2008年11月21日

『ブラインドネス』

追いつめられた先にある、希望の光りはとても力強くまぶしい。
人間の暗部、汚いところを徹底的に描く事で、逆に、生きる事、人間の素晴らしさをあぶりださせるよう。映画的な感動、興奮があり、スクリーンに身を委ねる幸福を感じる121分。『ブラインドネス』(『BLINDNESS』)

白の闇 新装版 白の闇 新装版 ノーベル文学賞作家ジョゼ・サラマーゴの原作小説。
監督は『シティ・オブ・ゴッド』『ナイロビの蜂』のフェルナンド・メイレレス監督。

blindness0.jpg世紀末に、世界のどこかで、きっと起こるだろう出来事の数々。
食欲と性欲と、支配欲。そして戦争。
ある日突然、目が見えなくなり、極限状態におかれたら? その時、人間達の向かう方向は? 自分はその時一体どうなるのか?

食べること、清潔な場所で眠ること。生きて行く為に必要な最低限の条件が満たされて、はじめて人を愛することができる。

blindness1.jpgある閉ざされたコミュニティをじっくりと追い続け、それは国の縮図を見ているよう。
心の中を丹念に丁寧に描き、他人との関係を描きながら、常に自己の内面へ向かう

ラスト前、鳥肌が止まらなくなる。
希望と不安と期待が入り交じり、胸が一杯。

blindness2.jpg印象的だった台詞は「喜びと悲しみは水と油でなく、混じり合う」
臨場感のあるフィルムの質感、白っぽく粒子の粗いザラッとした肌触りが生々しくて、いい意味で落ち着かない

キャストは全員が素晴らしかったです。
見えない人達の中で、ただ一人「見えている」女性を演じたジュリアン・ムーアは、凄かったです。知性と、生き抜く為の女の力強い本能を見せてくれました。
マーク・ラファロは、とても理知的な感じのする俳優さん。全ての演技に説得力があります。
blindness3.jpg伊勢谷友介さんは、「最初に失明した男」という重要な役柄で、鮮烈な印象を残します。今まで観た彼の中で一番良かったです。日本語よりも英語の台詞の方が自然なカンジ。
木村佳乃さんは、夫から段々と自立して行く女性役を体当たりで演じていました。
ダニー・グローヴァーは魅力的な役柄で存在感たっぷり。
ガエル・ガルシア・ベルナルは、イメージと違う役柄でしたが、そこがやけにリアルで良かったです。

フェルナンド・メイレレス監督の作品には、胸にキリキリくる痛みを感じます。人間を見つめる目の鋭さに、ただただ圧倒されました。次回作も楽しみです。

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posted by bakabros at 23:48 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(12) | 外国映画

2008年11月16日

『BOY A』

『BOY A』自分以外の全てのものに、過去の自分を偽り続ける。彼のまとう空気は、時に瑞々しく、時にはヒリヒリと突き刺さってくる。ピンと張りつめた濃密な空気感は、明け方の澄んだ空気のよう。

Boy A Boy A
英国期待の若手作家ジョナサン・トリゲルの受賞小説を、『ダブリン上等!』のジョン・クローリーと脚本マーク・オロウのコンビが映画化。
  
少年の頃に起こした大罪。その罪はいつか赦されるのか? 彼が過去にした事を知った時、周りの人間達の、彼に対するそれまでの感情は変わるのか?

過去に罪を犯し、生まれ変わろうとしている青年ジャック。
人生の半分以上を刑務所で過ごした彼にとっては、大人になり出所した今、外界の全てが初体験。
初めてのクラブ、デート、恋愛。
普通に出逢い、友人になり、恋人になった人に、もし犯罪者という過去があったら……。
それも、国中を敵に回すような大罪だったら。
更生し、生まれ変わり、普通に暮らす事を認められ、新しい人生を生きて行けるのか? 
boy a
(c)THE WEINSTEIN COMPANY ,FILMFOUR CUBA PICTURES
彼が体験するひとつひとつの出来事が、とても丁寧に描かれるので、すっと感情移入して行きます。
まるで少年のまま大人になったような彼の仕草、はにかんだ笑顔に惹き付けられます。

彼のとまどい、喜び、悲しみ、苦悩を、彼と一緒に体験して、彼と同じようにうちひしがれて、絶望を味わう。

彼の気持ちと、周りの人々が彼を恐れる気持ちの両方がわかるので、結局どうしたら良いのか、良かったのか、答えは出せません。
ただ、ジャックという青年を知れば知るほど、彼が犯した罪との印象が繋がらなくて、彼を赦し応援したくなります。

