2006年10月11日

『サンキュー・スモーキング』

試写にて『サンキュー・スモーキング』(THANK YOU FOR SMOKING)鑑賞。一日に1,200人殺すタバコ業界のPRマンとして巧みな話術と情報操作でタバコを擁護し続ける主人公ニック・ネイラー(アーロン・エッカート)はトラブルバスターで、彼の武器は“言葉”のみ。時に論理的に、時に手の内を明かし真摯な語り口でトラブル相手を懐柔し、目的を遂行するもみ消し屋。全編ブラックユーモア満載ですが、登場人物、特に悪役達が皆底抜けに明るくポジティブで悪びれないので、悲壮な感じは全くなく、知的な社会風刺盛り沢山の、ポップで楽しい社会派コメディです。

Thank You for Smoking Thank You for Smoking Thank You for Smoking
Thank You for Smoking
原作はクリストファー・バックリーの原作小説。
ニコチン・ウォーズ 原作の日本語訳ニコチン・ウォーズ

情報操作の王と呼ばれるニックが、離婚して別に暮らす息子ジョーイ(キャメロン・ブライト)に学校の宿題について議論をふっかけたり、仕事先へ連れて行ったりして、父親として息子に何を伝えるかということがとても面白かったし、考えさせられました。
父が教える事は、大抵の世間の親とは正反対の、真実で本音。世の中の汚い部分は真実の姿であって、それを教えることによって建て前社会の生きる術を授けている。ああいう親になりたいと思いますが、きっとなれないでしょう(^^;)

一番印象的だったのは、「この仕事を続けるのは何故?」との問いに「これが得意だから。才能がある」と堂々と自分の能力を言ってのけるシーン。
それが、『ロード・オブ・ウォー』の主人公、ニコラス・ケイジの演じた武器商人の言葉と全く一緒だったのでびっくり! 生まれ持っての才能によって、ダーティな世界でしか生きられない人、ある世界でだけいきいきと輝ける人種が、確かに居るんだなぁと思いました。
溢れかえる情報をむやみに信じず、自分で物事を判断する能力を養うことを考えさせられる映画です。

Thank You for Smoking Thank You for Smoking オリジナルサウンドトラック。音楽もポップで良かったです♪

主演のアーロン・エッカートは、チャーミングで、憎めない雰囲気がこの役にぴったりで、とても役にはまっていたし、彼の存在によって映画がより楽しいものになっていると思います。『ブラック・ダリア』の時は、主要キャストにも関わらずほとんど印象に残らなかったのですが、『サンキュー・スモーキング』の方がずっと魅力的で輝いていました。

息子役のキャメロン・ブライトは、相変わらず素晴らしい存在感と演技。同じシーンの俳優達全てを食ってしまうくらいの迫力と印象を残します。いい顔してますね〜目

マリア・ベロは“ワインの聖母”と呼ばれる死の商人<モッズ特捜隊>の一員。こういうキャンキャンした役が似合いますね。
ラストに<モッズ特捜隊>が6号まで増えているのがおかしかったですわーい(嬉しい顔)

ウィリアム・H・メイシーは、怒りで真っ赤になったあのアヒルポパイ顔がたまりません☆

お久しぶりのロブ・ロウは、日曜にしか寝ないハリウッドのスーパーエージェント役。映画業界の裏側が覗ける彼のシーンも凄く面白くて、映画好きにはたまらないです。何気ないセリフのひと言まで聞き逃さないでるんるん

ケイティ改めケイト・ホームズは結構色んな役を演じるんだなという、意外な汚れ役。顔がむくんでいたけど、妊娠中だったのでしょうか。

他にもロバート・デュバルサム・エリオットなど豪華な俳優陣が集まったのは、映画監督のアイヴァン・ライトマンを父に持つジェイソン・ライトマン監督(脚本も)作品だから? と思いましたが、原作、脚本がしっかりとしていて面白いストーリーだったからなんでしょうね。
実際は、主演にアーロン・エッカートが決定すると、この豪華キャスト達が次々に作品への参加を決めていったのだとか。
長編初監督作でこの完成度の高さですから、次回作も楽しみですね。


