2007年08月17日

『遠くの空に消えた』

子供時代に本気で信じていたこと。本当に望めばそれが真実になっていくこと。そんなピュアな気持ちを思い起こさせてくれる『遠くの空に消えた』。普通に子供達の物語として観ると、色んなものが残りそうだけど、「奇跡」「ファンタジー」という言葉のコピーがついた途端に色あせてしまうような感じがして、ちょっと余計で勿体ない気がします。

遠くの空に消える前 遠くの空に消えた
遠くの空に消える前 映画のメイキングディスク。制作現場に完全密着50日、撮影総時間240時間。本編では使われなかったシーンや撮影の裏側に迫る、リアルだけど夢のような、まるでフィクションみたいな、遠い記憶のような記録。
遠くの空に消えた 映画のノベライズ本。

tokuno03.jpg『世界の中心で、愛をさけぶ』、『春の雪』の行定勲監督が8年間あたため続けたオリジナルストーリー。
田舎の村の空港建設計画に巻き込まれ翻弄される村人達。そこで子供たちがみせる抵抗。
いつかどこかで見たような風景は、岩井俊二監督の『スワロウテイル』を、小学校の先生が森へ消えた光りの物体を探しに行くところは、『北の国から』を思い出してしまいました。
雰囲気はあるけれど、奥行きが感じないというか、なかなかその世界観に入り込んで行けない感じ。
それでもそれなりに映画の世界を楽しんだのですが、TVの予告編も、キャッチコピーも、全てがこの映画を観た時の気分や気持ちと大きく隔たりがある感じがして何だか変な感じ。
予告編ではアレを見せても良いの!? というものが映るし、キャッチコピーの意味あいが、自分が映画を観て思った解釈と違うのも気になります。
先入観を入れずにピュアな気持ちで観たら、映画の世界がどんどん自由に羽を広げていくような作品だと思いました。

tokuno02.jpg主演に神木隆之介、大後寿々花、ささの友間と、今をときめく天才子役が集結。
神木隆之介さんは、身長も伸び、少し声変わりしてきて、大人に近づいている最後の少年期という感じでとても貴重な瞬間を観ている気がしました。
大後寿々花さんは、『SAYURI』の時よりもずっと子供っぽく見えてとても可愛かったです。
ささの友間さんは、すっごくイイ顔してますね〜! お父さんの笹野高史さんにそっくり(^^) 走る姿も最高に格好良かったです。あんなに本気で綺麗に走る俳優さんを初めて観た気がして、彼が走っているだけで感動してしまいました。

tokuno01.jpg大人になった亮介役に柏原崇さんというキャスティングも良かったです。
そして、大人になったヒハルと公平の姿を見せなかったのもホッとしました。
キャストは他にも小日向文世、鈴木砂羽、伊藤歩、長塚圭史、田中哲治、石橋連司、大竹しのぶ、三浦友和さんと凄いメンバー。チャン・チェンさんは観ている時は誰だかわからなかったのですが、『2046』『百年恋歌』『グリーン・デスティニー』に出演されていました。



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posted by bakabros at 21:59 | 東京 ☁ | Comment(2) | TrackBack(13) | 日本映画

2007年08月13日

『大日本人』

ダウンタウンの松本人志が企画・脚本・主演を兼ねて映画監督デビューした作品、『大日本人』。どこか一つくらいはクスッと笑えるシーンがあるかもしれませんが、その仕上がりは誰にもお勧め出来ませんσ(^_^;)が、なんともいえない不可思議な体験は出来るかもしれません。あくまでテレビの延長線上の笑いを追求するというコンセプトらしいので、それなら目論み通りかと。松っちゃんのコントの毒味は、テレビで見るから面白く、丁度良いのかも!?

