『マイノリティ・リポート』と『デジャヴ』と『恋はデジャブ』を足して4で割ったようなSFなんちゃってアクション映画『NEXT -ネクスト-』。「二分先までの未来が見える男が、核爆弾の脅威からアメリカを救う」というストーリーですが、大風呂敷拡げちゃって、どうやって終わらせるのか観ていてヒヤヒヤしました。
“運命の人”を救出するのに大分時間を割いているので、なんとなく予想していましたが、思った以上にあっさりとした終わり方。すごくお金のかかったB級SFという印象でした。そもそも、ニコラス・ケイジがトム・クルーズばりのSFアクションのヒーローを演じるというのが無理がある気がします。
原作は、『ブレードランナー』『トータルリコール』『マイノリティレポート』のフィリップ・K・ディック

これほどアクションが決まらないのも珍しい!?予告編の決めアクションがことごとく決まらないのがツライ……。CGも、お金かかってそうなんだけど、ニコラスと合成されるとなぜか迫力がなくなる気がします。あ、ニコラスが浮いてるのか!?
今回はプロデュースもしているので、作品に彼の意向が大分反映されてそうです。
胸ぎりぎりのシーツとかバスタオルとかもニコちゃんの好みか?? 監督が『ダイ・アナザー・デイ』のリー・タマホリなのでそっちの趣味かしら。
そして、本当だったらいいシーンになるはずの場面を、ニコラスが真面目にやればやるほど笑いが(^▽^;) やっぱり三枚目なんだなぁ〜。
ジェシカ・ビールはキュートで役柄に合っていました。突然のバスタオルでの登場にはびっくり。
ジュリアン・ムーアも、冷酷な女性FBI捜査官という役にぴったり。
思い出づくりに奥さんも出しちゃいました。『ナショナル・トレジャー』とか超大作の主演が続いているニコラスです。もっと小ぢんまりしたいい作品に出て欲しいなぁ。でも、そんなファンの意見も彼には耳障りなようで、引退も考えているんだとか。
『ナショナル・トレジャー2/リンカーン暗殺者の日記』で来日した時も、思いっきり疲れた表情での舞台挨拶にはがっかりさせられました。ニコラス、もうちょっと頑張れ!(髪の毛も)

タイムトラベル物のラブコメディでは他に並ぶ映画なし! 何度も繰り返される一日の出来事を、こんなに面白く見続けられる作品はありません。




そう言われれば、ニコラス・ケイジは、ダメ男が上手いですね。「ナショナル・トレジャー」、今年初の映画でした。意識してみた彼出演の映画は、まだ4本くらいですが、「マッチスティックメン」と「赤ちゃん泥棒」が好きです。
ところで、カツオのたたき、食べたくなりました。(*^_^*)
そう、ダメ男役がイイんですよね〜♪
私も、『赤ちゃん泥棒』『マッチスティックメン』好きです。あとは、なんといってもニコちゃんが一番格好良かった『月の輝く夜に』と、シャーリー・マクレーンとの共演作『不機嫌な赤いバラ』、軽いコメディで何度見ても楽しい『パラダイスの逃亡者』も好きです。あ、結局全部だったりして(^○^)!?
カツオのたたきは、作るの大変ですもんね。シアトルでは食べられないかしら。