2007年06月06日

『アポカリプト』

apocalypto03.jpg目に焼き付いて離れないシーンの数々。誰も知らない時代の、誰も知らないはずの話なのに、もの凄くリアルに感じるマヤのジャングルがスクリーンに映し出されます。人間対、人間、人間対動物、人間対大自然の、生と死を懸けたギリギリのせめぎ合い。狩猟民族の男達の体から滴り落ちる汗の音まで聞こえてきそうな、臨場感とスケール感を堪能出来る作品。『アポカリプト』(『APOCALYPTO』)

アポカリプト オリジナル・サウンドトラック アポカリプト オリジナル・サウンドトラック

apocalypto02.jpgマヤ文明の衰退を壮大なスケールで描いたアクション・アドベンチャーで、セリフは全編マヤ語、キャストは主に映画経験のない若者たちを抜擢。
全編ラテン語とアラム語だけで通した『パッション』が、衝撃はあったけれど、それだけだったような記憶があるので、今回の『アポカリプト』もあまり期待せずに観ました。

メル・ギブソンの「観客の頭脳ではなく本能に訴える映画を創りたかった」という言葉を「ふーん」と読んだ鑑賞前でしたが、観ている時、まさしく本能に訴えかけられている! と感じる興奮がありました。
躍動する肉体、ジャングルを駆け抜けるスピート感、猛獣との戦い。大地を踏みしめる感覚と、森や滝の匂い、湿度、音、この世界の全てが五感を刺激してくる

apocalypto01.jpg本物のマヤ文明の民族が、そこにいてストーリーを生きている感じ。
まるでディスカバリーチャンネルやアニマルプラネットなどのドキュメンタリーを観ているような気分になってきます。
これって凄い事だと思います。これをメル・ギブソンが監督したという事がまた驚きです。
全編マヤ語を使った事と、主要キャストのほとんどが演技未経験で、ネイティブ・アメリカンダンスの名手やダンサー達を起用したという事も、とても良い方に作用していると思います。

主演のジャガー・パウ役のルディ・ヤングブラッドのびっくり顔が、本当に純粋無垢な青年のもののようで、ほとんど台詞がないにも関わらず、表情だけで強烈に主張し、その想いが伝わって来ました。

占領してくるマヤ帝国の傭兵から逃れ、生き残る為に走り続ける男。
ストーリーは単純ですが、ひとつひとつの出来事にきちんと起承転結があり、それぞれのシーンが違和感なく繋がって行く気持ちよさ。
映画を観てこんなに単純にハラハラドキドキし、爽快感と達成感を覚えたのは久しぶりな気がしました。
元々こういう狩猟民族の話や、体ひとつで大自然の中、生き抜いて行くような、サバイバルな話が好きなので、この世界観に没頭したのかもしれません。
ただ、殺戮シーンなどで残酷な描き方が多いのと、冒頭の、皆で1人の事をいじめるようなシーンには疑問が残りました。
色んな方の感想を聞いてみたくなる映画でした。

『アポカリプト』の中に出てくる「予言」というものの描き方には、『パッション』を監督したメル・ギブソンならではというか、かなりのこだわりを感じました。
『ブレイブハート』を観てみたくなりました。

ブレイブハート パッション
ブレイブハート     パッション

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posted by bakabros at 13:54 | 東京 ☀ | Comment(6) | TrackBack(26) | 外国映画

2007年06月03日

『300<スリーハンドレッド>』

300-01.jpg新・映像革命、初めての視覚体験、リアルを超越したリアル、というもの凄いコピーが並ぶ映画『300<スリーハンドレッド>』。その中でも「生のままの映像はひとつもない」という文章を見終わってから読んで意外な感じがしました。
CGが多用されているなとは思いましたが、戦いのシーンなどでは実際に体を使って演じている場面も多かったし、とてもリアルだったので、それが本物でないといわれると、一体何が本物なのか、でも、もうそんなことはどうでも良くなってきます。
これが、リアルを超越したリアルというものなのでしょうか。