大日本人オフィシャルガイド (日経BPムック) 大日本人アート&シナリオブック
大日本人アート&シナリオブック
大日本人オフィシャルガイド (日経BPムック)

「松本人志が映画を撮っている」それだけでもビッグニュースでしたが、公開まで映画の内容を全く明かさなかったり、2007年カンヌ国際映画祭「監督週間」部門正式出品など、もの凄い話題と注目を集めて興味津々でした。
最近はTVでコントを見る機会もなくなりましたが、ダウンタウンや松本人志さんのコントの、シュールで独特な笑いのセンスが面白く、好んでよく観ていた時期もありました。

dainipponjin.jpg前半、大佐藤にテレビクルーがインタビューしているという設定や、実際「大日本人」に変身するまでの過程を、じりじりと気を持たせて見せて行く展開には引き込まれていきます。
「大日本人」に変身して敵と戦うシーンはまだなんとかついて行けますが、敵が現れるとまず出る妖怪辞典とか、要所要所に違和感がありました。
ドキュメンタリータッチでリアルに描かれる大佐藤の日常と、「大日本人」の戦闘シーンとにギャップがあり過ぎて、その不安定な感じのままどうなるのかと思ったら、ラストで急にコントになってしまい、異次元へ飛ばしてしまったのが残念でした。

dainipponjin1.jpg防衛庁の特殊部隊が大佐藤の寝込みを襲撃するシーン、TVでちらっと見ていて、勝手にその裏にあるストーリーを想像して膨らまして期待してしまっていたのですが、なんてこともない意味のよくわからないシーンだったのでちょっとがっかり。

「大日本人」という孤高のヒーローの表と裏という面白い題材を丁寧に描いて行くのかと思いきや、尻切れとんぼで落とし前をつけない終わり方には物足りなさと勿体なさを感じます。

休日の映画館には家族連れも目立ち、子供は小学校低学年から中学生、高校生、そして年配の方まで色んな年代が揃う客層で、それも意外でした。
小学生は時々(主に下ネタで)爆笑しながらも最後までじっと鑑賞していて、見終わった後も満足げな感じで、それもまた意外。
TVで今コントなどはやっていないと思うのですが、松本人志の笑いを受け止める素地があるんですね。

竹内力、UA、板尾創路、神木隆之介というキャストと、松本人志の組み合わせは面白かったです。特にUAさんの演技というか、普通に喋っているところを今まで観た事がなかったので新鮮でした。

もし松本人志さんがもう一本映画を監督するならば、今度は本人はスクリーンに登場せず、監督に徹して、作品その物をじっくりと味わってみたいなと思います。

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posted by bakabros at 14:20 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(3) | 日本映画

2007年08月08日

『それでもボクはやってない』

『それでもボクはやってない』 日本の裁判制度を真摯に考えさせられる143分。淡々と進む裁判の過程を見守るのは疲れますが、裁判と共に人生勉強にもなりました。

それでもボクはやってない スタンダード・エディション それでもボクはやってない スペシャル・エディション(2枚組)
それでもボクはやってない スタンダード・エディション
それでもボクはやってない スペシャル・エディション(2枚組)

『シコふんじゃった。』『Shall we ダンス?』の周防正行監督による11年ぶりの最新作。

soreboku01.jpgある青年が通勤電車の車内で痴漢に間違われ、その後1年にわたる裁判を経験していく姿を通して、日本の刑事裁判制度の問題点を明らかにする“とことん社会派”な作品。

周防監督が実際にある“痴漢冤罪事件”を報じる記事に関心を持ち取材を進める過程で、現在の刑事裁判のあり方そのものに疑問を抱き、3年以上に及ぶ徹底的な取材・調査から作り上げられたというだけあって、裁判に巻き込まれていく人達のリアクションや、裁判に関する細かいディテールがとてもリアルに丁寧に描かれていてとても興味深かったです。

「痴漢に間違われる」という事態は、考えてみる以上に実際意外と多いことなのかも? と映画を観て思いました。そして、間違われた男性のほとんどが、本当は「やっていなかった」としても、起訴から逃れる為に「やっていた」事にしてしまうのかもしれないと思い、複雑な気分になりました。

soreboku02.jpg映画はとても真摯な目線で語られます。主人公と一緒に裁判を疑似体験しているようで、終始緊張状態を感じ多少疲れますが、最後まで物語の行方に引きつけられて、見終わった後はドキュメンタリーを観たような充足感と心地よい疲労感を感じます。
冤罪についてとても身近に、真剣に考えさせられる映画でした。
加瀬亮さんは、周防監督が仰っていたように、本当にどこまでも普通なところがこの役柄とストーリーにぴったりだったと思います。
キャストは、お久しぶりの鈴木蘭々さんや、山本耕史さん、田中哲治さん、光石研さん、尾美としのりさん、大森南朋さん、唯野未歩子さん、もたいまさこさん、清水美砂さんに本田博太郎さん、竹中直人さん、小日向文世さん、役所広司さんともの凄い豪華メンバーの芸達者揃いで見応えありました(^^)!