彼が過去にした事は、最後に明かされますが、それもはっきりとは示されません。
おそらく、こうだったんだろうなとは推測できますが、それをワイドショウ的にまず知らされたら、多くの人がそうであるように、理由なくただ彼の罪を憎み、彼自身を攻撃していたかもしれない。そういう人間の本能と、再生する力、信じる心、人間の奥底に眠る色んな感情を掘り起こし、問いかけられる映画でした。

主演のジャック役にはロバート・レッドフォード監督の『大いなる陰謀』の新星アンドリュー・ガーフィールド。ジャックの後見人テリーを演じるのは、『マイ・ネーム・イズ・ジョー』の名優・ピーター・ミュラン
ジャックを息子のように愛し見守る一方、実の息子とはぎくしゃくしてしまう父親像が実にリアルでした。息子の焼きもちの焼き方も、イタいけど、よくわかります。

ジャックが恋するミシェル役のケイティ・リオンズは、グラマラスで母性の象徴のような迫力があって、とても良かったです。

11月、渋谷シネ・アミューズほか全国順次ロードショー
http://www.boy-a.jp/

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posted by bakabros at 23:43 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(4) | 外国映画

2008年10月26日

『ブーリン家の姉妹』

新しい女欲しさに国を動かし、宗教をも変え、その後の世界を変えてしまうなんて!?
こうやって歴史は作られてきたのかと思うと、人間の欲や業の深さや、人を動かす力の強大さを、頼もしくもありながら恐ろしく感じる『ブーリン家の姉妹』(『THE OTHER BOLEYN GIRL』)

ブーリン家の姉妹 上 (1) (集英社文庫 ク 17-1) ブーリン家の姉妹 下 (3) (集英社文庫 ク 17-2)
ブーリン家の姉妹 上 (1)
ブーリン家の姉妹 下 (3)
男子の世継ぎが生まれずに焦っていた国王ヘンリー8世に、新興貴族のトーマス・ブーリンは、長女アンを王の愛人に仕立てようするが……。
エリザベス1世の母、アン・ブーリンとその妹メアリーが辿る数奇な運命を描く歴史劇。

監督は俳優でもありこれが劇場映画初監督作のジャスティン・チャドウィック。
脚本は『クィーン』『ラストキング・オブ・スコットランド』のピーター・モーガン。
『エリザベス』のアリソン・オーウェン製作。

boleyn01.jpg16世紀、イングランド。
王族間では政略結婚が当たり前だった時代。
国王の特権、宮廷の常識。世継ぎを生むことへの重圧。
女王が存在しなかった時代の世継ぎ問題の深刻さは恐ろしいばかり。
男の子を生まなければ存在価値がなく、命さえも奪われるかもしれないという恐怖の中、命を懸けて身籠り出産する女たち。

気に入った女がいれば、人妻であろうとお構いなし。一族ごと抱えて宮殿に住まわし、公の愛人として側に置く、国王の好き放題ぶりはスゴイです。表向きは、男子の世継ぎを生ませるためだけど、どうもただの女好きに見えます。
はじめに愛された、妹メアリーが王の子を生んだのに、姉アンの誘惑にまんまとのって、ポイ捨てするのがどうも納得いきません。アンと愛し合ってもいいから、とりあえず、あの子を世継ぎにすればいいのに! と、観ながらずっと思ってました。

boleyn04.jpg姉妹の間の強い絆、愛情、それが強ければ強いほど、何かあった時に裏返して嫉妬や憎しみ、恨みも強くなる。そしてどんなに酷い仕打ちをし合い、傷つけ合っても、最後にはきっと和解できると信じられる。姉妹特有の関係が、とても上手く表現されていました。

ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンは、イメージとは逆の役柄。
スカーレット・ヨハンソンが妹だとあれ?と思ったけれど、実際三歳年下。
ナタリー・ポートマンは可愛らしくて、妹っぽいイメージがあったけれど、映画の中では妹を愛しながらも時に敵対し、国王を手玉に取る策略家の力強い女性を見事に演じていました。時代めいた衣装のドレスを着るとつい『スター・ウォーズ』シリーズのアミダラ王女を連想してしまいます。

boleyn02.jpg清楚だけれど色気満々のメアリー役を演じる、スカーレット・ヨハンソンは最高のキャスティング。はまってます。プライベートでは姉のアンっぽいイメージあります。質素な格好で清純そうに見せていますが、匂い立つような色気は隠せません。はじめにメアリーを見初めた国王ヘンリ−8世、そこだけは見る目があったなと。

