2006年05月17日

『雪に願うこと』

『雪に願うこと』試写。
ばんえい競馬、輓馬という言葉はなんとなく聞いたことがある位でしたが、ばんえい競馬場を舞台にした映画という事で、北海道の大自然と馬が観られるのを楽しみにしていました。

まだ真っ暗な朝靄の中、煙のような白い息を吐き、体からモウモウと湯気を蒸発させる馬の姿は神々しくて美しかったですぴかぴか(新しい)

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ただ、ばんえい競馬のレースシーンの迫力が今ひとつ伝わってこなかったのと、訓練中や普段の馬の姿も引いた画が多くて、レースの晴れ舞台に編み込まれたたてがみとか、美しい瞳、綺麗な毛並みや肌艶とか、馬自体のアップがもっともっと見たかったです。
馬のそういう部分をあえて映さないということは、人間ドラマの方に焦点を当てているのだと思いました。

原作は相米慎二監督作『風花 kaza-hana』に続いて映画化となる、帯広在住の作家鳴海 章の小説『輓馬』。

輓馬 輓馬
“輓馬”とは、車、ソリなどをひかせる馬のこと。
“ばんえい競馬”とは、その“輓馬”のレース。
世界にたったひとつしかない北海道の文化遺産で、北海道開拓に活躍した農耕馬を使って農民たちが楽しんでいたお祭りがルーツ。騎手は馬ではなくソリに乗り、馬はそのソリを曳く。ばんえい競馬のゴールは鼻先でなくソリの最後端が通過するとき。馬体がゴールを過ぎていても、馬が止まってしまえば逆転も可能。最後まで目が離せない競馬なのだそうです。

ばん馬の戦場―北海道ばんえい競馬追跡行
輓馬祭
500kgから700kg以上にもなる重さをひくたくましい馬の姿はとても力強くて迫力があります。一度生で観てみたいでするんるん

第十八回東京国際映画祭でグランプリ、監督賞、最優秀男優賞、観客賞と史上初の四冠獲得。
「満場一致でグランプリは決まりました。審査員全員がこの作品を好きになった」という東京国際映画祭審査委員長のチャン・イーモウの言葉、とても期待させてくれますね。

yukinegaf.jpg帯広で“ばんえい競馬”の厩舎を運営する兄・威夫(佐藤浩市)のもとに、東京の会社を倒産させた弟・学(伊勢谷友介)が逃げるように身を寄せ暮らし始める。ばんえい競馬で成績が振るわずに処分される運命のウンリュウという馬との出会い、ふれ合いを通して、再生への道を探し、自分を見つめ直していく。
北海道の美しくも厳しい暮らしの中に、シンプルなストーリーが描かれていきます。

厩舎の賄い婦役の小泉今日子と、佐藤浩市の大人の関係はやけにリアルでした。
伊勢谷友介の演じる、事業の失敗の後始末も出来ない今どきの若者という感じも実にリアルで、主人公の優柔不断な不安定さが、見ていて心配になってきます。
伊勢谷友介という俳優さんは、『CASSHERN』と『嫌われ松子の一生』くらいしか観ていませんが、今回の煮え切らないダメ男役が一番はまっていたような気がします。

吹石一恵新選組 !位しかまともに演技を観たことはなかったのですが、純朴で真っ直ぐな性格が、北海道生まれの競馬の女性騎手という役柄にぴったりでとてもいきいきとしていました。彼女の出ているシーンはなぜかホッとします。

探偵物語 探偵物語
根岸吉太郎監督といえば、やっぱりこの映画ですカチンコ

風花 kaza-hana 風花 kaza-hana
原作者からいち早く手渡された「輓馬」を読んだ相米慎二監督が映画化を希望していて、その遺志を根岸吉太郎監督が引き継いだそうです。



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posted by bakabros at 13:52 | 東京 🌁 | Comment(2) | TrackBack(5) | 日本映画

2006年05月15日

『NANA』

『NANA』池袋サンシャイン劇場にて。
原作は集英社「クッキー」誌上で現在も連載中の人気漫画、NANA
“りぼんマスコットコミックス”本って、懐かし〜リボン

NANA-ナナ-FM707 NANA-ナナ-FM707

〜恋に恋する乙女ちっくな女の子、奈々と、失恋や挫折にも前向きに、夢に向かい生きるクールなナナ。
歳も20歳、新幹線の中での出逢いと、同じ部屋を下見に来ての運命的な再開。そして2人は同じ部屋で暮らし初める。〜