300-02.jpg数千人の軍隊、叙事詩的な風景、ペルシア艦隊を飲み込む大嵐、朱に染まる残酷なまでの戦闘シーンの数々……「映像化は不可能」と言われてきたフランク・ミラー原作の『300 スリーハンドレッド』を、『ドーン・オブ・ザ・デッド』のザック・スナイダーが監督。
フランク・ミラーといえば、原作・共同監督の『シン・シティ』で、タランティーノ以来の衝撃を与えてくれた、グラフィック・ノベルズの生みの親。
監督は、「映画でグラフィック・ノベルを作る」という決意を持ってこの作品を作られたそうです。

300-04.jpg戦えない子供は谷底に捨てられ、成人の儀式では飢えた猛獣に独り敢然と立ち向かわなければならず、生き残ったものだけが一人前と認められる、過酷にして厳格なルールのもと育てられる男たち。世界史上類を見ないとてつもない戦闘国家を作り上げた、それがスパルタ。
侵略を目論むペルシア帝国100万の軍隊を前にしても、ひるむことなく立ち向かうスパルタの男達の数、300人。
100万対300人。史上最も熾烈な闘いの一つとして、ヘロドトスの歴史にも記されているテルモビュライの戦いを、劇画そのままの斬新なビジュアルで魅せる戦争映画です。

映画の中の見た目、風景、戦闘、アクション、建築物、どのフレームをとっても視覚効果という程、作り込まれた映像らしいですが、観た感じはそんな事はあまり感じませんでした。独特の世界観に違和感なく溶け込んだ、セピアの背景に、陰影の濃い人物達のビジュアルがよく映えて、土ぼこりも、血しぶきまでもが美しい。

300-03.jpg特に戦闘シーンの、スローモーションを活かし、スピード感と共に永遠の一瞬を感じさせる間の空気感は素晴らしく美しかったです。
戦いのアクションも、リアルでありながら舞踏のようでもあって、全ての動きに振り付けがあるような美しさにしびれます。
オラクル(信託者)にお告げを乞うシーンは、映画の中でもひと際美しく幻想的。

全ての映像を“クラッシュ”し、色彩のバランスを操作し、彩度を高め、色のコントラスト比を変える方法を考え出し、創り出された独特の映像と雰囲気は、言葉で説明するのが難しくて、実際に観てみなければ伝わらないと思います。

300-05.jpg戦略にも長けたレオニダスは、地の利を活かし、決してひるまない鋼のような心と勇気を糧に何倍にも強くなる、スパルタ精鋭の300人を率いてペルシアの巨大軍に立ち向かう。
戦う為に育てられ、戦いの為に一生を捧げる。決して降伏せず、後退しない。
自由の為なら喜んで命を捧げ、それを“美しい死”とだと考える。
スパルタ人のスピリットは、どこか日本の侍のそれと重なります。
そんなスパルタな男の中の男レオニダスですが、重要な事を決定する時に、妻の支持を仰ぐところなどが表現されていたのも良かったです。

スパルタの戦士を演じた俳優達は、8週間前から限界を超えるトレーニングを要求されたそうですが、2ヶ月であんな体になれるものなのでしょうか?? ちょっと体もCG疑惑!?

300-07.png主役のレオニダス役のジェラルド・バトラーって、誰なんだろうと思っていたら、『オペラ座の怪人』のファントム役の人だったんですね。
鎧兜の下からも強烈に主張する目と口元。濃くて渋い顔立ちと激しい表情、情熱的な演技は迫力あります。

レオニダスの妻、王妃ゴルゴ役に『ブラザーズ・グリム』レナ・ヘディ

300-06.pngペルシア大王クセルクセスにロドリゴ・サントロ『ラブ・アクチュアリー』のカール役って、ローラ・リニーがときめくイケメンですよね!? これを知ってびっくりしました〜! メイクのせいもありますが、面影ゼロですね。全く違った人種に見えます。当初はスパルタ兵の1人の候補だったそうです。このキャスティングを考えただけでも、この監督は凄いなと思いました。
このペルシア大王クセルクセスは、映画の中で両性具有として描かれていて問題になっているという噂を聞いて、どのように描かれているのか気になっていましたが、その辺は? でした。女性のような美しさっていう事だったんでしょうか?

