2005年12月30日

「スパングリッシュ」

spanglish.jpgスペースFS汐留「スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと」試写会。
愛と追憶の日々」「恋愛小説家」のジェームズ・L・ブルックス監督。
キャストはアダム・サンドラー、パズ・ヴェガ、ティア・レオーニという順序ながら、試写会募集時の映画画像はラテン系の女性(パズ・ヴェガ)と娘役の少女(シェルビー・ブルース)の2人だけ。映画の内容記事を読んでもアダム・サンドラーの名前が入っていたり入っていなかったり。でも、にわかアダムファンとしては、見逃す訳にはいきません!

今回のアダム・サンドラーは評判が良いらしいです。
演じるのはロサンゼルスの人気レストランのオーナー・シェフ、ジョン・クラスキー。愛すべき子供達と自分勝手な妻デボラ(ティア・レオーニ)、デボラの母親(クロリス・リーチマン)と一見楽しそうに見えて、実は今にも崩れそうな家庭の主を、コメディ色をぐっと抑えた演技でじっくりと見せてくれます。

そんな問題を抱えた一家も、メキシコからやってきたフロール(パズ・ヴェガ)とクリスティーナ(シェルビー・ブルース)から見ればとてもリッチな白人家庭。
スペイン語(Spanish)を話せないクラスキー家と、英語(English)を話せない母親フロールとの間に起こる問題をフロールの娘クリスティーナが通訳するようになり、やがてフロール自身も英語を学ぼうとし始める。

タイトルの“Spanglish”とは、アメリカで暮らす4千万人近くのラテン系の人々によって話されている、スペイン語と英語との混成語の事。

この“スペイン語訛りの英語”ともいう言語を、どうやって字幕化するのかと思っていたら、スペイン語そのものはほとんど全部字幕無し。下手に両方訳されるよりは、その方が思い切りがよくて良かったかも。

言葉が通じない。言いたいことがあってもとりあえず笑顔わーい(嬉しい顔) それは万国共通の仕草で、そんなに構えなくてもすんなりと登場人物達の心情が自然と入ってきます。
わかりにくいというか、一見複雑に見えるストーリーが、とてもわかりやすくなっていたので、結構誰にでもお勧め出来るかも。
特に、英語やスペイン語を習っている人や、興味がある人、両方理解出来る人にはより一層面白く見られるのではないかと思いました。

Spanglish [Original Motion Picture Soundtrack] Spanglish [Original Motion Picture Soundtrack]
アダムたんの作った料理を食べたいよ〜♪ はっ!?(我に返る)

アダム・サンドラーは、大分ぼっちゃりして、シワも増えたし「結構年なのね」と思ったけど、1966年生まれなのでまだ39歳! ブラピやジョニデよりも若いのね。
子供思いで、自分勝手な妻にも優しく、人前(フロールの前では別!)では怒りを抑え、家族や友人には常に明るく接する、ほとんど理想の男性像!? こういう役をやると、ますますいいなあ。ちりちり天然パーマで(そうだよね!?)、いつも半開きのアヒル口で、とろんと眠そうな瞳も、なんだか段々とびきりのいい男に見えてきてしまうから不思議!
うっとりと見とれている自分に驚いたりして揺れるハート
この映画の本当の主役はパズ・ヴェガなのだけれど、この役はアダムファンにはたまらないのではないでしょうか。

パズ・ヴェガは、とにかく強くたくましく、美しい!
ラテン系のはちきれんばかりの肢体がたまらなく魅力的です。
とりあえずの笑顔と、本物の笑顔、そして強い意志を通す瞳の力強さに女でも惚れます

ティア・レオーニは、「さよなら、さよならハリウッド」の時はパッとしない印象しかなかったのですが、今回の弾けた演技は良かったです。でも、あんまり好みのタイプではありません。

おばあちゃん役のクロリス・リーチマン、太めな娘役サラ・スティール、そし美しく聡明なフローラの娘役のシェルビー・ブルースも素晴らしい演技でした!