漫画ですねー! でも、漫画だと割り切って感情を入れて観ていくと、予定調和なストーリー展開にも結構ドキドキしてきたり、2人のNANAの恋模様を“三人目のNANA”として見守っているのが段々楽しくなってきます。
一番感情移入できるのは、女の子2人の生活の細かなディテールと、異性相手の恋愛とは別次元の、女同士の恋愛関係揺れるハート

2人が背を向けてそれぞれメイクをしながら、大切な事を語り合うシーンとか。
普段の生活の中で、女の子の一番楽しい事、重要なことはなんなのかとか、”女の子な気分”を上手く描いていると思いました。

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ただ、原作が漫画なのでセリフや設定がとてもキザでこっぱずかしい……。
特に男性キャラクターにあまり魅力が感じられませんでした。
松田龍平さんが良い役で出ているのに、彼の魅力が上手く出てなかった気がします。
ハチの恋人、章司役の平岡祐太さんは今までよく知らなかったのですが、原作ファンにとって、このキャスティングはどうなんでしょうか!? ハチが恋する相手としてはちょっと印象が弱かったような気がしました。
他の男優達もちょっとインパクトがなかったかなと思いました。

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宮崎あおいさんも、実はこの映画が初見でした。
犬っぽい鼻が可愛くて、存在感ありますね。21歳ですがすでに大女優の風格を感じます。次回作「初恋」も凄く楽しみです。

小松奈々(ハチ)を演じた宮崎あおいさんよりも、目が離せなかったのが、大崎ナナ役の中島美嘉さん。黒の縁取りアイメイクがクールで端正な顔立ちをより引き立たせていて、ハクがあるのにどぎつくない。あのメイクを真似してみたいけど、無理だ! と、蓮とのラブリーな入浴シーンでのスッピンのアップを観て溜息しました。可愛いなあ。素顔の方がずっと可愛いし綺麗ぴかぴか(新しい) ずーっと顔を見つめていたいです。目
すっかり中島美嘉ファンになってしまったのでした黒ハート

続編制作も決定したそうです! シリーズ化しちゃうんでしょうかexclamation&question

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posted by bakabros at 18:45 | 東京 ☁ | Comment(4) | TrackBack(14) | 日本映画

2006年05月10日

『陽気なギャングが地球を回す』

「陽気なギャングが地球を回す」試写。
原作は伊坂 幸太郎の小説、「陽気なギャングが地球を回す」。

陽気なギャングが地球を回す

アヒルと鴨のコインロッカー」、「チルドレン」は読んでいましたが、「陽気なギャングが地球を回す」はあえて読まずに映画を先に観ました。が、先に読んだ方が良かったかな……??

「ロマンのある銀行強盗」がポリシーの個性的な4人のギャング達を主人公に、スタイリッシュに描かれる犯罪コメディ。
それはよ〜くわかるんですけど、なにしろ、こっぱずかしい……。

日本人にはこういうの、とことん向いていない気がします。
「こういう感じの日本映画は、決まった試しがないよな」と振り返ります。
ファッションや映像で好きだったのは「鮫肌男と桃尻女」。
「陽気なギャングが地球を回す」を考える時に、なんとなく連想しました。

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セリフは原作小説のままの部分が多いのではと想像しましたが、映画観賞後に原作小説を読んだところ、やはりほとんどのキザなセリフは文中のままでした。
小説、活字のセリフって、そのまま使うのは凄く浮きますよね。
よっぽどの演技力がないと、ただの歯の浮くわざとらしいセリフになってしまう。そういう点では、佐藤浩市と鈴木京香は、どんな映画のどんな役で、どんなシーンのどんなセリフを発しても浮かないので、改めて凄いと思いましたぴかぴか(新しい)

