2007年01月14日

『ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド』

フィクションだとわかっていても、鑑賞中度々、現実とフィクションの間で頭が混乱してしまいます。悪趣味な好奇心を煽るような、美しさと醜さと嫌悪感とでギリギリの映像演出。突き刺さるようなパンクロックの音と歌詞。結合体一卵性双生児の兄弟、トムとバリーの魅惑的な容姿と孤独、扇情的で挑戦的な視線が忘れられません。

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見終わってからも、このストーリーが全くのフィクションなのか、どこまでかはノンフィクションなのか、という事が引っかかってくるような映画『ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド』(BROTHERS OF THE HEAD)。

ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド スペシャル・エディション ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド スペシャル・エディション

ドキュメンタリーフィルムのような映像と演出を多様し、トムとバリーの存在や、“ザ・バンバン”というロック・バンドの成功が、さも事実であったかのように思わされ、幻惑されて行きます。
それが狙いなのだと思いますが、とにかく混乱させられます。
特に劇中劇として挿入されるケン・ラッセル監督の未完製作“Two-Way Romeo”には、すっかり信じさせられました。『ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド』も、こういう風に普通のドラマ・映画として撮った方が良かったんじゃないだろうか、とか色々な事を考えさせられます。

18歳の時、父親に売り渡されたトムとバリー。“ザ・バンバン”というロック・バンドとしてセンセーショナルにデビューするが、女性記者ローラとトムが恋に落ち、二人で1人・一人で二人でもある兄弟の関係に次第に変化や亀裂が生じてくる。

このローラとトム、バリーの微妙な三角関係の辺りをもっと突っ込んで欲しかった気がしました。

監督は『ロスト・イン・ラ・マンチャ』、『 メイキング・オブ・12モンキーズ<未>』などこれまでドキュメンタリーを手がけてきたキース・フルトン&ルイス・ペペ。
both02.jpg 顔も似ている!?恋人同士☆

脚本に『ローズ・イン・タイドランド』、『イン・ディス・ワールド』『ロスト・イン・ラ・マンチャ』、『ラスベガスをやっつけろ』のトニー・グリゾーニ。

バリー役のルーク・トレッダウェイとトム役のハリー・トレッダウェイ、主演の二人も一卵性の双生児。意外にも、初めは兄弟俳優をキャスティングする予定はなかったとのこと。オーディションに来たうち、双子はこのトレッダウェイ兄弟一組だけだったそうです。
ハリーはイアン・カーティスの伝記映画“Control”に出演しています。これからが楽しみな二人です☆


「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」オリジナル・サウンドトラック Feat.ザ・バンバン 主演の二人が歌う“ザ・バンバン”の曲はどれもとても印象的で耳に強く残ります。映画の途中から、二人の本物の魂の叫び声のように聴こえて来ます音楽

ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド
原作は『A.I.』の原作など、SF文学の巨匠ブライアン W.オールディス。『ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド』は彼の夢の中から浮かんだインスピレーションだそうです。

ロスト・イン・ラ・マンチャ ロスト・イン・ラ・マンチャ
『ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド』の後には、まともなドキュメンタリー映画が観たくなります。


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posted by bakabros at 20:50 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(4) | 外国映画

2007年01月12日

『ラッキーナンバー7』

二転三転するスタイリッシュ・クライム・アクション、「伏線が凄い!」というおすぎさんの言葉を真に受けて始めから伏線探しまくりです。その結果、細かいところが気になってしまって映画に集中出来ませんでした(^_^;) 伏線というか、ラストに繋がってくる映像が早いうちに出てきますが、あまりそれに意味を探さずに、余計な事を考えずにそのまま素直に観た方が楽しめるような気がしました。

ラッキーナンバー7 DTSコレクターズ・エディション ラッキーナンバー7 DTSコレクターズ・エディション

二人の大物マフィア、ボスとラビ、その息子を巡っての抗争に巻き込まれて行く、スレヴンの起こす意外な行動。あっけない死の数々、切れのあるアクション、迫力の心理戦。なんとなく物語の輪郭が見えそうで見えてこないまま、先が読めそうで読めない、小気味良い展開と、テンポの良い音楽にのせて、グングン引き付けられてラストまで飽きさせません。

lucky7.jpgジョシュ・ハートネットとルーシー・リューの恋愛がストーリーに絡んでくるのですが、面白かったのはこの二人の関係。二人のシーンの、どこまでが嘘でどこから本気なのかが本当に最後までわからないということが、この映画に血を通わせているようで、とても気に入りました。

そして、『スナッチ』を彷彿とさせるシーンもありましたが、あまりにもそのまんまでビックリ! 「スナッチ効果」として認知されたのか!?