『トロイ』のビンセント・リーガン、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのデイビッド・ウェナムなど、良い面構をした渋めのキャスティングが脇を固めているのも、『300』の世界へ入り込みやすくて良かったと思います。

フランク・ミラーの次回作、『シン・シティ』続編も気になりますが、彼のグラフィック・ノヴェル『Ronin』(日本の浪人が主人公で、近未来のニューヨークが舞台)も映画化が決定したという事で、こちらもとても楽しみです(⌒∇⌒)♪


300 [Original Motion Picture Soundtrack] 300アートブック
300 [Original Motion Picture Soundtrack]
300アートブック 監督のザック・スナイダーによる製作秘話やストーリーボードを中心に700点以上のさまざまなアートワークを収録した完全オフィシャルブック。
いかにして映像化し、いかにして原作を再現したのか、すべてのこたえはここにある!

300(スリーハンドレッド) 『300』原作単行本。

スパルタ総攻撃 スパルタ総攻撃
フランク・ミラーが子供の頃に観て衝撃を受け、影響されたという作品。この時出会った、最高のストーリーをずっと書きたかったそうです。これ、観てみたいですexclamation

カチンコジェラルド・バトラー、レナ・ヘディ、デヴィッド・ウェンハム出演作品の感想記事
『オペラ座の怪人』『ブラザーズ・グリム』『ムーラン・ルージュ

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posted by bakabros at 15:39 | 東京 ☀ | Comment(6) | TrackBack(38) | 外国映画

2007年06月01日

『女帝[エンペラー]』

『女帝[エンペラー]』(『THE BANQUET』『夜宴』) 美貌、色香、情熱、野望、すべてにおいて突出した王妃ワンを演じるチャン・ツィイーは、確かに今まで観た事のない表情を見せてくれます。でも、妖艶や色香といった言葉にはまだちょっと物足りないかも!?

女帝エンペラー 女帝エンペラー
映画「女帝[エンペラー]」オリジナル・サウンドトラック
シェイクスピアの『ハムレット』を原案に、絢爛豪華な古代中国・五代十国時代を舞台に繰り広げられる、愛憎渦巻く復讐劇。

thebanquet1.jpg皇太子を抹殺から守る為、新帝リーとの結婚に同意し、彼に抱かれながら復讐の時を待つ王妃ワンですが、“先帝の復讐”と、“皇太子への愛”と、それとも“自分の地位”と、何が一番大事なのかがわかりづらく、感情移入しにくかったです。
クライマックスでなんとなく伝わって来ましたが、だとしたら、それまでの描き方がちょっと中途半端だったような気がします。

thebanquet3.jpg皇太子ウールアンの許嫁・チンニー役の若手女優、『ウィンター・ソング』ジョウ・シュンは王妃の恋敵といった役柄ですが、チャン・ツィイーはまだこの娘役くらいの方が似合っていそうに感じてしまいました。清純な娘さんというイメージが未だにあるんですよね。復讐に燃える王妃役にはまだ早い!?

兄を殺して王位を奪い、さらに皇太子をも抹殺しようとする皇帝の弟リーに『さらば、わが愛/覇王別姫』グォ・ヨウ

thebanquet2.jpg王妃ワンが密かに想いを寄せる義理の息子・皇太子ウールアンには、香港の若手スター、『美少年の恋』ダニエル・ウー

監督は『ハッピー・フューネラル』フォン・シャオガン
美術監督・衣装は『グリーン・デスティニー』でアカデミー賞受賞のティム・イップ。
音楽は同作でオスカー受賞のタン・ドゥン。
アクション監督はキル・ビル『マトリックス』シリーズのユエン・ウーピン。
という面子でもわかるように、これはアクション映画で、それもチャン・ツィイー主演の『LOVERS』や、『英雄 〜HERO〜 』といった舞踏系アクション映画だったんですね!

thebanquet.jpg映画を観る前は、愛憎史劇ドラマだと思っていたのですが、始まってすぐのアクションシーンでぶっ飛びました。それからは鑑賞スタンスを改めて、舞踏系アクションを楽しみました。
ただ美しいだけのアクションでなく、王妃ワンと皇太子ウールアンの剣術シーンなどは、ちょっと攻撃的なダンスといった感じ。
香港・中国映画はこのお得意な舞踏アクション路線を完璧に極め、更に新しいスタイルを目指しているんだなぁと思いました。
これからももっともっともの凄い世界まで到達して、観た事もない新しいアクションを見せて欲しいです(*^-^)☆