大沢たかおは、「子ぎつねヘレン」の時、あんなに格好良くっていい男に見えたのに、今回の役にはなぜか魅力を感じませんでした。格好良いはずの役なんですけどね。

松田翔太は、松田優作そして松田龍平ファンとしては、注目のスクリーンデビューです。
素直な表情が可愛いですね☆ でも顔はお兄さんの方が好みかな黒ハート
これからどんな役者になるのかとても楽しみな存在です。

CGが多用されていますが、その使い方や見た目が中途半端に安っぽくて勿体ない気がしました。
あれなら使わない方が良かったんじゃないかと思ってしまいます。

監督は「パコダテ人」、「棒たおし!」の前田哲監督。
脇役が個性派揃いで、お遊びのようなちょっと出のシーンが贅沢で笑えまするんるん

映画「陽気なギャングが地球を回す」公式ガイドブック 映画「陽気なギャングが地球を回す」公式ガイドブック
映画本編よりも面白い! 絵コンテや、シナリオと実際の映像カットとの比較特集、伊坂 幸太郎書き下ろし「陽気なギャングが地球を回す」のその後の短編小説など、映画の裏側好きにはたまらない、濃い〜内容になっています。

陽気なギャングが地球を回す 陽気なギャングが地球を回す 漫画にもなってました。

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posted by bakabros at 23:02 | 東京 ☀ | Comment(5) | TrackBack(16) | 日本映画

2006年05月06日

「TAKESHIS'」

新文芸座にて「TAKESHIS'」鑑賞。
「オペレッタ狸御殿」との二本立てで観ました。
濃い二本立てだな〜、と心配していましたが、先に観た「オペレッタ狸御殿」が思いの外面白く、頭をほぐされた心地良い状態での鑑賞になりました。
こちらも「難解」と聞いていたので覚悟してしましたが、想像していたよりはわかりやすかったです。

TAKESHIS’ TAKESHIS’サウンドトラック

テレビ界の大物スターである“ビートたけし”と、売れない芸人でコンビニ店員のフツーの男、”北野武”の2人の主役が、虚構と現実を行き来してすれ違い、時に入れ代わる。
他の周りの登場人物も、ほぼ全員が1人2役以上を演じ分け、混乱させますが、結局いつも“武”の目線に戻ってくるので、“たけし”と“武”だけを見ていれば、割とすんなりと入ってくる、意外とシンプルなストーリーのような気がしました。

鈴木清遜監督の頭の中を垣間見たような「オペレッタ狸御殿」と同じく、こちらも北野武監督の頭の中を覗いているような、刺激的でとても興味深い映画ですが、「オペレッタ狸御殿」と違うのは、全てがミニマムにまとまって、内向的であること。タイトル通り、武ーTAKESHIS'ーの頭の中身を見せたいけれど、そのままやるのは恥ずかしいのでわざとわかりにくくしました、という印象を受けます。

特にストーリー、メッセージ、言いたいことはないけれど、TAKESHIの心の叫びがスクリーンの向こう側から聞こえてくるような。

それはとても個人的で、独断的な気もしますが、こういう映画を撮れるのも、これまでの北野武監督の業績があるからこそだとも思いました。
監督も「『座頭市』でちょっと儲かったから、「好きな映画を撮らせて」って言って、撮らせてもらったんですけど、」と言っているし。
撮影中、体調が悪く、躁鬱がひどかったとかで、「ちょっと狂ってるけれど、オレは大傑作だと思ってる」んだとも。

明らかに台本なしのアドリブと思われるシーンや、自身のバイク事故を連想させるシーンなどにはドキドキさせられます。

その独りよがりも、恥ずかしがりも、冷たい叫びも、全て丸めて“武”監督の魅力です。彼の大ファンなので、「表情を観ているだけでもいい」というのもあります。

次は一体どんな作品を撮ってくれるのか、どんな作品を作ろうとも、取りあえず観るよ!と思える、とても魅力的な、数少ない監督さんの1人です。

TAKESHIS' TAKESHIS'
TAKESHIを500%体感するためには、最低5回は観なければカチンコ
濃いキャストの中で、木村彰吾さんが気になりました。

別冊カドカワ(総力特集)北野武 イチロー×北野武 キャッチボール 武がたけしを殺す理由 黒沢明、宮崎駿、北野武―日本の三人の演出家 
別冊カドカワ(総力特集)北野武
イチロー×北野武 キャッチボール
武がたけしを殺す理由
黒沢明、宮崎駿、北野武―日本の三人の演出家