ヘンリー8世役のエリック・バナは未だに「『ハルク』の人」と言っちゃいます。『ミュンヘン』の人でもあります。

boleyn03.jpg姉妹の母親で、唯一正しい倫理観を持ち合わせているレディ・エリザベス・ブーリン役のクリスティン・スコット・トーマスは、とても美しく理知的な雰囲気があって良かったです。以前観た『ルパン』でも美しく輝いていました。

キャサリン王妃役、『ミツバチのささやき』のアナ・トレントは迫力の存在感。

ジム・スタージェス、エディ・レッドメイン、ベネディクト・カンバーバッチなど、イギリスの若手イケメン俳優が勢揃いらしいのです。
俳優陣は皆、特徴ある個性的な顔立ちの方が多くて映画を観ていて楽しかったです。

王妃の闘い―ヘンリー八世と六人の妻たち 王妃アン・ブリンの秘密の日記
王妃の闘い―ヘンリー八世と六人の妻たち
王妃アン・ブリンの秘密の日記

Other Boleyn Girl (2003) (Ws Sub) Other Boleyn Girl (2003) (Ws Sub)
ヘンリ−8世とアン・ブーリンについて、映画を観てもっと知りたくなりました。

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posted by bakabros at 13:25 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(24) | 外国映画

2008年10月19日

『P.S. アイラヴユー』

最愛の人を亡くし、孤独を受け入れて1人で歩き出すまで、それを手助けしてくれる、亡き夫からの10通の手紙。こんな風に愛されたい、こんな風に愛したいと思わせてくれる、悲しくて、楽しくて、優しい映画『P.S. アイラヴユー』(『P.S. I LOVE YOU』)

原作はアイルランド元首相バーティ・アハーンのである娘セシリア・アハーンの処女作で、世界的ベストセラーになった純愛小説『P.S.アイラヴユー』
監督・脚本は『マディソン郡の橋』の脚本『フリーダム・ライターズ』のリチャード・ラグラヴェネーズ。

P.S.アイラヴユー (小学館文庫 ア 5-1)
P.S.アイラヴユー (小学館文庫 ア 5-1)

psiloveyou.jpg思い出に浸り、友人と旅行し、新しい恋に踏み出そうとしてできなくて、ジタバタする。
もし、最愛のパートナーを亡くしたら、自分はどうするのか?
家族や友人、周りの人達に支えられ見守られ、新しい一歩を踏み出すまでに起こるだろう出来事を、映画を観ながらひとつひとつ追体験。
泣き夫から届く手紙の内容にドキドキして、切なくなりました。
友人達の歯に衣着せないストレートな意見や行動が心地良かったです。

ヒラリー・スワンクのストレートな恋愛物って珍しい気がします。早口でまくしたてたり、よく笑って泣いて、感情の起伏の激しい役柄。キュートに、楽しみながら演じていて、観ているこちらも元気をもらえるみたい。

ジェラルド・バトラーは、で頼もしくて歌が上手くて、そして何よりも妻を深く熱く愛してくれる理想のパートナー像をエネルギッシュに演じていました。
300 <スリーハンドレッド> 』ではマッチョなスパルタの戦士が決まっていましたが、こういう、周りには見えないんだけど主人公の側にいて、心の声が聞こえるような役柄が多い気がします。なんとなく、浮世離れしている雰囲気があるのかな。

psiloveyou0.jpg母親役のキャシー・ベイツは相変わらずの貫禄。ちょっとクセのある役がよく似合いますね。
リサ・クドロー、ジーナ・ガーション、ネリー・マッカイと周りの女優たちがみんな個性的で魅力的。脇を固める俳優陣がみんな大人で、迫力あって良かったです。

ハリー・コニック・Jrは少し変わったユニークな友人ダニエル役でいい味出してました。
ジェフリー・ディーン・モーガンは、すごく存在感のあって印象的でした。アメリカTVドラマによく出ているみたい。出演作品を観てみたいです。

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posted by bakabros at 22:06 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(8) | 外国映画