誰でも、登場人物の誰かに感情移入して見られる映画だと思いますが、登場人物全てに感情移入出来る映画というのも珍しいと思うほど、みんなの気持ちがよくわかる!という映画でした。
子供の目線で見ればたまらず悲しくなる場面があるし、母親になった自分の視点や、かつて娘であって、いつまでも母親にとっては娘の自分という視点からまた母を見る。
母親と娘のストーリーだけれど、父親と子供達の関係もしっかりと見せてくれるので、男性にも是非見て欲しい映画です。

スパングリッシュ スパングリッシュ
パズ・ヴェガの笑顔とアダム・サンドラーの困った顔が堪能出来ますかわいい

エンジョイ・エヴリィ・サンドウィッチ:ザ・ソングス・オブ・ウォーレン・ジヴォン エンジョイ・エヴリィ・サンドウィッチ:ザ・ソングス・オブ・ウォーレン・ジヴォン
故ウォーレン・ジヴォンへのトリビュートアルバム。映画界からもアダム・サンドラー、ビリー・ボブ・ソーントンらそうそうたるアーティストが参加。
アダム・サンドラーって、歌手でもあるんですよね。

サタデー・ナイト・ライブ コンプリートボックス 初回生産限定版 みんなここから始まった。
サタデー・ナイト・ライブ コンプリートボックス 初回生産限定版

アダム・サンドラー主演映画の感想記事です。
カチンコロンゲスト・ヤードカチンコ
カチンコ50回目のファースト・キスカチンコ
カチンコウェデング・シンガーカチンコ



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posted by bakabros at 23:44 | 東京 ☀ | Comment(8) | TrackBack(18) | 外国映画

2005年12月26日

「Mr.&Mrs.スミス」

新宿ピカデリーにて「Mr.&Mrs.スミス」Mr.& Mrs.Smith鑑賞。
ブラッド・ピットアンジェリーナ・ジョリーのロマンスが生まれた映画なので、「この頃はもう恋に落ちていたの!?」なんて目でつい観てしまいます。
このスーパー美男美女カップルが本当にお似合い過ぎていて、見惚れます!
ブラピはあくまで格好良く、やんちゃでワイルド。
アンジーはどこまでも美しく、セクシーでブラピよりも更にワイルド!
ブラッド・ピット写真集 BRAD PITT Angelina Jolie Calendar 2006 (WALL CALENDAR)
ブラッド・ピット写真集 BRAD PITT Angelina Jolie Calendar 2006 (WALL CALENDAR)

相手も殺し屋だとは知らずに恋に落ち結婚した殺し屋夫婦。お互いの正体がばれ、殺し合うはめに。

この絵に描いたように完璧なカップルが、機関銃でナイフで爆弾で素手で殺し合う!
スタイリッシュでクールな映像、カーアクションと銃撃戦の迫力、リアルさはさすがダグ・リーマン監督! “ジェイソン・ボーン”シリーズ第一作の「ボーン・アイデンティティー」でリアルさを追求して大成功を収めましたが、「Mr.& Mrs.Smith」は更に娯楽性がアップしたエンターテイメントに仕上がっています。
ちょっと漫画ちっくで有り得ない設定も、リアルに見せてくれるのはさすが!
ただ、ボーンシリーズが非常に面白かった為に、観る前に少し期待し過ぎてしまったかな…?脚本のせいなのか笑い所やセリフが今ひとつピンと来なくて。キャストは言う事ないし、ストーリーも面白いのに、ちょっと勿体ない気分が残りました。
2人の殺し合い自体は面白いのに、全体的にメリハリがないというか。

見所は2人の“愛のダンシング銃撃戦”! これはもうジョン・ウーを越えた!
このシーンにはシビれました♪

 ジェイソン・ボーン ツインパック 最近のシリーズ物で二作目まで面白かったのはこれだけ!
ボーン・アイデンティティー スペシャル・エディション/ボーン・スプレマシー

狙撃者/ボーン・アイデンティティ 狙撃者/ボーン・アイデンティティ
こんな物を発見! 「タワーリング・インフェルノ」のリチャード・チェンバレン主演によるもう一つのボーン・アイデンティティ!!