キャスティングが豪華で、脇の脇まで渋い俳優陣で楽しませてくれます。
出演作品に外れなし? ジョシュ・ハートネット、どこかで見たよな2丁拳銃 ブルース・ウィリス、作品に重みと渋みを与えるモーガン・フリーマンとベン・キングズレー、アジア系の枠を越えた? ルーシー・リュー、脇でも曲者スタンリー・トゥッチ。そしてワンシーンながらも相変わらずの存在感 ダニー・アイエロ! という、脚本に魅せられたという豪華キャスト達が、卒々として本当に楽しそうに演じているのを観て、こちらまでニンマリ楽しくなってきます(⌒〜⌒)☆

一番気になったのは、『ラッキーナンバー7』の原題(『LUCKY NUMBER SLEVIN』)自体がネタバレしているんじゃないかということ。邦題は一応気を使っているみたいですね(^▽^;)

ホワイト・ライズ』『ギャングスター・ナンバー1』のポール・マクギガン監督。脚本のジェイソン・スマイロヴィックはTVドラマの脚本を書いていたらしいですが、これからの作品がとても楽しみでするんるん

ホワイト・ライズ
ホワイト・ライズ
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4 一人の女に共感できるかがポイント
5 「切ない」
4 横恋慕は愚かな行為

ジョシュ・ハートネットとポール・マクギガン監督コンビの作品 目

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4 ポールベタニーが超クール!
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ポール・ベタニー主演で気になっていた映画。ポール・マクギガン監督作品だったんですねexclamation


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posted by bakabros at 13:45 | 東京 ☁ | Comment(6) | TrackBack(59) | 外国映画

2007年01月09日

『イカとクジラ』

タイトルが一体何を意味しているのか、最後まで観てもわかったようなわからないような。壊れかけの不完全家族のリアルな姿が淡々と、生々しく描かれる『イカとクジラ』(THE SQUID AND THE WHALE)。5ブロック先までのドライブを、地下鉄駅のホームのカットで繋げたりする斬新さと、バスルームでシャワーカーテン越しに母親が話しかけるシーンで、息子の手だけが覗いているシーンとか、何故かドキッとさせるシーンがいくつかありました。
こういう画面の切り取り方は今までに観た事がなかった気がします。
監督・脚本は、批評家・マスコミに「ウェス・アンダーソン×ウディ・アレンだ!」と言わしめた、ノア・バームバック。『ライフ・アクアティック』でウェス・アンダーソン監督と共同脚本を手がけています。

イカとクジラ The Squid And the Whale: The Shooting Script (Newmarket Shooting Script)
イカとクジラ
The Squid And the Whale: The Shooting Script (Newmarket Shooting Script)

ヘンテコだけれど楽しげに見える、ある家族の曰常が、両親の離婚話から少しずつ狂い始める。
妻から別れを切り出されても、まだ未練たらたらで落ち目の小説家である父親バーナードと、マスコミにも注目される新鋭作家の母親ジョーン。
そんな両親が離婚して、それぞれー人親となった途端、子供への接し方や態度がー変する様子がなんともリアルで面白かったです。
急に男・女として接するようになるのが、イタイほどに現実的。

不安な気持ちをストレートに表に現せなくても、異性に、酒に、と少しずつ混乱し変化して行く息子たちの心情が痛いほど伝わってきて、全体的にはユーモラスな展開にも関らず、キリキリチクチク身につまされていきます。普通の日常の中の毒や鬱屈した想いが、淡々と描かれて行く様は、劇中にしばしば作家・小説・映画・ロックからの引用があるように、まるで抽象絵画か先新鋭の音楽のように暗喩的。

The Squid and the Whale オリジナルサウンドトラック イカとクジラ

この物語は、両親ともに作家だった監督自身の少年時代からインスピレーションを得たそうですが、父親役のジェフ・ダニエルズに監督の父親の服を着せたという程、このストーリーと映画は、監督にとって私的なものだったのでしょう。
だからこそ、ヘンテコながらも発する力強さみたいなものを感じるのだと思います。
次回作、全く違った作品を撮ったものが、一体どんな映画になるのか、とても楽しみです。