2008年09月22日

『TOKYO!』

全く違った感性を刺激される三本。
色んな神経のボタンを押され、観終わると脳がすごく疲労してるカンジ。
独創的な作風で世界的に熱狂的なファンを持つ三人の監督、ミシェル・ゴンドリー×レオス・カラックス×ポン・ジュノが今のTOKYOを舞台に競作したオムニバス・ムービー『TOKYO!』

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『インテリア・デザイン』
tokyo03.jpgとてもリアルでありながら、突然ファンタジーの世界へ突入する不思議な作品。
「自分探し」しながらも甘めのラストは、ミシェル・ゴンドリー監督の夢見がちそうな性格が出てる気がする。夜、雨の中の車のシーンが印象的。

藤谷文子さんは、自分らしく生きられないことに悩む等身大の女の子役を自然体で演じていました。あられもない姿で東京の街を走るシーンは、日本映画では有り得ない??
伊藤歩さん演じる、東京で一人暮らしするOLの愚痴っぽさとか、加瀬亮さん演じる、かけ出しの映画監督役の能天気さとか。
台詞や設定がとても現実的で、ファンタジーの世界へ突入するまでは、日本映画を観ているよう。
大森南朋さん、妻夫木聡さん、でんでんさんといったキャスティングも良かった。


『メルド』
tokyo02.jpgマスク・眼帯・疫病、どんよりとして空気の悪そうな不健康な日本のイメージ。
戦争の遺物、菊の花、紙幣を食べることなど、暗喩的なメッセージが印象的。
ミゾグチとゴジラの国で映画を撮ることを喜んでいたというレオス・カラックス監督は、日本を爆破したかった? 

マンホールから出現する下水道の怪人・メルド役は、『ボーイ・ミーツ・ガール 』以来、監督の分身ともいわれてきたドニ・ラヴァン。『ポンヌフの恋人』から16年ぶりの顔合わせだそう。
バレエダンサーのような体の動き、不思議な言葉に釘付け。
どこから来てどこへ行くのかわからない、奇怪で奇妙な佇まいは、本当に怪物を見ているみたい。


『シェイキング東京』
tokyo01.jpg引きこもり男の心の揺れを地震というカタチで表すのが面白い。
ピザ配達員の少女の目映い麗しさは、そのまま外界の眩しさみたい。太陽の光りを更に強烈に、魅力的に見せる。
内にこもっても、きちんと自分に向かって生きている人間の図太さ、生命力に希望を感じる。

蒼井優さんが本当に眩しいほど美しくてキュート。香川照之さんも、今まで観た作品の中で一番普通で、一番魅力的で、一番輝いていた。竹中直人さん荒川良々さんとかのキャスティングもぴったり。
ポン・ジュノ監督作品は、三本の中で一番ドラマ的で観やすかった。

tokyo.jpg
ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノ監督

好きな監督三人のオムニバスということで期待の作品。
三人の監督たちがどんな目で東京を観て、感じて、それを映画化してくれるのか、とても興味深く楽しみながら観ました。

三人の監督の短編映画オムニバスといえば、『三人三色』。『三人三色』は2004年の韓国チョンジュ映画祭のプロジェクトで、ポン・ジュノ、ユー・リクウァイ、石井聡互監督の三本でした。

監督のカラーが際立つオムニバス作品、これからも色んな監督の作品を観てみたいです。

TOKYO! オリジナル・サウンドトラック TOKYO! オリジナル・サウンドトラック

高橋幸宏・細野晴臣・坂本龍一の三人が展開するグループ、HASYMOの主題歌『Tokyo Town Pages』。自動券売機やエレベーターの案内音声など、普段よく耳にする音や声の洪水に、息詰るようなTOKYOの今のライブ感を体験。耳に残ります。

カチンコ関連作品の感想記事
『エターナル・サンシャイン』
『グエムル -漢江の怪物-』
『南極日誌』をちゃんと観る



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posted by bakabros at 17:34 | 東京 ☔ | Comment(0) | TrackBack(5) | 外国映画

2008年08月07日

『ダークナイト』

決め台詞とお約束の気持ち良さ。アメコミヒーロー映画の醍醐味が満載! 
新型モービル・バットポッドの爽快感と、現実的にはあり得ない漫画的な動きの面白さにニヤリ。「ヒーローと正義」というものの定義とは? 悪と戦い愛する物達を救う為に、どこまでならやっていいものか?という問いかけ。 色んなシチュエーションで繰り返される二者択一によって、人間の本性を暴き出しながら、希望の光りをもチラッと見せてくれる。アメコミヒーロー物の格好良さだけでなく、重厚な世界観とストーリーを堪能する『ダークナイト』(『THE DARK KNIGHT』)