カチンコ キャメロン・ブライト、マリア・ベロ、ケイト・ホームズ、ウィリアム・H・メイシー出演作品
『記憶の棘』の感想記事はこちら。
『X-MEN:ファイナル・ディシジョン』の感想記事はこちら。
『ワールド・トレード・センター』の感想記事はこちら。
『ヒストリー・オブ・バイオレンス』の感想記事はこちら。
『バットマン ビギンズ』の感想記事はこちら。
『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』の感想記事はこちら。
『セルラー』の感想記事はこちら。

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posted by bakabros at 19:08 | 東京 ☁ | Comment(4) | TrackBack(26) | 外国映画

2006年10月07日

『ザ・センチネル/陰謀の星条旗』

試写にて『ザ・センチネル/陰謀の星条旗』鑑賞。キーファー・サザーランドが、敏腕シークレットサービスを演じるその姿は、まさに『24 -TWENTY FOUR- 』のジャック・バウアーだ!

ザ・センチネル 陰謀の星条旗 ザ・センチネル 陰謀の星条旗

触れ込みでも『24 -TWENTY FOUR-』を超えるポリティカル・サスペンスと銘打っているだけあって、本当に映画版『24 -TWENTY FOUR-』といった感じ。
ホワイトハウス内の有り得ない出来事に「え〜!?」と思いつつも、手に汗握るサスペンス、アクションシーンもありハラハラさせられますが、前半、人物や人間関係の背景を丁寧に描き過ぎな感じで、予告編を見てあらすじを知っているだけに「まだ捕まらないのかなーexclamation&questionとちょっと中だるみムードになってしまいました。

マイケル・ダグラスがプロデュースし、主演していますが、日本ではキーファー・サザーランドの方が全面に押し出されているような感じですね。
マイケル・ダグラスは相変わらずのマイケル・ダグラスで、キーファー・サザーランドはジャック・バウアーにしか見えないし、キム・ベイシンガーはキム・ベイシンガーだし、唯一興味を持ったのは映画初出演のエヴァ・ロンゴリア。『デスパレートな妻たち』の人気女優さんなのだそうです。

謀殺の星条旗

原作はジェラルド・ペティヴィッチの『謀殺の星条旗』。監督は『S.W.A.T.』のクラーク・ジョンソン。

見た後にこの映画のコピー、“141年間、シークレット・サービスから裏切り者は決して現れなかった…”を改めて考えてみると、また微妙……。

ザ・センチネル 陰謀の星条旗@映画生活

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posted by bakabros at 20:58 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(27) | 外国映画

2006年10月05日

『ワールド・トレード・センター』

試写にて『ワールド・トレード・センター』鑑賞。ニコラス・ケイジファンとしては、観るのがこわかった作品です。ドキュンタリータッチだった『ユナイテッド93』が裏の9.11映画なら、こちらが表の顔。『ユナイテッド93』と比べると『ワールド・トレード・センター』はドラマ要素が強く、その分中途半端な印象でした。

wtcnico.jpgWTCの崩落現場に生き埋めとなった2人の警察官の場面と、交互に挟まれる2人の家族の様子が、当たり前だけれどとても映画的。
実際のニュース映像を映画のシーンにそのまま使ったやり方にも違和感を覚えました。
映画を見ているのだけれど、9.11を脚色した映画なんて見たくない。実際はほとんど脚色されていないそうですが、感動的な演出がやけに引っ掛かるのです。
9.11で家族を失った人たちの、その時の心配や悲しみは、わざわざ映像化されなくても充分に伝わってくることだと思うので、それを感動的な音楽と回想シーンで説明されると、本当に大切な問題に蓋をして、違った方向へ心を誘導されているような気がしてしまってなんだか居心地が悪かったです。