それでもボクはやってない―日本の刑事裁判、まだまだ疑問あり! それでもボクはやってない―日本の刑事裁判、まだまだ疑問あり!

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posted by bakabros at 21:36 | 東京 🌁 | Comment(2) | TrackBack(10) | 日本映画

2007年07月28日

『夕凪の街 桜の国』

『半落ち』、『出口のない海』の佐々部清監督作品『夕凪の街 桜の国』。『カーテンコール』の実直真面目な作り方の印象が残っていたのですが、今回の漫画原作の実写映像化という形が、佐々部清監督によく合っていたように思いました。
TVドラマのような、違和感のあるクローズアップに何度か戸惑いましたが、全体的にとても真摯な姿勢で丁寧に描かれている作品で、見応えありました。
戦争というもの、原爆というもの、家族のルーツ、綿々と受け継がれて行く命というものの素晴らしさ、また儚さについて、深く考えさせられました。

yunagi.jpgこの映画は、原爆投下から13年後の広島を舞台に、一人生き残ってしまった自分を恥じながら、原爆症の発病の恐怖を抱えて生きる女性・平野皆実(麻生久美子)の葛藤を描いた「夕凪の街」と、現代の東京を舞台に、皆実の弟・旭の娘である七波(田中麗奈)が自分の家族のルーツを見つめなおしていく「桜の国」の二部構成になっていて、その2つのストーリーが時に交わり、溶け合い、繋がっていきます。

それぞれの時代をきちんと丁寧に描く事で、その時にあった出来事や歴史が、確実に今現在と繋がっているという事を体感させてくれる映画だと思いました。

「夕凪の街」の皆実は、会社帰りに河川敷でパンプスを脱ぎ、裸足て家まで帰ったり、遠く離れて住む弟に会いに行く為にと倹約に余念がなく、行き帰りの靴がへらないようにと、竹の皮で草履を編んだりする。
現代の同年代のOLとは、まるでかけ離れたその生活の様子に衝撃を受け、その考え方、生き方そのものがとても力強く思えて、生命力に圧倒されます。

sakura.jpg「桜の国」の七波(皆実の姪)は、素直に真っすぐ育った普通の現代っ子。不審な行動をする父親の後をつけ、広島へ行った事によって、両親・祖母や家族の過去を知り、それが確実に自分へと繋がっているという事、自分のルーツを知っていきます。

麻生久美子さんと田中麗奈さん、中越典子さんといったキャスティングがとても良かったと思います。
男優陣も、皆実の弟役(青年時)の伊嵜充則さん(実際は麻生久美子さんより1つ年上!)、皆実の同僚打越豊役の吉沢悠さんも昭和30年代に似合っていて良かったです。

主人公達の視線、台詞がとても地に足の着いたリアルなものであるために、ドキッとさせらるシーンがいくつかありました。
それは、原爆に遭ってから10年後に原爆症を発病し、倒れる皆実の「原爆を落とした人は、ちゃんと『やった! また一人殺した!』って喜んでくれてるのかな」という台詞。
そして七波が昔の友人に街で偶然出会った時に、心の中で「本当は会いたくなかったな」と思うところとか。絶対に人には言えない、口にする事のない言葉、心の中で想っている本当のところが胸に突き刺さってきました。

夕凪の街桜の国 夕凪の街桜の国
平成16年度文化庁メディア芸術賞マンガ部門大賞、第9回手塚治虫文化賞新生賞を受賞した、こうの史代さんの原作漫画。

映画を観た後に原作漫画を読みました。「夕凪の街」も「桜の国」も、思ったよりもずっと短い短編でした。そして映画を観て感じた事と気持ち、そのままそっくりまた漫画を読んで感じました。
台詞も、シチュエーションも漫画のコマ割り通りに、シーンの切り替えまでが原作漫画に忠実に再現されていて、過不足もあまり感じませんでした。
この短く簡潔な原作漫画の完成度の高さを、改めて感じました。