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posted by bakabros at 01:44 | 東京 ☀ | Comment(12) | TrackBack(27) | 外国映画

2005年12月16日

「愛より強い旅」

渋谷シネアミューズにて「愛より強い旅」EXILS試写会。第57回カンヌ国際映画祭 最優秀監督賞受賞作品。トニー・ガトリフ監督。
Exils Exils
愛より強い旅 サウンド・トラック

監督の分身とも言える主人公を演じるのは、「ガッジョ・ディーロ」「Children of the Stork」に続いてガトリフ作品3作目となるロマン・デュリス。最近観たフランス映画には必ず出ている彼。初めは濃くてクセのある顔つき、容姿に戸惑った(しかもモテモテの役ばかりなので余計に…。)けれど、大分慣れて、可愛く見えるようになってきた。

パリに暮らすザノ(ロマン・デュリス)とナイマ(ルブナ・アザバル)は、ある日ザノの両親が生まれた国、“アルジェリアに行こう!”と思い立つ。アフリカにルーツを持つ移民の子であるナイマと共に、ウォークマンだけを持ってルーツを探す7,000kmの旅に出る。

とにかく音楽漬け、音楽が生活、生きる事と密接に結びついている2人。
常にウォークマンを身につけ、お互いのイヤホンを交換したり、1人陶酔し踊りまくる姿に憧れと羨ましさを感じた。
そこまで入り込める物、いつでもどこでもウォークマンさえあれば1人陶酔の世界へと旅立てる彼等が眩しく見える。

そして、パリ→ラ・マンチャ地方→セビリア→アルメリア→ナドール→ウジダ→アルジェと旅する間中、その地方の音楽と人々とふれ合いながら、自己のルーツを探り見つけていく。

劇中で使われる音楽の大半はトニー・ガトリフ監督による物で、歌も監督自身が何曲も歌っている。

ミニマル・テクノ、フラメンコ、アルジェリア移民のブルース・ライ、イスラム神秘主義のヒーリング音楽・スーフィー(ジン“精霊”を媒介に人々を治癒し、音楽やダンスを通じて神に通じる道を探究する「踊る禅」とも言われる)、等土着の音楽に包まれて本当にその地その地を旅している気分になってくる。
特にクライマックスで流れる、このスーフィー音楽を元にガトリフ監督が独自にアレンジし、グナワの楽器(鉄製カスタネットのカルカベやベースに似た三弦楽器ゲンブリ)を用い、新たに創造されたスーフィー音楽は圧巻。

観ている時は監督のオリジナルな音楽とは思わなかった。ここがこの映画の全てなのではないかと思うシーン。
erdjpg.jpg ←次回作の為にスキンヘッド!
観る前と見ている間途中までは、ロマン・デュリス演じるザノが主人公だと思っていた。
見終わると、映画の印象はルブナ・アザバル演じるナイマのものになっていた。
ジプシーの血が流れながら、どこへ行っても疎外感を感じるというナイマのむき出しの感情が痛くて辛い。
とにかく、音楽が核となっている映画なので、音響の良い映画館か、シネ・アミューズのようなこぢんまりした小屋のような場所で、音楽に身を委ね、スクリーンの中のザノとナイマと共に、旅を体感する映画。
音楽がいつも身体の中に流れている人に。


トニー・ガトリフ・フィルムズ:ジプシー トニー・ガトリフ・フィルムズ:ジプシー
ジプシーが辿った壮大な旅と民族の多彩な音楽の起源に迫ったドキュメンタリー『ラッチョ・ドローム』と、国際的な成功を収めるバンド、イ・ムヴリーニを主演に迎えた『イ・ムヴリーニ』の2タイトル収録。

スパニッシュ・アパートメント 青春シンドローム ル・ディヴォース/パリに恋して イザベル・アジャーニの惑い
パリの確率スパニッシュ・アパートメント
青春シンドローム
ル・ディヴォース/パリに恋して
イザベル・アジャーニの惑い
パリの確率
ロマン・デュリス出演作品は気になる映画ばかり!