ワールド・トレード・センター スペシャル・コレクターズ・エディション ワールド・トレード・センター スペシャル・コレクターズ・エディション

無償の奉仕精神、助け合いの心は本当に素晴らしいと思います。
そこから反戦・平和を望む心が生まれれば良いと思いますが、この映画を見終わって、それとは逆のベクトルの団結力のようなものを感じてしまったのは考えすぎでしょうか。

『ユナイテッド93』と『ワールド・トレード・センター』、どちらか見るなら『ユナイテッド93』の方が、心に訴えかけてくるものの大きさ、力が強かったので、より深くこの問題を考えられるのではないかと思います。

そんな中、一番印象的だったのは、ウィル・ヒメノ氏の妻、アリソン・ヒメノ役のマギー・ギレンホールが、夫の無事の連絡を待つ間に居ても立ってもいられずスーパーへ買い物に出かけた帰り、車も人も通らない交差点で信号待ちをしているシーン。
国内で戦争が起こり、NYでは大惨事に巻き込まれている多くの人々がいるのに、一方で当たり前のように過ぎていく日常を過ごさなければいけない不明者の家族達。
日常が異空間に感じられてくるような一瞬が上手く切り取られていてとてもリアルで、これは実際に家族が感じた事なのだろうと思いました。

オリバー・ストーン―映画を爆弾に変えた男 オリバー・ストーン―映画を爆弾に変えた男
映画に必要なことはすべてベトナムの戦場で学んだ―監督オリバー・ストーンの記録

オリバー・ストーン監督作品とは合わない事が多いので、あまり期待はしていませんでした。それでも『プラトーン』と『ドアーズ』は好きです。

脚本家としても活躍していますが、『スカーフェイス』の脚本がオリバー・ストーンによるものだったとは知りませんでした 目exclamation

予告編で、やせこけた頬の老け顔と、ヒゲと警官の制服がどうもゲイっぽく見えて心配していたニコラス・ケイジ(ジョン・マクローリン役)ですが、意外にマッチョでたくましくて良かったです。地獄のような状況下、大けがを負って限界の体力と精神力を振り絞り、共に生き残った部下を励ましながらも段々弱っていく様の演技は、真に迫るものがありあました。
ウィル・ヒメノ役のマイケル・ペーニャは元気で若々しく、彼の明るさが映画に救いを与えていたと思います。
ジェイ・ヘルナンデスも良かったです。
マリア・ベロは見る度に違う表情で別人に見えます。


カチンコニコラス・ケイジ、マリア・ベロ、マイケル・ペーニャ出演作品
*『ロード・オブ・ウォー』の感想記事はこちら。
*『ナショナル・トレジャー』試写一回目の感想記事はこちら。
*『ナショナル・トレジャー』ジャパン・プレミアの感想記事はこちら。
*『ヒストリー・オブ・バイオレンス』の感想記事はこちら。
*『ミリオンダラー・ベイビー』の感想記事はこちら。
*『クラッシュ』の感想記事はこちら。

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posted by bakabros at 14:58 | 東京 🌁 | Comment(8) | TrackBack(69) | 外国映画

2006年09月28日

『レディ・イン・ザ・ウォーター』

試写にて『レディ・イン・ザ・ウォーター』LADY IN THE WATER鑑賞。もとはシャマラン監督が子供達を寝かしつける為に毎晩聞かせていた、即興で作ったお伽噺だと知って納得。物語に入り込めなくても、なんだか惹かれるものがあるのはさすがです。まんまとシャマランマジックにかかり、観客として物語の一員にさせられてしまいました。

レディ・イン・ザ・ウォーター 眠れないベッドタイム・ストーリー レディ・イン・ザ・ウォーター 眠れないベッドタイム・ストーリー
M.ナイト・シャマラン監督が初めて描く、お伽噺の絵本。

まず、導入部の説明が長い! もう少し映画の中で、水の世界の物語を語って見せる事は出来なかったのか?
韓国人親子から語られる古くから伝わる神話そのままに、物語が展開していくのもなんだかなぁという感じ。