ダークナイト(クリスチャン・ベール、ヒース・レジャー出演) ダーク・ナイト The Dark Knight [Original Motion Picture Soundtrack] [Bonus Packaging]
ダークナイト(クリスチャン・ベール、ヒース・レジャー出演)
ダーク・ナイト サウンドトラック
The Dark Knight [Original Motion Picture Soundtrack] [Bonus Packaging]

darkknight2.jpgバットマン ビギンズ』に続き、クリスチャン・ベイル主演、クリストファー・ノーラン監督コンビでおくるバットマン新シリーズ第2弾。
脚本はクリストファー・ノーラン監督と、『メメント』の原案、『プレステージ』の脚本も手がけた、監督の弟のジョナサン・ノーラン。

『バットマン ビギンズ』で描かれた、バ ットマンというキャラクターの起源に続き、ジョーカーとの出逢いと、後に伝説のヒーローとなるバットマンの、長い戦いの始まりの幕明け

地方検事ハービ ー・デント、ジム・ゴードン警部補、そしてバットマンの三人が、法に触れないギリギリのところで犯罪と戦う顛末、それがゴッサムシティにもたらしたもの。

“暗黒の騎士(ダークナイト)” バットマンの抱える問題と、彼がジレンマに揺れ動き悩む様には、ただのヒーローアクション物とは一線を画すストーリーがあって、なかなか見応えがありました。

darkknight.jpg今回のジョーカーは、見返りを求めずただ悪事を働くという絶対的な悪でありながら、彼の過去にあったであろう出来事を想像させ、同情したくなってしまいます。

哀れで刹那で不思議な存在のジョーカー
この映画の撮影直後に急死した、ヒース・レジャーが演じたということによって、更にこの役に凄みと存在感、説得力を持たせていると思います。

彼以外、誰にも演じることのできなかった、新しい、彼だけの、最後のジョーカーに深く魅せられました。

バットマンシリーズの面白さは、主人公が生身の人間であって、超人ではないところだと思います。スーツを改良し、体を鍛え、修行して、日夜努力している。
ジョーカーもまた、悪の怪人ではなくて、暗い過去を持つ1人の男性であって、自分1人ではあまり行動せず、チンピラやマフィアと組んだり利用して、自分の思いを遂げようとする。この辺りの描写が意外なようでいて、逆に、この表と裏のヒーローに真実味を持たせているような気がしました。

クリスチャン・ベイルは、ブルース・ウェインの時はちょっと頼り無さげな顔が、バットマンに変身するとものすごく格好良くたくましくなってしまうのが何度見ても驚き。

全作に続いて出演のゲイリー・オールドマン、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマンははまり役でさすがの存在感。

ブルース・ウェインに愛されるヒロイン、レイチェル役のマギー・ギレンホールは、『スパイダーマン』のキルスティン・ダンストのように、やけに説得力のあるリアルなキャスティング。

ハービー・デント役のアーロン・エッカートは、善良なアメリカ市民の代表のような、地方検事役がぴったり。優しさと悲しみを併せ持つトゥー・フェイスを見事に演じていました。

また、全作でも印象的だったキリアン・マーフィーが面白い役柄で、エディソン・チャンが勿体ないような役柄で出演しています。


【ムービー・マスターピース】 『ダークナイト』 1/6スケールビークル バットモービル MOVIE REALIZATION  BATMAN&BAT-POD Real Action Heroes BATMAN BEGINS JOKER 【ムービー・マスターピース】 『ダークナイト』 1/6スケールビークル バットポッド
【ムービー・マスターピース】 『ダークナイト』 1/6スケールビークル バットモービル
Real Action Heroes BATMAN BEGINS JOKER
MOVIE REALIZATION BATMAN&BAT-POD
バットポッドの登場シーンにはぶっ飛びました。シビレますね〜♪

Batman / Dark Knight - Joker Poker Set
Batman / Dark Knight - Joker Poker Set
ジョーカーのボーカーセット! ジョーカーの落書きで全部ジョーカーになってるトランプカード、ジョーカーデザインのポップなポーカーチップ、トランクケースというたまらないセット。これでポーカーしたら楽しそう〜☆

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posted by bakabros at 20:59 | 東京 ☁ | Comment(2) | TrackBack(31) | 外国映画
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