広島のある日本のあるこの世界を
愛するすべての人へ


観て欲しい映画、読んで欲しい漫画です。


夕凪の街桜の国―小説
「夕凪の街 桜の国」オリジナル・サウンドトラック


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posted by bakabros at 18:14 | 東京 🌁 | Comment(6) | TrackBack(27) | 日本映画

2007年07月24日

『武士の一分』

『武士の一分』 ”武士の一分”とはなんなのか? 結局最後まで「一分」の意味がよくわからなかったのでしたσ(^_^;)

武士の一分 豪華版(S) (5万セット限定 3大特典付) 武士の一分
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武士の一分
小藩の下級武士の三村新之丞(木村拓哉)は、妻の加世(檀れい)とともに幸せに暮らしていた。しかし、藩主の毒見役を務め、失明してしまったことから人生の歯車が狂い始める。妻が番頭の島田(坂東三津五郎)といい仲であることが判明し、絶望のなか離縁を決意。愛する妻を奪われた悲しみと怒りを胸に、新之丞は島田に“武士の一分”を賭けた果し合いを挑む。

ichibun.jpg藩主の毒味役という役目はなかなか面白い設定だと思います。この「毒味役」というものについてはほとんど資料が残っていなかったため、細部は想像によって作り上げたらしいです。
結構この毒味のシーンが淡々と据え置きカメラで描かれるのですが、どうせよくわからないなら、もっと大胆に、面白く見せてくれたらなと思いました。食材から厨房での調理、その一品が毒味役の膳に置かれるまでを、お皿を追って行くようなカメラワークで臨場感を出すとか。もっとダイナミックにドラマチックに見たかった気がします。

映画全般については、その時代の雰囲気とか生活感は結構リアルに描かれていたと思います。自宅でのご飯のつくり方とか食べ方などは興味深かったです。

これが映画初出演の宝塚出身の檀れいさんはたおやかで時代劇にしっとりと合っていて、良かったと思います。その落ち着きぶりから木村拓哉さんよりも大分年上に見えてしまったのですが、実際は壇れいさんが1つ上でした。
2006年度の助演男優賞をこの映画で受賞された笹野高史さんもとても良かったです。
木村拓哉さんは、盲目となりながらも上役に果たし合いを挑むという難しい役所に挑戦し、新しいキムタクを見せてくれました。ただ、どうにも時代劇の格好が似合わないというか、違和感はずっとありましたね。最初から最後まで「木村拓哉」でした(^▽^;)

山田洋次監督による『たそがれ清兵衛』
『隠し剣 鬼の爪』に続く藤沢周平原作時代劇の第3弾。
隠し剣秋風抄 隠し剣秋風抄 原作の「盲目剣谺返し」収録

2作とも観ていないのですが、山田洋次監督作品一覧を見ていて、これまで一本も映画館で観た事がない事に気がつきました。TV放映される『男はつらいよ』と『釣りバカ日誌』をチラ見する位。『たそがれ清兵衛』『隠し剣 鬼の爪』は観たいと思いつつ見逃していました。

たそがれ清兵衛 隠し剣 鬼の爪 山田洋次×藤沢周平―『たそがれ清兵衛』『隠し剣 鬼の爪』にみる時代劇の新境地
たそがれ清兵衛
隠し剣 鬼の爪
山田洋次×藤沢周平―『たそがれ清兵衛』『隠し剣 鬼の爪』にみる時代劇の新境地

%(パーセンテージ) 木村拓哉写真集 -武士の一分- 一分 TAKUYA KIMURA
%(パーセンテージ) 木村拓哉写真集 -武士の一分-
全126カット、レアな写真が満載の144ページ。映画、仕事、プライベートまでを語り尽くした1万5000字ロングインタビューも同時収録。
一分 TAKUYA KIMURA
『武士の一分』撮影中の毎日、一日の終わりにビデオカメラと日記帳が記録した71日分の言葉。
ロングインタビューや貴重なオフショットも含めて構成した、木村拓哉のビジュアル・ダイアリー