しかし、これまでの役どころを微塵も感じさせないポール・ジアマッティと、独特の顔立ち、スラリとした容姿と透明感で水の精・ストーリー役を演じきったブライス・ダラス・ハワード、2人の存在感と、アパートの一風変わった住人達のキャラクターの面白さなどでぐいぐい見せていきます。ジェフリー・ライト演じるクロスワード好き親子とか、右半身だけ鍛えているレジー役のフレディ・ロドリゲスとか、細かい設定がおかしいです。

映画「レディ・イン・ザ・ウォーター」オリジナル・サウンドトラック 映画「レディ・イン・ザ・ウォーター」オリジナル・サウンドトラック

肝心のストーリー自体にはあまり魅力はないのだけれど、このおとぎの世界に付き合っているのも悪くないような。まるでキツネにつままれているような気分。
シャマラン監督の面白いように、観客が遊ばれているなぁとも。
チャーリー・カウフマン脚本の『アダプテーション』を思い出しました。
シャマラン監督は、劇中“水の精”ストーリーから啓示を受ける作家役で登場し、自ら書いたオイシイ役を喜々として演じ、自分の映画で楽しそうに遊んでいる。今の映画界でも珍しいポジションにいて、自由に映画を撮れる立場だと思うので、これからもっともっとぶっ飛んでいって、常人の考えも及ばぬようなとんでもない映画を作って魅せて欲しいですカチンコ

ヴィレッジ』は観ていませんが、『シックス・センス』以降、どんどんはったりが効かなくなってきている気がします。それでも、好奇心を煽って見せる映像の感覚、センスが独特で、今回の予告編も、期待していない筈なのに、観たくなってしまう作りは、上手いなぁと思います。
今までの作品のように、最後まで引っ張って、謎そのものを見せないような事はなく、あっさりと謎の張本人“水の精・ナーフ”が冒頭から登場して、そのあっけなさには驚きますが、その後、普通の人々がお伽噺の中に自らの役割を見つけ目覚めていくという過程をストーリーの中心にした事は、良かったと思います。

全体的に、サスペンスやミステリーよりは、ユーモア・コメディに重点を置かれているような印象を受けました。
変に謎解きや展開を気にせずに、コメディだと思ってみると、結構楽しめる映画かもしれません。

レディ・イン・ザ・ウォーター 特別版
ワーナー・ホーム・ビデオ (2007/01/26)
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おすすめ度の平均: 3.0
2 シャマラン監督の切れが見れないのが残念
4 あくまでおとぎ話。
4 素直に感動しました


ヴィレッジ ヴィレッジ
更に凄く観たくなりました☆


カチンコポール・ジアマッティ、ジェフリー・ライト、フレディ・ロドリゲス出演作
『シンデレラマン』
『シリアナ』
*『ブロークン・フラワーズ』
『ポセイドン』

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posted by bakabros at 23:57 | 東京 ☁ | Comment(12) | TrackBack(51) | 外国映画

2006年09月19日

『記憶の棘』

『記憶の棘』『BIRTH』“映画音楽”という言葉を久し振りに思い出し、この映画を観ている間、常に意識していました。冒頭、走る男の後ろ姿、顔は見えない。走る速度に合わせるように、短調だけれど弾むような曲調の音楽が、長く長く映像を伴奏し、ドラマチックに止まり、シークエンスに合わせて呼吸する。この単調な長回し映像のインパクトに圧倒されました。

記憶の棘 オリジナル・バージョン 記憶の棘 オリジナル・バージョン DVDは2007/03/23発売予定。

birth01.jpgアナが少年ショーンを元夫の生まれかわりなのかもしれないと感じ始める心の変化を、クラシック舞台の曲の伴奏で、ニコール・キッドマンの顔アップだけで、しつこい位長く見せるその表情の凄いこと!
驚きと悲しみと喜びと愛の終わりと始まりと、全てを表すようで、凄い迫力。

