試写にて
『迷い婚 〜すべての迷える女性たちへ』 (原題『RUMOR HAS IT...』)鑑賞。
まあ深意はわかるんですが、これはもの凄い邦題ですね。あまりにも古くさいタイトルにジェニファー・アニストンが気の毒になります。
ロブ・ライナー
監督。
ジェニファー・アニストン
主演作を観るのは初めて。よく名前は聞くけどなあ、と思ったら、ブラピの元妻だったんですね。いかにも
幸薄そうな表情がこの映画の役柄にはまりすぎ!
迷い婚 〜すべての迷える女性たちへ「プロポーズされた瞬間ゾッとした」という時点で、もう終わってると思うのですが、そう単純な問題ではなさそう!?
結婚を前にあれこれと悩んだりアップダウンしたりする気持ちはよくわかりますが、真剣に悶々と悩むような話ではなく、軽〜いラブコメディで、母親と祖母が『
卒業』のモデルなのかと探り始める辺りからはちょっとシンデレラストーリーも

入ってきます。
卒業 デジタルニューマスター版 まともに観たことがなかったので、今とっても観てみたいです

この、映画『卒業』が主人公サラの問題に深く関わってくるのですが、結婚式の例のあのシーンの印象だけで、内容は全くわからなかったので、初めは「誰が誰と関係してどうのこうの〜」がさっぱりわからずついていくのが大変でした

当初はケビン・コスナーとシャーリー・マクレーンの役をダスティン・ホフマンとアン・バンクロフト本人が演じるという話もあったらしい。ビッグプロジェクトだったんですねー。
日本向けにひと言で言えば“結婚前の自分探し”ですが、ジェニファー・アニストンのいつも何かに怯えているような表情が本当に可哀相になってきてしまって、あまり主人公に感情移入することが出来ませんでした。これがジュリア・ロバーツだったら、とかつい考えてしまいます。
どこまでも優しい婚約者役の
マーク・ラファロ
は、
「エターナル・サンシャイン」のスタン役の彼! 「本当にこの人でいいの!?」と最後まで思ってしまいました。それって映画にはまってるって事!?
久し振りに見た
ケビン・コスナー
は、年齢を重ねてイイ感じになっていました。リチャード・ギアが似合いそうなオイシイ役どころ。リチャード・ギアだったら良かったなあ。
祖母役の
シャーリー・マクレーン
は、笑わせて泣かせて要所を締めて楽しませてくれます。
「イン・ハー・シューズ」の時の孫を指南するおばあちゃん役と全く同じような役柄。もっと違った役も観てみたい気がします。
結婚を控え幸せの絶頂を見せつける妹役に
ミーナ・スヴァーリ
。『
SONNY/ソニー』とは全く違ったキュートな表情を見せてくれます。泣き顔がいいなあ。
姉妹の関係や2人のシーンは、共感できてグッときました。
子供の頃に母親を亡くしていて、両親の結婚が幸せなものではなかったという思いが、今現在の自分に影響を及ぼして邪魔をする。幸せも不幸せも、自分の心の中で作り上げるものなのかな、とか真面目に考えてしまうのでした。
結婚を間近に控えている人は、観ない方がいいんじゃないかも……

グッド・ガールジェイク・ギレンホール
が年下の不倫相手役という事で、観たいと思っていた作品。また憂鬱な顔のジャケットですね〜

卒業映画よりも原作本の方が気になってくる映画でした。
posted by bakabros at 15:59
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