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posted by bakabros at 23:47 | 東京 ☀ | Comment(4) | TrackBack(8) | 外国映画

2005年12月13日

「キング・コング」

ジャパン・プレミア”と映画の感想を分けました。
映画は、ひと言で言うともの凄いCGアクション! 畳みかけるスペクタクル映像! 今まで観た事のない物を見せてくれる!
とにかく、キング・コング、巨大なゴリラのCGが素晴らしいです。人と絡む場面意外では、ほとんど本物のゴリラにしか見えません
Kong - Statue: V-Rex vs. Kong 2005年映画版「KING KONG」 PVCフィギュア キング・コング Kong - Statue Series Kong's Last Stand 

私は動物好きで、中でも猿系大好き。ゴリラのライブカメラを一日中観ている事もあるので、ゴリラには詳しいと自負しています。観る前から「オリジナルに比べて随分本物に近い造型だな」とは思っていましたが、「キング・コング」のゴリラは本当に凄かった! 動きや仕草、目の動き、体のつくりは本物かと見間違う位素晴らしいです。

キング・コング 通常版
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン (2006/05/25)
売り上げランキング: 9025
おすすめ度の平均: 3.5
3 ストーリー性は、2作目より後退している
4 リアルなキングコングの世界を堪能
4 怪獣大戦争


笑う場面と、ゴリラ泣きする場面は、まあ、少しデフォルメしているものの、後は完璧なのではないでしょうか。
そんなリアルなゴリラ描写の中でも、思わず笑ってしまい椅子からずり落ちそうになったシーンがあるのですが、それはご自分の目で確かめて下さい。そしてそのシーンをどう思ったのか、是非皆さんのご意見を伺いたいので、コメントお待ちしています!

キング・コング デラックス・エクステンデッド・エディション(3枚組) キング・コング デラックス・エクステンデッド・エディション(3枚組)

序盤の島に着くまでと、恐竜や虫との死闘がちょっと長すぎるような気もしますが、オリジナル版と比べて観ると、ほとんどのシーンが、設定、編集、セリフに至るまでそのまんま、忠実にリメイクされている事がわかります。
多数、多種の恐竜とでか虫達はP・J監督のオリジナル。(1933年版にも恐竜は出てきます)
そして、この恐竜シーンは凄いです。
Kong - Bookends: V-Rex & Kong Kong - Statue Series Venatosaur Attack 2005年映画版「KING KONG」 PVCフィギュア V-Rex 

ジュラシック・パーク」が“恐竜の博覧会”だとしたら、「キング・コング」は
“恐竜の大運動会”!
草食恐竜軍団が駆け下りる中、それから逃げまどうクルー達肉食恐竜が追いかけ回す。象の足のような大きな体の草食恐竜がゴロンゴロンと将棋倒しになる様は、有り得ない!と思いながらも凄くリアルで、恐竜もこんな風に逃げ回ったり、転んだり、パニクったりするのかも!?と思わせてしまう説得力がありました。今までこんな風に当たり前の生き物として恐竜を描いた監督はいなかった!と感動。
King Kong. Musik-CD King Kong. Musik-CD

後は、オリジナル版では全く描かれていなかった、美女アン・ダロウとコングの心の交流
2人が心を通わせる場面は、アンの“ボードビル女優”という設定を上手く活かし、ちょっと笑える、ほのぼのとしたシーンでホッとさせてくれます。コングとアンのシーン全て、ラストへと繋がる2人の絆、愛が無理なく観られるのは、何よりもナオミ・ワッツの演技力による物だと思いました。
ブルーバックの前で演じているとは思えない程自然で、説得力のある演技。コングや恐竜の登場する絵空事の世界を嘘っぽく見せない彼女の演技がこの映画の要、全てを決定づけるキーポイントだったのではないかと見終わって感じました。