よくある、映像に合わせて作られたのでもなく、音楽に合わせて役者が演じるのでもなく、両方が響き合い、協奏する映像体験。

「そうか、映画って、音楽にもよるものなんだ」と気づかされ、久し振りに映画らしい映画を観た満足感がありました。

監督はジャミロクワイやレディオヘッドなどのミュージック・ビデオやCMで数々の賞を受賞しているイギリスの鬼才ジョナサン・グレイザー。

DIRECTORS LABEL ジョナサン・グレイザー BEST SELECTION DIRECTORS LABEL ジョナサン・グレイザー BEST SELECTION
ジョナサン・グレイザーの手がけたMV、CM集。「Sexy Beast」「Birth」からの抜粋映像と、ニコール・キッドマン他、アーティストや出演者達のインタビュー映像も収録。

Sexy Beast Sexy Beast

長編映画はベン・キングズレーが2001年度アカデミー、ゴールデングローブ賞に助演男優賞でノミネートされた『Sexy Beast』に続き二作目。

記憶の棘 記憶の棘 映画のノベライズ文庫本。 

脚本はジョナサン・グレイザー監督と、『存在の耐えられない軽さ』のジャン=クロード・カリエール、『チョコレート』のマイロ・アディカ。
監督の温めていた「少年が、ある女性の亡き夫の生まれかわりだと主張する」という原案から三人で発展させた脚本、そして演出は寓話的でありながら、どのシーンもとてもリアルで、そのリアルさにびっくりするようなシーンがいくつもありました。
アナ(ニコール・キッドマン)が姉のローラ(アリソン・エリオット)と廊下の椅子に座り「あの少年が、僕は君の夫だと言うの。」と言った後、思わず吹き出すシーンには、映画の中で本当に息づく役柄に惹きつけられました!

ぎりぎりまで彩度を落として撮影したという映像は、深く陰影を感じさせ、濃い密度の空気感のあるシックな美しさがあります。
撮影は『エレファント』などガス・ヴァン・サント作品のハリス・サヴィデス。

ストーリーは、輪廻をめぐるラブストーリーというよりは記憶と過去の愛にまつわる心理サスペンスという感じ。
謎解きするよりも、映像に身を委ねて、この謎の中にずっと居たくなるような心地良い面白さのある映画でした。

BIRTH 記憶の棘 オリジナル・サウンドトラック BIRTH 記憶の棘 オリジナル・サウンドトラック
記憶に残る素晴らしい音楽は、『真珠の耳飾りの少女』、『シリアナ』でゴールデングローブ賞ノミネートされたアレクサンドル・デブラ。

birth02.jpgニコール・キッドマンは、地毛なのでしょうか? 赤毛のベリーショートと膝丈スカートから覗く脚の美しさに見惚れます。

ショーン少年役のキャメロン・ブライトは、『X-MEN:ファイナル・ディシジョン』のキュア役の彼。撮影当時10歳だったという事ですが、ハリウッドの伝説ローレン・バコールとも堂々共演。凄く良い顔つきと表情してますね。本当にこれからが楽しみな俳優さんです。


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posted by bakabros at 16:02 | 東京 ☀ | Comment(6) | TrackBack(28) | 外国映画

2006年09月08日

『X-MEN:ファイナル ディシジョン』

『X-MEN:ファイナル ディシジョン』『X-MEN: THE LAST STAND』)三部作の最終章ですが、観るのはこれが初めて。前二作のストーリーもほとんど知らずに観ましたが、これが、意外に面白かった! アメコミらしいVFXの見せ方が絶妙にバランス良く、有り得なさと漫画の動きの楽しさと、ストーリーには現実味もある。1,2を観ていないことを後悔させられる三作目でした。

マーベル ヒーロー BOX マーベル ヒーロー BOX
「X-MEN:ファイナルディシジョン<特別編>」「X-MEN」「X-MEN2」「ファンタスティック・フォー」「デアデビル」「エレクトラ」など映画7作品を収録したコレクターズボックス。日本限定3000体封入特典として“ウルヴァリン”ミニバストフィギュア付きexclamation