弟のフランク役は、俳優ケヴィン・クラインとフィービー・ケイツの息子、オーウェン・クラインが。少年のあどけなさギリギリの、揺れる瞬間を真っすぐに体現してみせた演技は立派で素晴らしかったです。
兄のウォルト役には『ウェス・クレイヴン's カースド』のジェス・アイゼンバーグ。
父親バーナードにジェフ・ダニエルズ、母親ジョーンにはローラ・リニー。演技力と脚本のリアルさが相まって、凄い説得力のある両親役でした。
兄弟のテニスコーチ役には、すっかりおっさん化したウィリアム・ボールドウィン。以前ファンだったのですが、にやけたただのおっさんになっていてちょっとがっかりしました(^_^;)

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
ウェス・アンダーソン監督作品。

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ノア・バームバックとウェス・アンダーソンの共同脚本作品。


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posted by bakabros at 23:35 | 東京 ☀ | Comment(4) | TrackBack(8) | 外国映画

2006年12月21日

『リトル・ミス・サンシャイン』

はじめはどうしようもなくバラバラに映っていた負け犬家族でしたが、観終わる頃には自分もこの愛すベき家族のー員になって、ー緒にバスを押している。
そのシーンの映像と感じた気持ちが鮮やかに、いつまでも残って行くだろう、素敵なシーンやセリフがいくつもありました☆

リトル・ミス・サンシャイン リトル・ミス・サンシャイン

娘がミスコンに参加のする為に、家族揃ってオンボロワーゲンのバスに乗ってアメリカを旅するロードムービー。独自の成功論の自己啓発本で一発当てようと目論む父親、薬中の祖父、失恋して自殺未遂を計ったプルースト研究者の伯父、無言の誓いを立てメモで会話する息子、ちょっぴりおデブでミスコン優勝を目指す娘、皆をまとめようと日々疲れ気味の母親。
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どこにでもいそうな家族の姿をリア儿に、笶いを軸に描く事によって、作品から哲学的な歓念のようなものや言葉にならないメッセージを受けとれるのが不思議です。
多くを語らないからこそ強く伝わってくるものがあるような。
ジョナサン・デイトン とヴァレリー・ファリス監督は夫妻だそうですが、この二人や製作に関わる人たちの心の奥底にある“想い”がひたひたと伝わってくるような、大切にしたい何かがギュッと詰め込まれているような映画でした。

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家族が押すオンボロバスは、それがそのまま人生であり家族そのものであるかのように見えてきます。
押しがけしないとエンジンがかからなくて、ー度止まってしまったら、その時はその時。またみんなでカを合わせて、ーから押せばいい。
それぞれ問題を持ち悩みを抱えながらも、本音を言いたい放題。口を開けばケンカばかりでも、お互を思いやる心は決して忘れず、いざ家族のピンチにはー致団沢して恊力し合う。じんわりと家族の良さを感じさせてくれました。

映画の中で哲学に関する事柄がいくつも出てきます。それがなかったとしても、この映画全体から醸し出される雰囲気はどこか哲学的。
感動物、泣かせる映画にする亊も出来たはずだと思いますが、あくまで笶わせる事に徹底したところが、この映画をただの感動家族物で終わらせない、愛すべき作品にさせている秘訣ような気がしました。

lms03.jpgオリーヴ役のアビゲイル・ブレスリンは『サイン』のあのアルミホイルとんがり帽子のあの子ですね!? すっかり立派な小デブちゃんになっててびっくりしましたが、演技や笑顔は最高に可愛らしくてとっても良かったです。もしかしてこの役の為に増量したとか?? もしそうだとしたらコワいけど。

父親役のグレッグ・キニア、母親役のトニ・コレット、祖父役のアラン・アーキン、伯父役のスティーヴ・カレルと個性的な演技派揃いのキャスティングも最高に良かったです。
おじいちゃんは画面に映っていなくても凄い存在感を発揮して、いつも家族と一緒にいるみたい☆

そして、オリーヴのダンスをなかなか見せないなと思っていたら、それがオチだったんですね(⌒〜⌒)☆

ミスコンのステージでは、私の大好きなファミリームービー『バックマン家の人々』を思い出しました。
家族っていいなぁ、としみじみ噛み締められるような映画です。帰省シーズンにぴったり☆ 帰省する前に是非どうぞ! 家族と過ごす時間や楽しみや温かさを何倍にもしてくれる事でしょう。

Little Miss Sunshine: The Shooting Script (Newmarket Shooting Scripts Series) Little Miss Sunshine: The Shooting Script (Newmarket Shooting Scripts Series)
映画のスクリプト。凄く読んでみたいです☆

Little Miss Sunshine
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バックマン家の人々
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一番好きなファミリームービー。何度見返しても笑えて、ジワッと泣かされます(⌒∇⌒)

『リトル・ミス・サンシャイン』公式サイト

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posted by bakabros at 16:10 | 東京 ☁ | Comment(10) | TrackBack(24) | 外国映画