余生孤独時効異形北野武「光」
北野武がSIGHTの連載だけに語った言葉、表情を多数収録した大好評の自叙伝シリーズ。
学生の頃にビートたけしのエッセイ本を読んで、自分の人生、生き方の基本が揺らぐ位、ガツンときた覚えがあります。普段自分のこと、本心を語らないからこそ、ふいにこぼれる言葉に感銘させられます。

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posted by bakabros at 23:59 | 東京 ☁ | Comment(4) | TrackBack(6) | 日本映画

2006年05月04日

「オペレッタ狸御殿」

「オペレッタ狸御殿」を観ました。
鈴木清順監督の作品を観るのはこれが初めて。
「凄いらしい」「ぶっ飛んでいる」と噂に聞いていましたが、想像以上に面白かったです。思いの外わかりやすく、ミュージカルなのでセリフでストーリーを説明してくれるし、歌詞もはっきりとして聞き取りやすかったです。

オペレッタ狸御殿 オペレッタ狸御殿

まず、驚いたのは場面転換の鮮やかさ! 素早さ、思い切りの良さに胸の空くような想いです! 歌舞伎や能のようでもあり、舞台劇のような書き割りのセットとCGとのコラボレーションの絶妙さ加減には感嘆します。

特に、CGの使い方が素晴らしい。油絵や水墨画、屏風画から抜け出してくるような、役者と背景、CGの使い方には目から鱗がポロポロ落ちます。
そんなリアルなVFX紙芝居のような、絵巻物世界の中で、一番驚くのは、そのひとつひとつのアイデアです。監督の頭の中に浮かぶアイデアを、次々と、出来る限りの技術と想像力で、そのまま映像にしてみました、という、監督の頭の中を覗いているような興奮と刺激の111分
それはただの舞台とも違う、総合芸術という名にふさわしい数少ない作品だと、映画を観ていて初めて思いました。

映像、楽曲と、衣装がまた素晴らしいです。
狸姫の絢爛豪華な十二単、ハワイアンのようなフリンジのドレス、海辺のローブまで、時代劇とは思えない華麗な衣装の数々にうっとりぴかぴか(新しい)

チャン・ツィイーは、お着物を着てもさすがに体の動きが美しくて見惚れます。その歌声は素直で愛らしく、観ているだけで微笑んでしまいます。
オダギリジョーは、今から二年前とは思えない程、細面で若々しくて、雨千代という役柄にぴったり。甘い歌声で、歌も結構いけます。

チャン・ツィーが中国語で歌い、オダギリジョーが日本語で応える。
バックは極彩色のバーチャル絵巻物。そんなトンデモな世界観なのに、全てが上手く溶け合って、奇妙で不思議な国のおとぎ話に。
とても心地良く楽しい、夢のようなひと時を過ごさせてくれるオペレッタでした♪

この2人のデュエット曲「恋する炭酸水」のポップな歌詞とメロディがキュートで、頭の中でいつまでもリフレインしまするんるん 歌詞がとても可愛いです黒ハート
チャン・ツィーが赤、白、緑のフリンジの衣装で、オダギリジョーと歌い踊るシーンは素敵すぎますかわいい

ソーダ水の 雨があがって 
レモン色した たそがれのとき
みつめるふたり 瞳すきとおって
このすきとおった こころで キスしたい

冷たいのどごしと ほのかに のこる 甘い香り
あなたなしで 生きてゆけない

ソーダ水の 雨があがって
いちご色した たそがれのとき
ほほえむふたり くちびるがきらめいて
このきらめきを 消さずに キスしたい


オペレッタ狸御殿 オリジナル・サウンドトラック オペレッタ狸御殿 オリジナル・サウンドトラック
大島ミチル白井良明東京スカパラダイスオーケストラによる御機嫌なナンバーに夢見心地ぴかぴか(新しい)
公式サイトで、オダギリジョーとチャン・ツィイーバージョン、デュエットバージョンを聞く事が出来ます。