1933年のオリジナル版「キング・コング」を知らない人は、今回の「キング・コング」のポスターや予告を見て、“恐竜が出て来る”という事で引いてしまい「恐竜が出て来るなんてトンデモない。怪獣映画好きな男子の映画じゃない?」と思っている人が多いと思います。私も実際、初めはそう思いました。
ただ、それだけでこの映画を観なず嫌いするのは勿体ない! 確かに恐竜がボンボコ出てきてもの凄いCGアクション天こ盛りのスペクタクル映画だけれど、オリジナル版よりもずっと精神性が高い、ラブストーリーです。
ラブストーリーというのは、種を越えた愛

動物好きな方は結構感情移入してしまうのではないかと思います。
3時間8分という長さは、私は感じませんでした。ただ、もの凄い映像を細部まで観ようとずっと瞬きが出来なかったせいか、見終わった時の眼精疲労はもの凄かったです。
是非、女性にも見て欲しい映画です。

キング・コング プレミアム・エディション キング・コング プレミアム・エディション

カチンコ 映画の前に予習しました。“「キングコング」1933年版オリジナルを鑑賞カチンコ

カチンコジャパン・プレミアの感想カチンコ

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posted by bakabros at 14:38 | 東京 ☀ | Comment(36) | TrackBack(102) | 外国映画

2005年12月12日

「キング・コング」ジャパンプレミア

kkjp.jpg東京国際フォーラムにて「キング・コング」ジャパンプレミア。「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのピーター・ジャクソン監督が9歳の時に観て映画監督になる事を心に決めた映画、1933年制作のオリジナル「キングコング」のリメイク。
初めは大して期待していなかったけれど、1933年制作のオリジナル版を観たり、フィギュアを集めだしたりしているうちに、だんだん盛り上がってきました“キング・コング”熱
ジャパン・プレミアで舞台挨拶を観られる事も嬉しいけれど、それよりも東京国際フォーラムのあの大スクリーンで「キング・コング」を観られる事の方が嬉しかったりします。

khk.jpg Kong - Extreme Head Knocker : Kong ( vs Plane ) キング・コングの首振り人形♪

ピーター・ジャクソン監督は、激やせぶりを報道等で見て知っていましたが、本当に別人のようでした。
ナオミ・ワッツは、地味な女優さんというイメージだったのが、生で見るととても可愛い人でした。
それが、スクリーンの中で演技をすると、化けますね。もの凄い変わりようです! 美しいだけでなく、それ以上に心に訴えかけてくるものが凄くて、初めてカール・デナム監督(ジャック・ブラック)と会って映画のストーリーを語る場面の瞳の強さに驚いてしまいました
そして、見る度に違う表情、顔に見える。地味ながらとても魅力のある、本物の女優さんだなと思いました。
エイドリアン・ブロディは、スクリーンのまんま、あの彫刻のような顔立ちに見とれてしまいます。体つきが、まるで「ティム・バートンのコープス・ブライド」ビクターのよう!蔵髪型までソックリ!?
ひょろ長い手足、手指、憂いの瞳と平らな顎ととがった鼻筋。人形のようで喋っているのが不思議な感じ。
トーマス・クレッチマンは、シャイらしく挨拶も短め。頑張って喋っている様子でした。男前なのに、耳が真っ赤になっていて可愛い。

アンディ・サーキスはおしゃれなコートで、終始楽しげに弾んでいました。いい顔しているのに、ゴラムとキング・コングと、顔出し無しで勿体ない、と思ったら今回は“コックのランピー”との二役で、結構顔出し演技もしていました。

そして、一番嬉しかったのは、特別ゲストの第68代横綱・朝青龍関!
国技館の土俵でのまわし姿は何度も観ていますが、お着物で、生で、こんな舞台で観るのは初めて! 今日、このプレミアの為にモンゴルから帰って来たという横綱は終始ニコニコの笑顔で可愛い♪ ピーター・ジャクソン監督作品の大ファンで、「キング・コング」も観て帰られたらしいけれど、どこで観ていたのかな??

