか見当たらない単調なはずのシーンが、夢見るような美しくて感動的なシーンになってしまうのは何故！？

クラシックでキッチュでポップで、古めかしい様式美の中に混在する下世話な俗世感。
普通ならちぐはぐになってしまうような事柄を、ティム・バートンが見せると途端にギリギリのバランスを保った不思議な魔法の世界になるのは何故なのだろう！？

自らの映画や、数々の映画へのオマージュやパロディシーンが多くみられる。
映画だけでなく、音楽も、色んな時代を彩った曲達のパロディ。
それらはとても楽しくて、かつて子供だった大人達をワクワクさせてくれる。

何となく「マーズ・アタック！」を観た時と同じ様な、ぶっ飛んだ、ティム・バートン監督の趣向を出し切ったようなイメージ。

何を入れてもその味のチョコレート、ガムが出来るという機械の出てくる絵本が元だと思っていたのだけれど、原作は全然違う児童小説だった。←この絵本を探しているけれど見つかりません。お心当たりのある方はどうぞコメント下さい！

色んなタイプの挿絵があるみたいだけれど、どの絵もあまり美味しそうじゃない。何となく毒味のある内容を予感させる！？

チョコレート工場の秘密

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貧乏でも三世代で仲良く暮らす一家に飛び込んできた大ニュース。
世界で5枚だけ、チョコレートの中に入っている金色の当たり券を出せば、夢の、魔法の、謎のチョコレート工場へ招待されるという！

チョコレートの包み紙を開けるのは、当たり券があってもなくてもとても嬉しくて、楽しくて、ドキドキしてワクワクする瞬間！
そして、チョコレートの当たり券が出ないのが、こんなに悲しいなんて。

孫の願い。親の願い。両・父母の願い。家族の願い。
チョコレートの当たり券、ゴールドチケットを手に入れる事！

こんなに楽しい映画があるだろうか。
こんなに悲しい映画があるだろうか。

始まりから半分は、私が望む、思い描く、完璧な映画だった。
笑って、じんわりして、泣いて。

残り半分、チョコレート工場のウィンカが登場してから、映画はガラリと雰囲気を変える。
度肝を抜かれる、ウンパ・ルンパ！？　ジョニー・デップの顔色の白さ！　そして、ミュージカル！？

どうやら私が思っていたチョコレート工場とは大分印象が違ったが、想像を超える新たな世界を見せてくれた。

観ている時は、チョコレートの香りや味わいに魅了されていた。
見終わったらきっと猛烈にチョコレートを食べたくなるだろうと思っていた。

でも、見終わったら、すぐにまたもう一度「チャーリーとチョコレート工場」が観たくなった。

あのおかしな、不思議の世界をもう一度じっくりと探検してみたくなった。
チョコレートは、映画の中で存分に味わえるから。



全編の音楽は最高に映画的！
音楽だけでも充分に映画を堪能出来る素晴らしさ！！
もちろん、ウンパ・ルンパの曲をウンパ・ルンパ達が歌います！
チャーリーとチョコレート工場 オリジナル・サウンドトラック



Charlie and the Chocolate Factory [Original Motion Picture Soundtrack]

チャーリーとチョコレート工場 ウンパ・ルンパ族 ヘッドノッカー カートン(再販予約)　
あのウンパ・ルンパ首振り人形が再発売!!

　チャーリーとチョコレート工場 ウィリー・ウォンカ KUBRICK & ゴールデンチケット BE@RBRICK セット　チャリチョコキューブリックが登場！
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“「ティム・バートンのコープス・ブライド」の感想記事”

Comments

TBとコメントありがとうございます

なんと不思議な雰囲気を持った映画でしたね
デップ＆バートンで　面白いものを作ってくれました
ちょっとシュールでブラックユーモアも満載
大人向けのメルヘンだったと思います

いやいや子供用にバートンは作ったかな？
家族がいるから人生は楽しい　その台詞が締めくくりました
こんな映画があるから人生は楽しいでしょうか♪

Posted by yuu at 2005年08月14日 02:37

ＴＢありがとうございました。

ぼくもチョコレート工場に入るまでが好きです。
後は、あまりにもブラックすぎて・・・。
おそらく観た人それぞれの嗜好の違いで
評価が大きく分かれるのではないかと思います。