2006年12月15日

『エラゴン 遺志を継ぐ者』

「『ハリー・ポッター』『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの魂とスケールを受け継ぐファンタジー作品」という謳い文句ですが、確かにこれまでの色んなSF・ファンタジーが映画を観ている時に頭をよぎります。ドラゴンに乗り大空を飛ぶシーンは『ネバー・エンディング・ストーリー』を思い出したり。

エラゴン 〜遺志を継ぐ者〜特別編 (初回限定版) エラゴン 遺志を継ぐ者
エラゴン 〜遺志を継ぐ者〜特別編 (初回限定版)
エラゴン 遺志を継ぐ者

お姫様が帝国の狙う宝、ドラゴンの卵を盗み出し、逃走中に捕らえられる。選ばれし農家の若者は、夢の中に現れるお姫様に恋心を抱き、魔法やドラゴンライダーとしての心得を伝授してくれる師匠の制止もきかず敵の懐最中へ助けにいく……。
三部作の第一作目。20世紀FOX作品として引き合いにも出されていますが、これは……。ずばり、アレですね!?

eragon01.jpg エラゴン=ルーク

eragon02.jpg アーリア姫=レイア姫

eragon03.jpg 師のブロム=オビワンがザーロック=ライトセーバーをエラゴン=ルークに授ける

eragon04.jpg 帝国の王の手下ダーザは、パルパティーン→シスのように段々お顔が変化して行く

あと、途中から突然助っ人のマータグ=ハン・ソロも現れました。
とくると、続編の二作目ではエラゴンとエルフのお姫様アーリアが、実は双子の兄妹だった! という事実が明らかになるのか!? とちょっと期待しましたが、アーリア役のシエンナ・ギロリーはどうみても年上(ルークとレイアもそうだったけど)。実際はエド・スペリーアスよりも8歳年上の26歳でした。なんとか、続編双子で行けるかな??

エラゴン 遺志を継ぐ者―ドラゴンライダー〈1〉 エラゴン 遺志を継ぐ者―ドラゴンライダー〈2〉 エラゴン 遺志を継ぐ者―ドラゴンライダー〈3〉
エラゴン 遺志を継ぐ者―ドラゴンライダー〈1〉
エラゴン 遺志を継ぐ者―ドラゴンライダー〈2〉
エラゴン 遺志を継ぐ者―ドラゴンライダー〈3〉
原作はクリストファー パオリーニが15歳の時に書き始め、17歳の時に完成したファンタジー小説だそうです。「ドラゴンライダー三部作」の第一作目。

世界中の18万人の候補者の中から、数百回のオーディションによってエラゴン役を勝ち取った、新星エド・スペリーアスは、あどけなさが残るような、ぷくぷくしてカワイイ感じ。いかにも農家の息子っぽい感じが良かったです。
エラゴンと同じ位注目のドラゴンでしたが、赤ちゃんの時からもうコワい!? 大人になってからも微妙な感じですが、ドラゴンってそもそも空想の生き物なのだから、もっと思い切りいじって、新しくて格好良いドラゴン像を作り上げて欲しかった気もします。
このドラゴンがエラゴンとテレパシーで会話するのですが、ドラゴン・サフィアの声はレイチェル・ワイズ。字幕と合わせて聞くと、彼女とは全然わかりませんでしたが、独特の声ですね。

気になったのは、ドラゴンの成長と、ドラゴンライダーとしてエラゴンが目覚めて行く過程が連動していなくて、ある日突然、ドラゴンは大人になって火を吹くし、エラゴンは魔法を覚えてしまう、というところがちょっと物足りなかったです。魔法も「名前を知るだけで操れる」というものでしたが、全く前フリなしに呪文のような言葉を発し、魔法をバンバン使ってしまうのが簡単過ぎる気がしました。
ゲーム好きとしては、もう少し「修行や経験を積んだ結果、魔法を覚えた!」という様子を面白く見せて欲しかった気もします。
まあ、ゲームでも経験値を積めば勝手に魔法を覚えて行くんですけどね。

その端折り方にはちょっと違和感がありましたが、近頃では珍しく短い104分という上映時間や、細かい部分を徹底的に省いたような展開、ドラゴンに乗るドラゴンライダーの世界を中心とした物語は、わかりやすく、また、ジョン・マルコヴィッチ、ロバート・カーライル、ジェレミー・アイアンズ、ジャイモン・フンスーといったくせ者達が大まじめでファンタジーの世界を演じきっている姿は、お正月に家族連れで観に行った時、映画好きの親世代にも十分楽しめるのではないかと思います☆
既に三部作として映画化が決まっているそうですが、果たしてエラゴンとアーリアが双子なのかどうかという確認の為にも、次回作もちょっと観てみたいです♪