カチンコ 映画の感想は“「キング・コング」”の記事をご覧下さい。 カチンコ 

カチンコ 映画の前に予習しました。“「キングコング」1933年版オリジナルを鑑賞カチンコ

ロード・オブ・ザ・リング」シリーズに通ずるファンタジーな世界観、映像もありました。
ロード・オブ・ザ・リング コレクターズ・エディション トリロジーBOX ロード・オブ・ザ・リング コレクターズ・エディション トリロジーBOX 『ロード・オブ・ザ・リング』トリロジーBOXがお得プライスで期間限定発売。初回生産分のみの仕様です。

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posted by bakabros at 23:21 | 東京 ☀ | Comment(5) | TrackBack(17) | 外国映画

2005年12月08日

「キング・コング」1933年版

kingkongjpt.jpg12/12東京国際フォーラムで行われる「キング・コング」ジャパンプレミアに当選しました! やった〜!
という事で、映画を観る前に復習しようと購入してあった「キングコング」オリジナル版(1933年制作)を観ました。
監督がメリアン・C・クーパー、アーネスト・B・シュードサック。
出演フェイ・レイ、ロバート・アームストロング、ブルース・キャボット、フランク・ライチャー。
復習しようと思って見始めると、今まで一度も観たことがなかったと気づきました。

キングコング キングコング 廃価版が何とたったの500円です!

kingkongu.jpg映像はさすがに古いけれど、コマ録りのキングコングの滑らかな動き、表情の豊かさと合成技術の高さに驚きました! 凄く良く出来ていて、今観ても充分に面白く、楽しめました。
キングコングが恐竜と戦うシーンや美女を掴んで暴れ回るシーンも緊迫感があるし、細部までよく出来ているなあ!とついつい感心して見入ってしまいます。
こんな顔で暴れ回るんだから、恐いというよりもちょっとカワイイ

ピーター・ジャクソン監督の「キング・コング」予告編で、映画を撮りに来た未開の島で、現地人に襲われたり、恐竜が出てきたりして凄く驚いたのですが、オリジナルを観て、ストーリーも、恐竜も、オリジナルのままなんだというのがわかりました。

ピーター・ジャクソン監督は、9歳の時に1933年制作のオリジナル「キングコング」を観て感銘を受け、映画監督になる事を心に決めたんだとか。
今回の「キング・コング」リメイクへの思い入れは相当な様子で、248億円を超える史上最高の制作費を使ってしまい、足りない分は自分で出したそうです。
リメイクは、現代に置き換えた話ではなくて、おそらく、ほとんどそのまま1933年版のオリジナルに忠実に作られているんじゃないかと思います。
最新のCGで、一体どんなキングコングを見せてくれるのか、本当に楽しみです♪

キング・コングができるまで 製作日記 キングコング
キング・コングができるまで 製作日記
キングコング1976年版。 
1976年のジェシカ・ラング主演版もTVで子供の頃に観た位で、ほとんど覚えていません。

2005年版「キング・コング」フィギュアと1933年版のフィギュア。最新版の方がより本物に近くリアルです。
2005年映画版「KING KONG」 PVCフィギュア キング・コング1933年映画版「KING KONG」 PVCフィギュア キング・コング
(左)2005年映画版「KING KONG」 PVCフィギュア キング・コング
(右)1933年映画版「KING KONG」 PVCフィギュア キング・コング

カチンコ『キング・コング』映画の感想カチンコ
カチンコ『キング・コング』ジャパン・プレミアの感想カチンコ

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posted by bakabros at 21:35 | 東京 ☀ | Comment(12) | TrackBack(8) | 外国映画