Posted by えい at 2005年08月14日 11:22

TB&コメントありがとうございました♪
ほんとっ！　楽しい映画でしたね。
「ウンパ・ルンパの首振り人形」　！！
日本のａｍａｚｏｎでもすでにリストアップされていたのですね！
感激♪　早速チェックしました！

Posted by tara at 2005年08月14日 19:25

ＴＢありがとうございました。
ウンパ・ルンパは初めて見るとホント何こいつら！と思いますよね。
こんな首振り人形あるんですね。欲しいかも・・・
もう一度見たくなる気持ちわかります！
っつか工場に行ってみたいです。
ティム・バートンらしいチョコレート工場でしたね。

Posted by ななな at 2005年08月14日 20:54

yuuさま。
笑いは結構大人っぽい気がしましたが、確かに、監督は子供向けと思って作っているのかな？？
ティム・バートン自身が子供のようなイメージあります。
自身が子供をもうけた事によってもきっと何か変化があったのかもしれませんね。

えいさま。
そうですね。ドラマ性を重視するタイプか、絵本の世界そのままを観たい人とか。
だから万人受けはしなさそう？？　と思いました。

taraさま。
ウンパ・ルンパは後を引きますね〜！
見終わった後は、ジョニー・デップよりもウンパ・ルンパの方が頭に残ってしまいました。
エンドロールの曲も楽しくて良かったです。

なななさま。
ウンパ・ルンパ、初めはちょっと引きましたね。
でも段々じわじわとおかしくなってきて、最後はジョニー・デップよりも後を引く。。。
チョコレート工場行きたい！　そしてリスを持って帰りたい！！（でもゴミ箱送りは勘弁です）

Posted by bakabros at 2005年08月14日 21:32

こんにちは。
TBありがとうございます。
もうご覧になったんですね！羨ましいです〜！
さすがバートン監督らしい映像盛りだくさんのご様子ｗ
私も一刻も早く観たいです♪

Posted by 小夏 at 2005年08月15日 10:15

小夏さま。
TB,コメントありがとうございます！

何だかとても後を引く映画で、今すぐにでももう一度観たいです。ティム・バートン監督ファンならきっと大満足出来る、らしい作品だと思います。
観られましたら、また感想をお聞きしたいです！
また遊びに来て下さいね。

Posted by bakabros at 2005年08月16日 00:12

おどろきました〜！
あんまり面白かったんで急いで記事を書いてたら朝になってしまったんですが、アップと同時に送ったトラバにたった1時間で返しがくるとわ！
さすがbakabrosさん！
しかし日曜のこんな朝早くから何やってんですか（ヒトのことはいえないが）

それにしてもリスの件といい、チョコの滝といい、ほんまかいな？って思ってしまいませんか？

ティム・バートンならウンパ・ルンパもVFXなんかでなくて、ホントにあの数だけちゃんといるんだと言いかねないから。

Posted by よろ川長TOM at 2005年08月28日 07:35

よろ川長TOMさま。
丁度PCの前にいましたので、速効TB返させて頂きました。家は日曜とかはあまり関係ないのです。
朝も夜もあんまり。。。

滝はどうやらチョコレートではないらしいですが、他のセットは飴やチョコで作られているらしいです。
リスは、もともとクルミをむいて食べるだろうから、全部が嘘ではないだろうけれど、全部が本当とも思えないし。。。

私も初めは、うっそ〜！？　と思いましたが、結構皆さん真面目に信じているみたいで、もしかして…！？　なんて思ってしまいました。

Posted by bakabros at 2005年08月29日 01:39

こんにちは。
ＴＢさせていただきました。
私は思い入れが強すぎて、冷静にかけませんでした（汗）でもほんとに大好きな映画でした☆

Posted by foo at 2005年09月06日 13:57

fooさま。

こんにちは！　TB,コメントありがとうございます！
fooさんの感想記事に感動しました。
子供の頃からそんなに大好きで読み込んでいた原作が、映画化されて、その上映像的にもfooさんの頭の中と一緒だったなんて！　私も原作を子供の時に読みたかったなー、と思いました。今からでも遅くないかな？　もう一度観たくなりました。