『エラゴン 遺志を継ぐ者』(『ERAGON』)公式サイト

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posted by bakabros at 21:38 | 東京 ☁ | Comment(6) | TrackBack(48) | 外国映画

2006年11月30日

『007/カジノ・ロワイヤル』

オープニングの、息もつかせぬ勢いで上へ下へと、実写版ドンキーコングのような、とび職アクション連続の逃走劇の一幕は、あり得なさと同時に体を張った目の覚めるような本物のアクションが上手く融合されていて、今までに観た事がない映像の緊迫感に手に汗握り、スクリーンに釘付けになるほど、迫力のシーンでした!

007 カジノ・ロワイヤル デラックス・コレクターズ・エディション(初回生産限定版)(2枚組) 「007/カジノ・ロワイヤル」オリジナル・サウンドトラック
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「007/カジノ・ロワイヤル」オリジナル・サウンドトラック
007を観た事がなくても、そのお馴染みのテーマ曲にはしびれます♪

イギリス諜報機関の元諜報員(ってホント!?)イアン・フレミング原作。初めてジェームズ・ボンドが登場した小説『カジノ・ロワイヤル』を元に、リアルで魅力的な”人間ジェームズ・ボンド”を描く、007シリーズ21作目。世界最長シリーズと言う事ですが、寅さんの方が長いよねexclamation&question

007/カジノ・ロワイヤル 【新版】
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おすすめ度の平均: 5.0
5 映画も期待できるかも。
5 とにかく原点

テロリストに資金を提供している悪の投資家ル・シッフル(マッツ・ミケルセン)の資金を断つため、イギリス諜報機関・MI6から“殺しのライセンス”を与えられ、「00」“ダブルオー”になりたてのジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)が国家予算を賭けたカジノ勝負に挑む。終始リアリティを重視した作りにすっかり引き込まれて行きますが、よく考えると、あり得ないようなマンガチックな設定ですよね。しかし、それもダニエル・クレイグの迫真の演技によって、とてもリアルに見えてくるから凄いです。スパイ物という事で割り切ると、結構楽しめる映画だと思います。

007.jpg007シリーズをまともに観るのはこれが初めてなので、過去のボンド役との比較は出来ませんが、ダニエルボンドはそのクール過ぎる青い瞳の冷ややかさと、びっくりする位の筋肉隆々の体つきがなんだか妙に生々しくて、身体だけでももの凄いインパクト! その肢体を見せつけるようなパンツ一丁姿まで惜しげもなく披露してくれます。男性にとってはイタ〜いシーンでも、女性にとっては目がランランしちゃうかもexclamation&question

140分と結構長い上映時間でも、展開のめまぐるしさとてんこ盛りな見せ方によって、最後まで飽きずにスクリーンに釘付け。ただ、ストーリー展開にちょっとついて行けず、終わってから説明されないとわからなかった事もいくつかありましたσ(^_^;)
それでも、見終わって「面白かった」と思える興奮と、良い意味で劇画的な、映画の醍醐味を味わう事が出来る映画でした☆

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とても個性的な容姿なのに、見る映画ごとに全く違う印象を残すダニエル・クレイグ。その野性的な顔立ち(猿顔!?)と、クールそうに見える内面とのギャップがこの人の魅力でしょうか。人を引き付ける独特の魅力があります☆

フレッシュ・デリ フレッシュ・デリ
凄く印象的な顔つきですよね〜、悪役の彼 目

監督は『007 ゴールデンアイ『マスク・オブ・ゾロ』『レジェンド・オブ・ゾロ』のマーティン・キャンベル
清楚な魅力のエヴァ・グリーン、相変わらずの迫力顔、ジュディ・デンチが脇を固めます。
脚色は『クラッシュ』のポール・ハギス

007 カジノ・ロワイヤル@映画生活

カチンコダニエル・クレイグ・エヴァ・グリーン・ジュデイ・デンチ・ジェフリー・ライト出演作品の感想記事
ミュンヘン』『ジャケット』『ルパン』『プライドと偏見』『レディ・イン・ザ・ウォーター』『シリアナ』『ブロークン・フラワーズ

マーティン・キャンベル監督作品の感想記事
レジェンド・オブ・ゾロ

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posted by bakabros at 23:19 | 東京 ☁ | Comment(15) | TrackBack(66) | 外国映画
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