カチンコチャン・ツィイー出演作品の感想記事
SAYURI』『オペレッタ狸御殿

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posted by bakabros at 15:32 | 東京 🌁 | Comment(2) | TrackBack(12) | 外国映画

2007年05月31日

『ザ・シューター/極大射程』

『ザ・シューター/極大射程』(『SHOOTER』)鑑賞中、途中まで、主役が『ディパーテッド』で共演していたマット・デイモンだと勘違いしていました(^▽^;) ちょっと感じとか似てないですか!? 名前もマから始まるし……。

Shooter [Music from the Motion Picture] Shooter [Music from the Motion Picture]

あと原作モノという事と、スナイパー、暗殺計画、元海兵隊員の極秘任務とか、国の諜報機関とか出てくると、なんとなくジェイソン・ボーンシリーズの『ボーン・スプレマシー』を連想して、ごっちゃになってしまいました。
『ザ・シューター/極大射程』での接近戦格闘アクションも、ボーン・シリーズのそれとちょっと似た感じの部分もあったりしたし。
マット・デイモンは、こういう話が好きだな〜、とか思って観ちゃいました。マイケルマーク・ウォールバーグさん、ごめんなさいm(_ _;)m(名前まで間違えて覚えていました)

極大射程〈上巻〉 極大射程〈下巻〉
極大射程〈上巻〉 極大射程〈下巻〉
「このミステリーがすごい!」(2000年海外作品部門)第1位、スティーヴン・ハンターのベストセラー小説『極大射程』の映画化。

shooter.jpg『ディパーテッド』で助演男優賞にノミネートされたマーク・ウォールバーグが、米海兵隊の敏腕狙撃手ボブ・リー・スワガーを演じます。
タイトルの『極大射程』って何ぞや?と思っていましたが、凄く遠くの的を撃てるって事なんですね。
映画の中では「2キロ先の標的を1発で射抜くスナイパー」という設定。
でも、それなりの銃器があって、ナビゲートする優秀なパートナーがいれば、そんなに難しい事ではないように見えてしまい、この遠距離射撃の腕前のスゴさが、今ひとつ伝わって来なかったのがちょっと残念でした。
もうちょっと、人並みはずれた集中力や、精神的なものを感じさせるように、射撃のシーンを見せてくれたら、もっと面白くなったような気がします。

ストーリーも、「このミステリーがすごい!」第一位という割にはわかりやすくて先が読めるし、そんなにミステリーでもないような。
アクションあり、盛り上がりあり、爆破ありで、単純に楽しめるハリウッド映画ですね。

脇を固めるキャストにダニー・グローヴァー、マイケル・ペーニャとスクリーンに映るだけで雰囲気を変える演技派揃いですが、マイケル・ペーニャ演じるFBIのニック・メンフィスの役柄も、ダメなんだか出来るヤツなんだか終始一貫せず、ちょっと気になりました。

トレーニング デイ 特別版 キング・アーサー
監督は『トレーニング デイ』『キング・アーサー』のアントワーン・フークア。『トレーニング・デイ』は気になっていて未見の作品。『キング・アーサー』もクライヴ・オーウェンが主演だし、観てみたい作品です☆

カチンコマーク・ウォールバーグ、マイケル・ペーニャ、ダニー・グローバー出演作品の感想記事
ディパーテッド』『バベル』 『ワールド・トレード・センター』『クラッシュ』『ミリオンダラー・ベイビー』『ドリームガールズ

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posted by bakabros at 10:44 | 東京 ☀ | Comment(4) | TrackBack(41) | 外国映画

2007年05月25日

『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』

ごめんなさい。『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』(『PIRATES OF THE CARIBBEAN: AT WORLD'S END』を甘く見ていました。前作を観ていなくてもわかる程度のストーリーだろうと思い観てみたのですが……。観る前に、前作『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』を、出来れば第一作『パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち』も見直した方が良いかも。前作を観ずに、一作目もほとんど忘れている状態の私は、映画について行けませんでした(^▽^;)