Posted by bakabros at 2005年09月07日 02:44

ＴＢがえしとコメントありがとうございます。
ウンパ・ルンパの即席ミュージカルがとっても面白かった〜。子どもたちが消える度に踊りだすというのがわかってからも、毎回「うわっ、出てきた」って大笑い。ああいうベタな設定が大好きでたまりません。

Posted by km_achin at 2005年09月14日 19:25

km_achinさま。

本当に、ぶっ飛んでましたね〜！
ウンパ・ルンパは病みつきになりそう！？
また今すぐにでも観たいです。
あ、またチョコレートが食べたくなってきた！！

Posted by bakabros at 2005年09月14日 21:51

こんばんわ
「チャーリー」のレビューを読みながらサーフィンしてたら調子に乗って二重ＴＢしました。
ご迷惑おかけしました。

又よろしくお願いいたします。

Posted by chikat at 2005年09月14日 22:53

chikatさま。

私もあら？　と思いました。また寄って頂いて嬉しいです。何度でもどうぞ〜！

Posted by bakabros at 2005年09月14日 23:20

わたくちも、観終わってすぐ、また観たいと思ったでございマンボ。
六本木ヒルズでは、演出で会場にチョコのニオイがたちこめてますたわょ。
むひひ。

Posted by ひじくろ姫 at 2005年09月15日 01:10

ひじくろ姫さま。

香りのする上映してるんですね〜！
もうチョコを食べずには観られませんね。
香りと映像だけなんてちょっと拷問！？
チョコレート大好きなので、チョコの事を書いているだけで食べたくなってきます。いひひ。

Posted by bakabros at 2005年09月15日 02:09

おはようございます。

昨夜、観てきました。

最初の、チョコレートが出来上がるオートメーションを観てるときから、すっかり気持ちが引き込まれてました。

チョコレートを開けるシーンの度に、
お尻のあたりが「ゾクゾク・・」。

工場の中に入ったら、笑いの連続。
リスが中身の良し悪しを音で確かめるシーンも、
ウンパ・ルンパも、大笑い。
（特に、TVゲームの中のようなシーンが「チョコレート工場とどんな関係があるんだよー」って、大爆笑しました）

でも、ウィリー・ウォンカが父親との再会するシーンでは、自分でも信じられないくらい大泣きしてました。

なんというか、もう、完全にこの映画の中に引き込まれてしまっていましたよ。

すばらしい！！最高！！

Posted by はなび at 2005年09月15日 07:54

はなびさま。

初めの機械のシーン、映像の楽しさと美しさに、CG映像のお手本だ！　と思いました。
冒頭からもう感動ですね〜。工場へ入るまでで何度ウルっとしたか。

リスも、ウンパ・ルンパも、一体原作ではどうなっているのか？　気になってしまう程ぶっ飛んでいましたね！　
久し振りにドキドキしてワクワクさせてくれる映画でした。

Posted by bakabros at 2005年09月16日 04:31

TBさせていただきましたぁ。

とっても楽しい映画でしたね。

Posted by hito at 2005年09月16日 21:38

hitoさま。

皆さんの感想を読んでいて、また新たにこの映画の良さを再発見しています。
その度にまた観たくなります！

Posted by bakabros at 2005年09月16日 23:51

bakabrosさま同様、まさに、ミュージカル！？って思いました。
それと同時に、今やこういうひねったカタチでしかミュージカル映画は作れないのかな、とちょいと悲しくなりました。

てなわけで、ＴＢありがとうございました。

Posted by にら at 2005年09月17日 10:26

にらさま。

そうですねー。私は逆に、あんまり王道っぽいミュージカルだと、ちょっと構えてしまいそうなので、ポップなアレンジの「ムーラン・ルージュ」とか「チャーリーとチョコレート工場」のウンパ・ルンパみたいな方が入り込みやすいかもしれません。

また遊びに来て下さい！

Posted by bakabros at 2005年09月18日 01:52

TB&コメントどうもでした。
ちなみに、ティム・バートンは「子供ができた影響があるかどうかは、まだわからない。いまだに子供ができたことのショック状態にいる」みたいなことを言ってました。この来日記者会見にはジョニー・デップもいましたが、とても退屈そうにボゾボソ喋っていて、内容的にもつまらない会見でした。映画はとっても良かったのにねえ……あれじゃ、逆効果だよね(笑)。