オペレッタ狸御殿 プレミアム・エディション オペレッタ狸御殿 プレミアム・エディション 

平幹二朗、由紀さおり、薬師丸ひろ子といった脇を固める俳優陣も楽しそうに演じています。スクリーンの向こう側に入り込んで、一緒に歌いたくなる、これこそオペレッタるんるん

“狸御殿”とは、1940〜50年代の日本映画黄金期に、“オペレッタ喜劇”として日本中を夢と涙と笑いで包み、映画各社が競って看板女優を起用、製作した大ヒットシリーズ。青春時代にこのシリーズに魅せられた鈴木清順は、“狸御殿” がその後の監督人生の念願の企画になったのだそうです。
狸御殿シリーズの中でも美空ひばり主演で大ヒットした「七変化狸御殿」「大当り狸御殿」などが有名です。
鈴木清順監督の「オペレッタ狸御殿」では、なんと美空ひばりがデジタル出演! セリフや歌声までデジタルで再現されています。観る前は驚いたけれど、結構ちゃんとしていて、デジタルと言われてもわからない程よく出来ていました。ひばり好きにはたまらないexclamation&question

七変化狸御殿 大当り狸御殿
七変化狸御殿 大当り狸御殿

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posted by bakabros at 23:39 | 東京 ☀ | Comment(5) | TrackBack(11) | 日本映画

2006年03月14日

「子ぎつねヘレン」

「子ぎつねヘレン」試写。土曜日の試写会で子供が多いかな? と思ったら、ほとんどが大人。しかし映画は子供向け。久し振りに子供向けに丁寧に作られた映画を見て、初めはちょっとひきましたが、段々慣れてきました。

子ぎつねヘレン・フォトブック 子ぎつねヘレン・フォトブック

とにかく子ぎつねの可愛らしさには顔がほころびます。そして、目や耳が不自由な様子が演技でなく、本当に本物のように見えるのには驚きました!
病気の為何度も痙攣するシーンがありますが、本当に痙攣しているようにしか見えなくて可哀相になりました。
公式HPに「本物の子ぎつねとアニマトロニクスとCG映像を駆使しての撮影」と書いてありましたが、全然わからなかったです。これにもびっくり!
一番印象的だったのは、子ぎつねの鳴き声です。母キツネを呼ぶその声は、仔猫や仔犬のように可愛い鳴き声ではなく、切羽詰まった、本当に切ない、絞り出すようにけたたましい声で、胸に迫るものがあって、ドキッとします。放っておけなくなりますね。

子ぎつねヘレンがのこしたもの 子ぎつねヘレンがのこしたもの 
獣医・竹田津実氏が拾った子ぎつねを介護し見守った記録。映画の基となった原作です。

映画は、子ぎつねの物語というよりは、子ぎつねを助け育てようとする少年の成長物語という感じなので、思ったよりもキツネのシーンは少なかったのですが、その代わりに犬のロッシ犬が大活躍! ただの食い意地のはった食いしん坊犬かと思いきや、匂いを嗅いで人を探して走ったり、ほふく前進まで出来る! 何頭かいてシーンごとに別犬なのかな? と思いましたが、ロッシはテレビドラマ「愛犬ロシナンテの災難」にも出演していた犬なんですね。本当に芸達者で愛嬌のある仕草に、撮影中に出演シーンも増えたんだとか。

主演の深澤嵐は可愛くて良いですね。大沢たかおは、今まで線の細い印象だったのですが、子供とのシーンが多いせいか、つなぎ姿の為か、とても体が大きく、たくましく見えて男っぽく感じました。小林涼子は自然な演技が凄く上手でした。これからが楽しみです。

子ぎつねヘレン 映画のノベライズ本です。
子ぎつねヘレンの10のおくりもの 映画「子ぎつねヘレン」の絵本です。
子ぎつねヘレンとゆかいな仲間たち 子ぎつねヘレンとゆかいな仲間たち なぜか吉本とコラボレイトわーい(嬉しい顔)

子ぎつねヘレンができるまで 『子ぎつねヘレン』のメイキングDVD。主演の大沢たかお、松雪泰子ら出演者インタビューや舞台裏を紹介します。

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posted by bakabros at 22:43 | 東京 ☁ | Comment(7) | TrackBack(19) | 日本映画
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