X-MEN:ファイナルディシジョン 特別編 X-MEN:ファイナルディシジョン
X-MEN:ファイナルディシジョン 特別編
X-MEN:ファイナルディシジョン

単に超能力を持つミュータント対人間という争いでなく、ミュータントの能力を消し去ることの出来る治療薬“キュア”の根絶と人類打倒を目論みミュータントパワーで対抗する組織“ブラザーフッド”対人間、そして人類との平和的な共存を望む“X-MEN”対“ブラザーフッド”と、三つ巴の戦いに陥るという複雑なストーリー、設定や背景がやけにリアルで、観ている間、常に現実社会を思い起こさせます。

ミュータントとは、個性であり人種であり、人と違うこと。人と違う事が恐怖となり、それが差別、迫害に繋がり、憎み合い対立し合うようになり、戦争になる。映画の背景が実社会の写し絵である事が、ただのアメコミヒーローアクション物ではない重みを与えているのだと思います。


X-MEN 3 JUGGERNAUT MINI BUST X-MEN 3 STORM MINI BUST X-MEN 3 BEAST MINI BUST
X-MEN 3 JUGGERNAUT MINI BUST
X-MEN 3 STORM MINI BUST
X-MEN 3 BEAST MINI BUST

ヒュー・ジャックマンと、ハル・ベリーが主役だとばかり思っていたので、この2人の活躍がもっと観たい気もしましたが、実はパトリック・スチュワートイアン・マッケランの2人が主役だったんですね! プロフェッサーX(エグゼビア)とマグニートーの、ただの敵同士ではない奥深い友情関係も良かったし、この2人のおじいちゃんが、かざした手から気合いを込めて「ハーッ!!」とか本気でやっているシーンが一番面白かったです♪ そして、パトリック・スチュワートのつるつるのお顔と頭の美しさに見惚れました目ぴかぴか(新しい)

Marvel - Versus Diorama Statue: X-Men vs. Sentinel X-MEN 3 WOLVERINE MINI BUST X-MEN 3 JEAN GREY MINI BUST
X-MEN 3 WOLVERINE MINI BUST
X-MEN 3 JEAN GREY MINI BUST
Marvel - Versus Diorama Statue: X-Men vs. Sentinel

今作までの登場人物たちの関係や因縁もわかりやすく見せてくれるので、ここからでも楽しめました。ローグの能力だけはよくわからなかったけれど、後から知って納得!“キュア”に手を出そうとする気持ちもよくわかります。
ジーン(ファムケ・ヤンセン)の能力の凄さも今ひとつ伝わってこなかったけれど、この辺りはやはり一作目から観ないとわからなのかもしれませんね。

Marvel - Archive Set: Archangel Marvel - Archive Set: Archangel

一番印象的だったミュータントは、平和の象徴のような、美しい羽根で羽ばたくエンジェル。億万長者の父親が、息子を普通の人間にする為にと“キュア”を開発したというのも良いストーリーでした。
“キュア”開発に関わる少年リーチ役を演じたキャメロン・ブライトは、『記憶の棘』でニコール・キッドマンの生まれ変わりの元夫だという少年を演じた彼。物憂げな瞳の力が末恐ろしい13歳です。

監督は1,2作のブライアン・シンガー監督が『スーパーマン リターンズ』を撮る為、 ブレット・ラトナー監督に交替。『スーパーマン リターンズ』が面白かった事も、今回『X-MEN:ファイナル・デシジョン』を観てみようと思ったきっかけでした。


X-MEN <特別編> X-MEN 2 X-MEN 1&2 DVDダブルパック X-MEN トリロジーBOX
X-MEN <特別編> X-MEN 2 X-MEN 1&2 DVDダブルパック
取りあえず1と2を観てからまた観たいですかわいい
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posted by bakabros at 23:39 | 東京 🌁 | Comment(6) | TrackBack(57) | 外国映画
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