Posted by 映画三昧 at 2005年09月21日 03:39

映画三昧さま。

監督自身も思いがけない方向へ、映画作りの幅が広がっていったら、素敵な事だなと思いました。
それは誰にもわからない事ですけどね。
ジョニ・デップは日本嫌いって有名ですけど、本当なのかな？　そうだとしたらちょっと悲しいですね。

Posted by bakabros at 2005年09月21日 13:51

レビュー拝見しました！楽しいレビューでとても見やすかったです！確かに悲しい映画といわれれば、そうでしたね。子供には特にでしょうか。

Posted by exp#21 at 2005年09月26日 15:00

exp#21さま。

前半の当たりがでるまで、工場に入るまでの切なさが素晴らしくて、泣きました。
ああいうトーンも暗さも大好きなのですが、後半ガラッと変わるのでちょっとついていけなかったです。子供の反応や感想が聞いてみたいですね。

是非また遊びにいらして下さい♪

Posted by bakabros at 2005年09月26日 16:53

ご、ご無沙汰してます、、、。
ブログは１ヶ月以上停止してしまってます、、。

先日観てきました。
うーーーん。期待してただけに、、、。
前半と工場シーンのギャップが気になる。
フレディハイモア君が凄すぎて、予定より前半が膨らんだんではないかと妄想します。

前半と工場シーン、独立したものと見ると、それぞれ素晴らしいのですが、あまり融合させる気が無かったようで。

個人的には、工場シーンはもっとブラックでも良かったなぁ。
アレは確かに「マーズアタック」を思い起こさせます。ギャグが知識を必要とするものだったりするところとか。
今回はかなりメジャーなパロディ群のはずなのに、例えば「２００１年」のベタなパロディにも客の食いつきが悪くて残念でした。
銃乱射ゲーム狂いのガキの家がコロンバインにあったり（コロンバインでしたよね？）とか、ヤバいネタに反応してしまう俺が歪んでるんでしょうか。

チャーリー君とウンパルンパの大活躍で、ウォンカさんの影が薄かった様な感じもありました。

でも、あのご機嫌ミュージカルシーンが見たいので、２度目行くかもしれません。

Posted by めたろう at 2005年10月02日 21:00

めたろうさん、こんにちは！
お忙しいのですねー。

私も前半が良すぎて、大好きなテイストだっただけに、余計後半とのギャップが大きかったです。面白かったけれど、ちょっと思ってたのとは違ったかな。私も期待しすぎた感ありました。
「ビッグ・フィッシュ」が良すぎたからかな。
コロンバインまで気づきませんでした！映画パロディネタは楽しみましたね。
ウンパ・ルンパも度肝を抜かれましたね〜♪

ちょっと落ち着いて、冷静に、もう一度スクリーンで観たいです。

Posted by bakabros at 2005年10月03日 00:46

またしても前の記事にコメント＆ＴＢごめんなさい。
でも、せっかく感想を書いたので見ていただきたくて、ＴＢしちゃいました(>v<)
・・・といっても私も昔見て書いた記事をやっとこアップしたんですが・・・。
もう一度あのミュージカルシーンをじっくりみたいな♪なんて思ってます。

Posted by ＊りお＊ at 2005年12月14日 19:22

＊りお＊さま。
こんにちは！　前の記事へのTB,コメント大歓迎です♪
私ももう一度じっくり味わいたい気がします。
コープス・フライドと二本立てしてくれたら嬉しいな☆

Posted by bakabros at 2005年12月15日 02:39

ＴＢＲありがとうございました。
この映画は子供だけじゃなくて、大人も十分楽しめる映画でしたね。そして家族の大事さ、愛を教えてくれる教育的にもいい映画だったのではないかと思います。
また遊びにきますのでよろしくお願いします。

Posted by あっしゅ at 2006年05月05日 23:48

あっしゅさま。
とてもカラフルでポップで、そして毒があって、楽しい映画でしたね♪　
観る前からドキドキしてしまうような、数少ない宝物のような映画の一つです。
子供と一緒に観たらまた楽しそう！
是非また寄ってやって下さいね♪

Posted by bakabros at 2006年05月06日 00:29