パイレーツ・オブ・カリビアン:ワールド・エンド オリジナル・サウンドトラック パイレーツ・オブ・カリビアン:ワールド・エンド オリジナル・サウンドトラック

ファンタジーのようなシーンや、“この世界での約束事”が沢山出て来ます。
何でもアリなんだな、というスタンスで観ているんだけれど、それでもチンプンカンプンで?だらけ。『2』と『3』は二つで一つのストーリーみたいです。
多分シリーズ通して観ていれば普通にわかるのだろうとは思います。残念な鑑賞になってしまいました。前作・前々作を観てから、もう一度観てみたいと思います。

Movie Masterpiece - 1/6 Scale Fully Poseable Figure: Pirates Of The Caribbean / At World's End - Jack Sparrow パイレーツオブカリビアン3 12インチフィギュア ウィル・ターナー Pirates Of The Caribbean / At World's End - Action Figures: Series 1 (Set of 4)
Movie Masterpiece - 1/6 Scale Fully Poseable Figure: Pirates Of The Caribbean / At World's End - Jack Sparrow
パイレーツオブカリビアン3 12インチフィギュア ウィル・ターナー
Pirates Of The Caribbean / At World's End - Action Figures: Series 1 (Set of 4)

potcawe01.jpgジョニー・デップのジャック・スパロウ役があまり好きではないので、それが一番の問題か!? ジョニー・デップは好きなんですけどね。
ウィル・ターナーは確かに一作目の頃よりもずっと逞しく成長した感じ。父親を救い出すために何でもやるって、どこまで仲間を裏切るのかその辺りもよくわかりませんでした。この世界では、裏切っても結局最後には助けるとか、助かるってお約束なのかな?
オーランド・ブルームはちょっと老けた(30歳なので年齢並みかな?)なぁと思いましたが、レッドカーペットでのウィンクにはやられそうになりました(^_^;) ファンの心の掴み方を心得ていますね。ジョニデはそういう事をしなさそうなシャイなところがまた良いんですけどね。ファンとしてはもっと顔が見たいですね。
キーラ・ナイトレイは凄い活躍っぷり。エリザベス・スワンも一体誰が好きなのか?でした。
チョウ・ユンファはなんとなく想像通りの登場と退場の仕方でちょっと可哀想でした。

potcawe02.jpgクライマックスの嵐の中の戦闘シーンは、テンポ良くスピード感溢れ、結構迫力ありました。
でもそこまでは皆であっち行ったりこっち行ったり、喋ったり喧嘩したりしているばかり。パイレーツ・オブ・カリビアンファンにはそれが面白いんだろうなぁ、と引いて観てしまいました。
海賊の世界を、霊とか呪いとかスピリチュアルなものと結びつけて、新しい悪のヒーロー像を創り上げた面白さは確かにあると思います。今まで子供向けなのかと思っていましたが、三作目だけを観た感じでは、あまり子供向けではないような気がしましたが、どうなんでしょうか。

potcawe03.jpg武道館でのアジア・プレミアだったのですが、入場から1時間半経ってやっとレッドカーペットが始まり、そこから1時間に渡り、ビル・ナイ、ジェフリー・ラッシュ、チョウ・ユンファ、ゴア・ヴァービンスキー監督、プロデューサーのジェリー・フラッカイマー、そしてジョニデとオーリーがアリーナの一部のファンにのみサインや握手、ハグをする姿を延々と見させられ、上映の前に大変疲れてしまったのも映画を楽しめなかった大きな理由かもしれません。レッドカーペットよりも、舞台挨拶をもっと長くして、皆の声を聞きたかったなと思いました。
ジョニデやオーリーの大ファンで、ただ動いている姿を見ていたいと思う人もいるかもしれませんが、大ファンほど、自分があそこにいないという事が辛く感じるのではないかなぁ、と思いました。二人の大ファンの方に、あのレッドカーペットの演出がどうだったのか聞いてみたいです。

そして、映画が長過ぎる! 2時間50分ですよ!? この時間はシネコンの良い椅子でないと辛過ぎます。上映時間を考えても、子供向きではないですね。

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映画に出てくるアクセサリーの、こういうビーズとかネックレス、ペンダントなど小物が凄く凝っていて、可愛いですよね〜☆ 映画をよくわかっていない私でもちょっと欲しくなりました(*^-^)

パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト スペシャル・エディション パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち
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チンプンカンプンにならないように、予習おススメですexclamation

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posted by bakabros at 10:32 | 東京 ☔ | Comment(11) | TrackBack(78) | 外国映画

2007年05月16日

『主人公は僕だった』

stf006.jpgハロルドの人生は、悲劇作家が執筆中の小説だった。しかも結末は、主人公の死! 果たして彼は、人生のストーリーを書き直す事が出来るのか? 『主人公は僕だった』(『STRANGER THAN FICTION』)
ストーリーそのものは結構なファンタジーなのに、全体から細部に至まで現実感があり、無理なくスッと映画に入って行けるのは、それぞれの登場人物に添ったリアルな台詞の脚本と、演技派揃いのキャストのお陰でしょうか。
何故、主人公が僕だったのか? という謎は置いといて、話は軽いコメディタッチで進みます。その辺について行けるかと、ウィル・フェレルをどう思うかで、大分印象が変わりそうな気がします。ネットではあまり評判芳しくない様子ですが、私は結構好きな作品。ウィル・フェレルも好きだし(⌒∇⌒)☆ 彼の動きを目で追っているだけでも楽しいです。

stf01.jpg監督はマーク・フォースター。 『チョコレート』『ネバーランド』ときてこの映画。どれも印象がまるで違うので不思議な感じがします。

自分の作者を捜す主人公・ハロルド役のウィル・フェレルは、今まで観た中でも一番まともで普通(!?)な抑えた演技。それでもおかしさがこみ上げてくるようで、とても良かったです。今まで観た作品から、根っからのコメディアンかと思っていましたが、実は繊細で内省的な人らしいです。ますます気になりますね〜(^^)

stf02.jpg帝国主義の役人と恋に落ちる? 無政府主義の菓子職人・アナ役のマギー・ギレンホールは、ちょっとクセのある、芯のある自立した女性を、魅力的に演じていました。
ハロルドがアナにプレゼントを渡す場面はとってもキュートで素敵です☆

数字の男にアドバイスする言葉の男・ヒルバート教授を演じるダスティン・ホフマンは、ハロルドの話を鵜呑みにしていく辺りがちょっと無理があるような気もしましたが、その違和感をあまり感じさせずにググッと引っ張っていく存在感はさすが。

stf005.jpg登場人物を殺す手段に悩む作家・カレンにエマ・トンプソン。何をやらせても抜群ですね。作品を創り出す時の生みの苦しみ、自分の小説の主人公が実在している!? というとんでもない事態に遭遇し、最後に彼女の取る行動は、ちょっと意外な感じ。色んな事を考えさせられました。

作家の家に潜り込むスパイ、出版社が送り込んだ助手ペニー役にクイーン・ラティファ。エマ・トンプソンに引けを取らない存在感。

脚本はこれがデビューとなる新人、ザック・ヘルム。
まず、“自分にしか聞こえない声につきまとわれる男”のアイデアがあって、脚本が完成すると、多くの有名監督が関心を示したそうです。
脚本を書き上げる直前、ヘルムは劇中のカレンと全く同じように、ハロルドの物語を最終的に悲劇にするのか、希望を持たせるのか、という最大の難問に直面したそうです。
それで、あのラストなんですね。
公式サイトは小さな動きに凝っていて、いじっていると楽しいです。チョコチップクッキーをミルクに浸して食べたくなる事請け合い! なんとなくもう一度、映画も観たくなって来ました。

Stranger Than Fiction Stranger Than Fiction: The Shooting Script (Newmarket Shooting Script)
Stranger Than Fiction
Stranger Than Fiction: The Shooting Script (Newmarket Shooting Script)


カチンコ ウィル・フェレル、マギー・ギレンホール、エマ・トンプソン出演作品の感想記事
おさるのジョージ/Curious George』『奥さまは魔女』『プロデューサーズ』『メリンダとメリンダ』『ワールド・トレード・センター』『パフューム ある人殺しの物語』『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ

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posted by bakabros at 22:24 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(20) | 外国映画
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