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posted by bakabros at 17:11 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(6) | 日本映画

2007年06月22日

『憑神』

『憑神(つきがみ)』に憑かれる運の悪い男・別所彦四郎。何をやらせても上手いと思っていた妻夫木聡さんですが、丸くて可愛い顔立ちがコミカルな幕末の下級武士役には合わなかったのか、ちょっとコスプレに見えてしまう!? でも、そんなお顔を見ているだけでも、和んでしまう魅力は健在(*^-^)

メイキング 憑神 メイキング 憑神
憑神の妻夫木聡―映画「憑神」オフィシャルフォトブック

降旗康男監督とベストセラー作家・浅田次郎が『鉄道員(ぽっぽや)』以来8年ぶりにコンビを組み、妻夫木聡主演で贈る痛快時代活劇。

憑神 憑神
憑神 憑神 浅田次郎さんの原作小説。

tsukigami.jpg降旗康男監督の作品は、最近では『単騎、千里を走る。』の日本パートくらいしか観ていません。浅田次郎原作の映画は、『地下鉄(メトロ)に乗って』のストーリーが納得いかなかったのですが、今回は妻夫木聡さん主演の時代劇という事で、気持ちも新たに鑑賞してみました。

映画は幕末を舞台に、災いの神様、貧乏神・疫病神・死神に取り憑かれてしまい、三人の神様に振り回される下級武士の姿をコミカルに描いたもの。
妻夫木聡さんは好きだし、カワイイのでそのお顔を見ているだけでも良いっていうのはありますが、時代劇の、しかもコメディ演技はどうなんだろう……。他の人が演じるよりは勿論良いとは思うのですが、彼の良さがあまり出ていないというか、いまいち光っていなかった気がしました。

tsukigami3.jpg災いの神様を演じる西田敏行さん、もの凄くぴったりのキャスティングなのに、なんだか乗り切れないような。演出のせいなのでしょうか? 
赤井英和さんは、普段のキャラクターのイメージが強いせいか、素顔が垣間見えてしまってお芝居に入り込めなかったです。
そんな中でもバツグンに光っていたのが森迫永依さん。CMや実写版2時間ドラマ『ちびまる子ちゃん』での演技力とあの笑顔にすっかりファンになっていたのですが、彼女はやっぱり凄く良かったですね〜! 可愛いだけじゃない自然で確かな演技と、惹き付ける力がスゴイ。彼女と妻夫木くんのシーンはどれも全部良かったです。

tsukigami2.jpg佐藤隆太さんは、初めうるさいなぁと思ったのですが、段々面白くなってきました。最終的に、1人で笑いどころを持って行った感じ。
佐々木蔵之介さんが演じた主人公の兄・別所左兵衛役の、だらしがないけれどポリシーはしっかり持っていて、実は一番生きる力があるように思える役柄が興味深く面白かったです。佐々木蔵之介さんも今まで見た事がないような演技と表情で、凄くよかったです。

ラストの、あれはなんなんでしょうか? あれ、必要だったのかなぁ??
「今と繋がる」という事を描くのは悪くないとは思うけれど、本人は出て来なくてもいいと思うのですが……。ファンにとっては嬉しかったりするものなのでしょうか??

御利益(初回生産限定盤) 御利益(初回生産限定盤)
意外にも、時代劇に米米CLUBの主題歌がぴったり! ノリが良くて映画の雰囲気とも良く合っていて、作品のカラーを強く印象づける良い主題歌だなぁと思いました。

カチンコ降旗康男、浅田次郎、妻夫木聡、夏木マリ、佐々木蔵之介、鈴木砂羽、佐藤隆太 関連作品の感想記事
単騎、千里を走る。』『地下鉄(メトロ)に乗って』『どろろ』『涙そうそう』『真夜中の弥次さん喜多さん』『春の雪』『さくらん』『シュガー&スパイス 風味絶佳』『電車男』『スクラップ・ヘブン』『力道山』『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ

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posted by bakabros at 12:32 | 東京 ☀ | Comment(7) | TrackBack(30) | 日本映画
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